恥の心理学|この辛い感情をカウンセリングで乗り越える方法

 

ぽむ
心理カウンセリングで、恥? あまり聞かないよ~

山口のぶき
ぽむ~。そうなんだよ。日本では全然聞かないね~。恥の心理をわかってないとやばいよ~。

ぽむ
今日もよろしく~。

 

恥を意識していない支援者、
実は多いのです!

私も新米の頃、
全く意識してませんでした。

でも、恥にしっかり対応するとクライアントの悩みが改善されます。

トラウマと身体で
有名なパットオグデン先生は、
こう言いました。

「全てのクライアント、、、恥を抱えている」

長年の臨床で感じたことなのでしょう。

海外の先生の知恵もお借りしながら
お伝えしていきますね。

 

なぜ恥という感情を克服するのが大事なのか?

 

恥にしっかり
向き合い解放すると、
トラウマから回復する
ヒントになることが多いです。

海外のソマティック系の心理学者たちや、
セラピストたちは、
声を揃えて大事だと言います。

トラウマと恥は
深く密接に繋がっているということです。

 

 

恥の意味は?

 

次に、恥を理解していきましょう。
一般的に、何か失敗したりすると
「恥ずかしい」と感じますよね。

後は、家族の恥とか、会社の恥、
というように使われたりも。

日本文化は「恥の文化」とも言われていて、
ある意味、私たちに根深いテーマ
なのかもしれません。

 

恥と罪悪感の違い

恥の理解を深めるにあたって、
恥と罪悪感を比べてみましょう。

「罪悪感」はしてしまった
行動に対して感じるもの。

何か大きな失敗をしてしまって後悔したり、
申し訳ないという重い罪悪感を
感じることもありますよね。

そして「恥」は存在に対して。

恥の定義は、
自分自身の存在自体が価値がないと思うこと。

何となく小さくなって、自分を責める。
自己批判や自己否定とも関係しています。

まとめると、
罪悪感は「行動」に対して。
恥は「存在」に対して。

 

 

恥を扱わないことが、恥?

 

恥についての講座とか日本で、
聞いたことがありません。

恥って観たいくない部分だから
扱いにくいのかもしれません。

いや、それより恥って何?って感じで、
ただ、知らないだけなのかもしれません。

恥を扱わない支援者、それこそが、
恥なのかも。毒舌失礼(笑)

恥は、実はとっても深いし、大事なのです。

 

愛着や脳科学で有名な先生の言葉

アランショア先生はいいます。

「恥はチャレンジしたり、探求したり、
リソースを構築することを妨げる」

先生のFBより引用

もし本当なら、恥を何とかしなければ、
やばいです。

だって、心理カウンセリングは、、、
探求したりリソースを育てたり、
ちょっとだけチャレンジすることですよね。

それを邪魔するものは
扱かった方がよくないですか?

せっかく安心感を感じるなどの
リソース(心と体が心地よい感覚)とかを構築しても

恥がじゃまするわけです。

努力が水の泡。

支援者も頑張って、
クラアイントさんも頑張ったのに
リソースが育たない。

これは、辛いです。

さらに、恥が、おじゃま虫になって、
クライアントさんが探求しなかったり
チャレンジしなかったら、、、

心理カウンセリングが、
い、き、づ、ま、る~(笑)

 

 

身体レベルで恥を克服する方法

 

その克服方法をお伝えするための
エピソードを1つ。

今住んでいるオフィス兼自宅は、
やたらと、虫などに出会います。
後ろがすぐ山なので。

今日はカタツムリさんと出会いました。
しばらく観察していました。

 

 

その時に、興味が湧いて、ちょっと、
カタツムリさんの殻にふれました。

そうすると、殻の中に 一瞬で避難されました。
カタツムリさんにとっては迷惑ですよね。
すいません (-“-)

一瞬でちじこまりました。
「恥」も似ていて、体が、
しゅっと、チジミます。

恥ずかしそうにしているこどもを
思い浮かべて頂ければわかりやすいです。

下を向いて申し訳なさそうにしますよね。

 

恥は、、、感情や、思考からも
働きかけますが、

1番大事なのは身体レベル
働きかけることです。

その「恥」の「姿勢」を扱っていくと
1番効果的に解放できます。

海外のソマティックセラピストたちも
恥の姿勢に介入することの
大事さを伝えています。

あとは、解離や離人症の対応と一緒で
とってもゆっくりやっていく必要もあったります。

もちろん、
他の介入法も大事になりますが、、、

 

 

なぜ恥を対処する方法を知る必要があるのか?

 

心理学やカウンセリングの根底にある
概念って何だと思いますか?

突き詰めていくと、これなのです!

それは、

この世界をどう思っているのか?
自分のことをどう思っているのか?

自己評価とか
セルフイメージですよね。

 

 

そのセルフイメージが
どう周りの人(世界)をみているのか?
に繋がっています。

ポジティブなセルフイメージを
みんな持ちたいと思っている。

自分を受け入れたい。
自分のことを大事に思いたい。
自分のことを好きになりたい。

この心理学の「根底の概念」を
理解することは大事です。

まあ、言うなれば、
家を建てる土台ですよね。

このセルフイメージは、
自己批判や恥と
深く関係しています。

それを解放する具体的なスキルを、
身につける必要があるのではないでしょうか?

 

 

ぽむ
そ、そうだったの? セルフイメージ? 自分のことは大好きで~す。

 

山口のぶき
ぽむ~。そりゃあよかった。根底の部分大丈夫そうだね~!

 

 

恥が強い人とのカウンセリングで大事な対処法

 

オキシトシンって聞いたことありますよね。

簡単に言うと、
幸せホルモンとか愛情ホルモン。

ハグされたり、人と関わったり、
アイコンタクトすると出る。

大事なのは、、、

強い恥がある人に、
アイコンタクトをすると、
どうなると思います?

オキシトシンが出ないんです!

 

 

真正面にカウンセラーが座って、
クライアントばかりみていると
クライアントさんは苦痛です。

これぞ、世にいう
「逆オキシトシン効果」笑

でも、ホント大事なんです。
このことを知っていると失敗しません。

トラウマセラピーを提供する支援者さんは、
斜め前に座ってみることを検討してみてくださいね。

 

 

恥を忘れる?捨てる?

 

「恥の感情を捨てたい!」

そう思いたいくらい、恥って不快なのです。

捨てるというか、解放するためにも、
まずは恥にどんな役割があるのかを探りましょう。

 

いじめ、虐待などのトラウマ的な
ことを経験すると、

心と体がサバイバルモードになります。

恥の感情があるから、
危険な所に行かない、
危ない行動を取らないという抑止力になります。

自分を守る役割があるのです。

 

怒りや恐怖などの感情との関係

もう一つの恥の役割は、

恐れや怒りなど、
他の感情が爆発しないように
抑えるという働きがあります。

人の体は不思議で、
自然に自分や他人を守るように
なっている。

ただ、ずっと強烈な恥を
抱えたままだと、
辛いですよね。

 

生きづらさの根っこにあるもの

昔いじめられていた時と違って、
今は安心できる環境におられますよね。

この生きづらさの根っこにある恥を
解放させたいですよね。

今は安全な環境なのに、
なぜかよくわからない生きづらいがある場合も
カウンセリング現場で
よくあります。

場合によっては死にたくなる
くらいの状態になっている方も
それなりにおられます。

その根っこにあるのが恥
という場合が多い。

なので、恥というものに
まず気づく必要があって、
そして、恥を解放する必要があります。

 

 

ぽむ
ちょっとつかれてきたよ~。今日のおやつは、3つにしてよ~(笑)

 

山口のぶき
ぽむには、ちょっとしんどい話やったね。おやつはもうちょっと待って。

 

 

 

恥のオンライン講座を作った理由とは、、、

 

オフィスPomuでは
「恥と自己批判を減らす講座」
というオンライン講座を提供しています。

なぜそれを作ったのか?

海外の情報を学び続けていたときに、
ふと、思ったんです。

そ、そういえば、「恥」を扱っている
講座とかって日本にはないな、、、って。

海外ではあれだけ心理セラピーにおいて
大事にされているのに。

虐待、性的虐待、トラウマ、
この辺は、特に「恥」と「解離」が
大事になってきます。

こりゃあどうしても伝えねば、
と想ったのがきっかけでした。

 

で、でもですよ、、、
よく来てくださる
セミナー参加者の方々に
アンケートとってみると、、、

「恥」について、みなさん、
関心持ってたと思いますか?

実は、関心がとっても低かったんです!

もっとわかりやすい、
トラウマを何とかする、
解離とか、
怒り不安とか、、、

この辺は、とっても関心度が高かったんです。

アンケート結果ほぼ、
「最下位」にあったのが、「恥」でした 笑

 

でもね~。
「そんなのカンケイね~♪」古(笑)

大事だから講座開いて
オンライン講座作ったんです。

関心度が低くても、そのうち、
みんな大事さに気づくだろう。

気づいてくれなくてもとにかく、
お伝えしたかったんです。

そのうち、海外みたいに、
恥をセラピーで扱うことが、、、
普通になってくると信じているからです。

 

例えば、ひと昔前はソマティックって何?
みたいな状態でしたが、
少しずつ広まってきましたよね。

今でも、理解してもらいにくい
「恥の講座」を作ったこと、、、

1mmも後悔していません。

何が大事かを見極めることは
とっても必要なことだと思っています。

あなたにとって「自分自身」
の恥を扱う必要はあると思いますか?

支援現場ではどうですか?

 

 

私の少年時代のコンプレックス!

 

最後に私の少年時代のお話。

実は、私、小学校の頃
背がめっちゃ、小さかった。

1番、小さかった。
3月生まれというのもあったのかも。

朝礼の時もちろん、一番前。
前へならえ、はもちろん、腰に手。笑

なつかし〜。

なので、背が低いということが
とってもコンプレックスだった。

 

 

「ちびちび」とからかわれることも。(+_+)

父親も、厳しかったし。
何か言葉にはなってなかったと思うけど、

「自分は劣ってる」という感覚はあった。

控えめな、こどもだった。
学校休んでもだれも気付かない(笑)

そんな、こんなでコンプレックスを
抱えたまま、私はすくすく
育っていきました、笑。

高校生になると
背も平均よりちょっと低いくらい。

おー。これで、みんなとおんなじ感じ~。
そう思いきや、高校は
アメリカにスキー留学をする。

アメリカ人、、、
めっちゃ、背が高い、笑
とっても、体格いい、笑

私は、英語もできない、、、

あちゃ~。
また、コンプレックスの時代が
始まったのでした 笑

悔しくて、勉強とスポーツに
ストイックに取り組みました。

 

スキー競技は筋トレもかなり
必要とされるので、 がむしゃらに、、、

そのかいあって、体力もついてきました。

体力テストが毎年あるのですが、
腕立てふせ、学校でトップだったことも。

今でも覚えている、、、
な、なんと、91回。

ホントによく頑張ったと褒めてあげたい。

 

 

カナダの学生時代の話

 

ある程度、結果も残し、いい感じに、、、。
そのあと、大学ではどうなったと思います。

また、コンプレックス時代に突入したんです。

笑える~。
うける~。(笑)

山口の人生の「テーマ」です~。

カナダの大学に行って、、、
周りは、もちろん英語が堪能。

頭もかしこい。
心理学部の1年生。
また挑戦の日々。と、話は続くのですが、、、

 

自分の中に、恥のような、
「自分なんて、、、」というのが
根強くありました。

この十数年間セラピー受けたり、
体を探求したり、

WSで学んだり、
海外の恥の講座を受けたり、、、

だいぶ「自分なんて、、、」が、
緩んできたように思います。

もっともっと人に価値を提供したい
と願うのは、
このようなことが背景にあると思います。

それをバネに頑張ってきたとも言えますね。

もちろん、純粋に、
みんなによりよい人生を送って
もらいたいとも願って色々配信しています。

これからも自分自身について
より優しくなれたり、
価値提供できるように
歩んでいきたいと思っています。

 

 

ぽむ
のぶき~。あなたも苦労したんだね~。だから、今のあなたがあるのよ~。

 

山口のぶき
ぽむ~。あ、ありがとう~、(´;ω;`)ウゥゥ

 

ぽむ
今日はしっかり学んだよ~。おやつ3倍だね~。

 

山口のぶき
まあ、たまにはいいよね~。

 

 

 

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