この記事を書いた人 

山口修喜(Nobuki Yamaguchi)

北米に17年間住み、カナダ、ブリティッシュコロンビア州の公認臨床心理カウンセラーとして7年間働く。

帰国して、海外の最新トラウマセラピーを支援者に講座で伝え続けている。

 

 

ぽむ
ヨガやったことな〜い。

 

山口のぶき
ぽむ〜、お昼寝のあと、いつも伸びしてるやん。

 

ぽむ
ヨガって、そんな感じでいいのか。

 

 

何千年の歴史があるヨガ。

果たして、トラウマ回復にも
その効果は発揮されるのか?

結論からいくと、
「効果がある」ということ。

ただ注意点もあるので
その辺も、お伝えします。

 

ヨガでトラウマは克服できるのか?

 

トラウマ研究の第一人者の
Van Der Kolkも
ヨガとトラウマの関係を研究しています。

彼の共同研究者でもある
David Emersonらの著書
「トラウマをヨーガで克服する」を参考に。

ヨガを通じて、
トラウマによって体にしみついた
嫌な体の感覚と仲良くなることで、
トラウマを乗り越えることが出来る、
と主張しています。

 

 

トラウマのサバイバーにとっての
ヨガの4つのポイントが書かれています。

それに私なりにコメントしてみました。

この4つのポイントが
トラウマから回復する大事な要因とも言えます。

トラウマに逢うということは
この4つにダメージがあるとも言えそうです。

 

● とにかく「今」を感じること

虐待があったりすると
サバイバルするために
今を感じなくしますよね。

酷ければ酷いほど、
今を感じなくする。

ヨガは今を感じれるように育てていく
プロセスでもあるわけですね。

 

● 選択をすること

被害にあうということは
選択が極端に少ないということ。

加害者に従わなければ
いけない場合が多いですよね。

そこには選択肢がない。

ヨガをする時も
うまくやることより、
先生の真似ができることより、

自分でどこまで動かしたいか
という選択が大事なのだと思う。

 

● 効果的なアクションを重視すること

トラウマって
とりたい行動が取れなくなること。

例えば、闘うこと、逃げること
無視すること、いやな顔すること、
文句を言うこと、など。

動きたいように、
やりたいようにやる、
その感覚を育てることかもしれません。

 

● リズムを大事にすること

体の自然なリズムと言いますか、
神経系の自然なリズムが
崩れるのがトラウマとも言えます。

ヨガやセラピーでは、
このような自然なリズムを
育んでいくことをやっていきます。

 

「育てる」って言葉を使ったなぁと
今気づかされました。

トラウマからの回復は、
失ったもの、大事なものを
「育てる」ということだと感じます

あともう1点は、
ヨガでなければいけない
とは思いません。

「ヨガ的なこと」が
トラウマ回復では大事ですよって話です。

 

 

ヨガの先生を選ぶコツ

 

虐待やトラウマのサバイバーさんが
ヨガの先生のレッスンを受ける場合、
以下のことを注意してみてくださいね。

まず、先生が少しの時間でも
「打ち合わせ」に応じてくれない場合は
避けるべきでしょう。

打ち合わせ、と言うのは、
例えば、途中つらくなったら退出していいか、
体に触るのは避けてもらえるか、など。

性被害のサバイバーさんにとって
触れられることが嫌な場合もありますよね。

とにかく柔軟に、可能な限り、
こちらの要望に
答えようとしてくれる先生を選ぶ。

結構テンションが高すぎる先生もいるし、
柔軟ではない先生もいますよね。

侵入的な先生もNGですよね。

落ち着いていて、
声を聞くと癒されるような
先生がいいかも。

ヨガのレッスンは女性ばかりで
行きづらいという男性の方などは、
ヨガのDVDなどを買われて
家でするのもいいかもしれない。

最近では、youtubeとかでも
たくさん動画がアップされてます。

 

 

ヨガをカウンセリングで勧める

 

たまにクライアントさんに
ヨガを勧めることがあります。

ある男性のクライアントさんが
3回目のカウンセリングに来られた時に、
自宅でヨガのDVDに合わせて
ヨガをするのが習慣になったと言われました。

落ち着ける。
仕事で疲れにくくなった。
気分がよくなる。

その効果を伝えてくれました。

とにかく感じることが大事。
強迫的に、ヨガを「頑張って無理して」やっても
あまり効果がないような気がします。

あるクライアントは、
ヨガを数回やってみた、と伝えてくれました。

彼は頑張り屋で、
完ぺき主義のところがありました。

とにかく先生や周りに合わせて
「頑張って」ヨガをやった。

効果があるどころか、
「疲れた」らしい(笑)

 

 

なんとも彼らしいと思いましたが、
私は「頑張る」より「感じる」のが
ヨガなのではと伝えました。

ヨガをすることで
「運動」の効果もあると思いますが、
大事なことは「体を感じる」ということ。

身体感覚を育て、トラウマからの回復の
お手伝いをしてくれるのです。

ヨガなどを普段からやっておられる
クライアントさんは、身体感覚が発達しており、
トラウマの回復も比較的早いことが多いです。

身体感覚があることにより、
セラピーでのトラウマのプロセスが促進されます。

 

 

コメント頂きました

 

みか(土曜日, 19 11月 2016 06:20)

凄く納得しました!
すごく毎日落ちている時期がありました。
その時ヨガをする機会があって、
今までに無いくらい体の力を抜けました。
こんなに力を抜いた事はないんじゃないかくらい抜けて、
すごくびっくりしました。

他の先生のヨガも受けたのですが、やはりそんな風にはなれず、
その先生だから、そこまでの脱力になったし
リラックスになったんだとおもいます。
その先生は、無理してポーズをとらないでいいです。
自分の体がここちいい事に集中してください。
自分の呼吸がここちよくできているかに集中してください、
と常にいってくれ、無理せず、リラックスしてできます。

あーこれ、病院でも、治療の一つであれば、
楽になる人も多いだろうなって感じました。
だから、凄く共感します。ずっと行ってなかったけど、
仕事が休みの日いってみようかな。

 

ぽむの山口です(土曜日, 19 11月 2016 17:30)

みかさん
ヨガで力が抜けて、リラックスできるんですね!

その先生と出会えてよかったですね。
教えてくれてありがとうございます。

 

 

薬物療法とヨガ、どっちがPTSD症状を減らす?

 

研究者のバンデルコーク博士は、

今までのこの分野に関する研究論文、
効果測定をやったものを
レビューしました。

薬物療法より、
ヨガの方がPTSD症状を抑える
という結果だったという。

やっぱりヨガですね!

それも1つの研究結果ではなく、
何回も研究を重ねて、
おんなじ結果。

では薬物療法はすべてダメなのか?
そうとは言えなさそうですが、、、

薬物療法は一時的に、
重い症状を抑えるには、
効果的だったり。

でも一時的にだけ。
根本の解決にはならない。

例えば、重い症状があれば、
それを落ち着かせてから、
ヨガに行くとか、
セラピーに行く、
そんな使い方がいいのかもしいれません。

 

 

どのようなヨガがトラウマ回復にオススメ?

 

ヨガでも、陰ヨガ、
ハタヨガのような
穏やかなヨガがおすすめです。

少しずつほぐしていくようなヨガ。
激しいヨガよりはいいと思います。

無理にクラスに
ついていこうとするより
自分の体と向き合いながら、
自分のペースでやるのがオススメです。

 

 

 

解離している場合はどうするの?

 

体が固まっていて、
解離して、離人感が強くあって、

その場合などは、
急にヨガをやるのは
反動が大きすぎて、
やらない方がいい時もあると思っています。

だってせっかく意味あって、
からだ固めてるのに、
ヨガで緩めると、
色々不都合が出ることもあるかと思います。

その場合は、心理セラピーから
やっていって、
一緒にゆっくりのペースで、

ある意味、時には
指1本から緩めていくのがよさそうです。

そのうちヨガ的なことも
できるようになっていくでしょう。

呼吸に意識を向けたり、
ストレッチをしたり。

色々、注意する点はあるかと
思いますが、、、

ヨガ的なこと、おすすめです

 

 

ぽむ
ヨガの話、聞いてるだけでお腹空いた〜!

 

山口のぶき
もうそのパターンには引っかからないぞ! おやつっ! って言う気だな。

 

ぽむ
バレたか(笑) おやつっ! じゃなくて、晩ごはんっ!

 

山口のぶき
そうきたか! ぶ、ぶ、ぶ。

 

 

 

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動画2 フラッシュバックや過覚醒を抑える

動画3 解離、離人感の対応法

動画4 怒りとバウンダリーについて

動画5 恐怖症、強迫を手放す