喪失の悲しみに寄り添えてないカウンセラーが多い理由 その改善方法とは?

ぽむ
もう会えない….  ゔっ…..

 

山口のぶき
ぽむ~。会えないのは辛いね〜。

 

ぽむ
みんな〜。泣きわめいていいんだよ〜!

 

多くのカウンセラーにとって
クライアントの悲しみに
寄り添うのは難しいのです。

これはとても大事なことです。

その理由の前に、
「悲しみ」ということを
紐解いていけたらと思います。

ちょっと長いですが
最後までお付き合い頂くと
受け取れるものがあると思います。

海外の悲しみの専門家の
知恵もご紹介させて頂きます。

まずは動画からどうぞ。

⬇︎

 

悲しみやグリーフワークは、思ってる以上に大事

 

最近、「悲しみ」「グリーフ」
みたいなことで記事を書こうとしたんです。

でも….
ソマティック系のセラピストの先生たち

あまり「グリーフワーク」
とかについて教えてないんです。

記事を書くために
色々調べてみたんです。

止まらなくて(笑)
1週間くらい色々調べたんです。

そしたら伝えたいこと、
めっちゃ大事なこと……

次々に沢山出てきて、
ノートに書きまくったんです。

 

おー、
これオンラインの講座に
してもいいくらいのボリューム。

悲しみだけだと
ちょっと短いので….

「うつ、悲しみに寄り添う」
オンライン講座。

まあ、大事なんだけど、、、
まずうつの人、
悲しんでる人、

参加しなさそう(笑)

支援者はおられるかもですが….

まあ、オンラインの講座に
ならないような……

そして、「悲しみ」
沢山、大事なことがあります。

ポイントをお伝えしていきますね。

 

 

喪失があるから悲しくなる

 

「喪失」があるから、
悲しみが出てくるということ。

大事な人を失ったり、
大事な自分を傷つけられたり。

本当に辛い。

ポム(愛犬)が
いなくなって辛い(笑)

喪失なのです。

 

では喪失は何によって引き起こされるのか?

なんだと思いますか? それは….

「変化」なのです。

ポムがいた時と
いなくなった今、

そこには「変化」がある。

辛い出来事があった
その前と後では「変化」がある。

 

 

要するに、
変化 → 喪失 → 悲しみ

そりゃそうだよって
思われるかもですが、

改めてこう
知っておく必要がありそうです。

変化した時
グリーフワークが必要なのです。

引っ越しだって変化、
転職だって変化、

結婚だって、
離婚だって、

加齢だって、
病気になることだって変化です。

私も実は
ちょっと認識が甘かった。

どのような変化にも
ある意味の「悲しむ」作業が
必要とも言えます。

なので、悲しむこと、
思っている以上に
実はもっともっと必要な気がします。

 

 

悲しみは、とても深くて、重くて、繊細なテーマ

 

このテーマ書こうとすると、
なぜか重たい。

筆が進まない。

じゃなくて、タイプする指が
動かない(笑)

なぜそうなのか?
最近よ〜く考えています。

その中で思ったのが、
例えば、不安のテーマだとすると….

「不安の対応法」
「不安のパーツと向き合う」

みたいに遠慮なく
お伝えできるのです。

 

でも、悲しみに関しては
どこか違う。

「悲しみに寄り添う5つの方法」

みたいなことは、
なんかアホくさい(笑)

悲しみって
とてもパーソナルなこと。
繊細なこと。

簡単に
悲しみの5段階のプロセスとか
悲しみの対応法とか言えません。

でも何とか書いていきます(笑)

 

 

大切な人を失った悲しみ

 

悲しみ…..
まず2つあるのではと思っています。

「大切な人を失った悲しみ」
「トラウマによって大事なものを失った悲しみ」

両方とも、とても深くて….

まずは、1つ目の

「大事な人を失った悲しみ」

もうその人と物理的に会うことはない。

簡単に、
死んだらあっちの世界で会えるとか
言ってほしくない。

もう…..その人と話もできない。¥

 

 

そこにいない。

周りを見渡してもいないんです。

大事な人であればあるほど、
いなくなった存在が大きい。

大金を払おうが、
願い続けても、もがいても、
もうその人には会えない。

こんな辛いことありますか?

同じような体験をした人でも
あなたの悲しみを
「完全」に理解することは容易ではない。

孤独だし、さみしいし。

 

「愛着対象の喪失」
などと言う言葉では物足りない。

たくさん悲しんでいいんです。
泣きわめいても。

こどもみたいに、
ダダこねても。

「悲しみ」という休憩所で……

ほんの一瞬、あなたの大切な人と
繋がっているのかもしれない。

まあ、でも…..

さみしいよね。

 

 

グリーフワークの海外の専門家

 

悲しみに関しての専門家である

Candyce Ossefort-Russell先生
ラッセル先生。

先生は若い頃にパートナーを
病気で亡くされました。

その時に、信頼できる
心理カウンセラーにサポートを受けて、
カウンセラーになられたそうです。

なので説得力があります。

 

先生のサイトより引用

 

先生は言われます。

悲しむプロセスは

「人それぞれ」だということ。

よく、たくさん悲しめば、
受け入れる時期がくるとか、

最後には、手放す(letting go) ことが
大事だとか。

先生は、25年も前に
亡くなった夫のバスタオルを

スイミングに行く時に、
今でも使うという。

もうボロボロのバスタオル。

その写真を見たとき、
熱いものが込み上げてきました。

 

多くの人は、言うかもしれない。

「もう手放してもいいんじゃないか」

「受け入れる必要がある」

人それぞれの形があっていい
ということです。

亡くなっても
何十年経っても、
大事な人と「繋がる」こと、

「美しい」と私は思います。

 

このエピソードを聞いて
愛犬ポムとの繋がりを、

ずっとずっと大事に
していっていいんだと許可を
頂いたように思います。

このブログのように、
メルマガでも最後に
いつのポムへのメッセージを
もう3年くらい書き続けてきたのですが、

それでもいいんだよ。
あなたのプロセスを大事にしてね。

そう先生に許可を頂いたように
感じます。

 

 

キューブラー・ロスの悲嘆(グリーフ)のプロセス

 

色々なグリーフの
段階のプロセスありますよね。

キューブラー・ロスの5段階、

その他の人が提唱している、
悲嘆の4段階とか、
12段階とか、

それらを学ぶこと、
知っていることは、
支援者として大事だとも思います。

ただ、そのようにクライアントを
当てはめない
ということ。

 

もっと大事なことが、

私の解釈ですが、
このような理論の
前提になっている一つは、

「最後には悲しみを完結する」
というものです。

いつかは忘れる、
いつかは手放す、

みたいな前提です。

この部分には
疑問を投げかけたくなります。

人それぞれのプロセスなのです。

亡くなった人のことを
20年経っても、

泣いていても、
悲しんでいても、

いいんです。

だって大事な人なのだから。
だってその人と繋がってたいのだから。

 

ここから、ちょっと切り替えて
支援者にとってなぜ悲しみに
寄り添うのが難しいのか?

大事なので
もう少しお付き合いください。

 

 

悲しみに寄り添うのがとても難しい理由

 

悲しみに寄り添うこと…..

実は、ちょ〜難易度が高いんです。

おちゃらけてますが、
経験豊富なカウンセラーでも
マジ難しいのです。

あなたは
こう言われるかもしれません。

「悲しみを抱えているクライアントさんに、静かに寄り添ってますけど…. 」

 

でも、ちょっと
突っ込んで聞きます。

本当に寄り添えてる?

なぜ悲しみに
寄り添うのが、難しいのか?

その理由を紐解く
ある概念があります。

何だと思いますか?

ある理論があります。

何だと思いますか?

 

それは….ポリヴェーガル理論

えっ!?
と思われたかもしれません。

この理論のことを
知らなくてもわかるように
お伝えしますね。

この理論を元に
悲しみに寄り添うことの難しさを

ラッセル先生が解説しています。

詳しく説明すると
ちょっと複雑なのですが…..

簡単に言うと、
深い悲しみを抱えた

クライアントさんは、
アップダウンが激しいということ。

要するに、
失ったことに対して
かなりパニクってるわけです。

 

そりゃそうですよね。
大事な人がもういないのだから。

ちょー過覚醒状態だったり、
不安だし、怖いし。

逆に失ったものは
二度と戻ってこないという….

無力感、うつ、
シャットダウン状態に
なることもあります。

クライアントさんは
静かに泣いてるように
見えるかもしれない。

でも神経レベルでは
ちょー過覚醒。
ちょー低覚醒。

 

 

カウンセラーは、深い悲しみに影響を受ける

 

そのような状態に
カウンセラーは影響を受けます。

カウンセラーも
覚醒レベルが上がったり

下がったりしやすくなります。

思っている以上に
影響を受けているということ。

このようにラッセル先生は
言われます。

 

この先生の考えを踏まえて
あらためて思います。

支援者である自分の

未完の体験がざわめきます。

感情も出てきます。

そこに気がついてないと、

無意識にアドバイスしてたり、

無意識に、じわじわ
クライアントさんの悲しみを止めたり。

本当によくあります。

私自身も昔、
たまにこうなってました。

伝わりますか?

本当の意味での
安心安全な空間を作るのは、

カウンセラー自身が自然体で
穏やかに存在する必要があります。

それには長年の修行が必要(笑)

 

 

悲しみに寄り添うのが難しい理由 その2

 

そして、悲しみに寄り添うのが
難しい理由のもう一つが……

そのような状態の人に

寄り添うことを、
何十セッションとやるということです。

時に何年とかかります。

深い悲しみ、
大切な人を失った悲しみ、

トラウマによって失った
大事なもの。

簡単に数回のセッションで
癒されません。

 

支援者にとっては
とっては、ちょっとしんどい
内容かもしれません。

でも大事なので
敢えてお伝えしました。

ただ、悲しみに
何となく寄り添うのではなく、

実は、難しいことなのだと
知っているだけで、

少しは変わってくると思います。

深い深い悲しみに
寄り添い続けることの難しさ、

自分自身にも言い聞かせて、
日々の臨床をやって参ります。

 

最後に…..

悲しみ続けることでしか

見えない景色があるのではないでしょうか。

 

ぽむ
僕は、あなたの写真いつもデスクの上に飾ってるよ。

 

山口のぶき
あらっ、奇遇だね。ポムのも飾ってあるよ〜。

 

ぽむ
ずっとそうしてていいんだよね。

 

山口のぶき
そだね〜。