カウンセリングの現場で、クライアントさんの怒りを解消出来ずに悩んでいたりしませんか?
それには様々な原因があるのですが、今回はそのうちの大事な1つをご紹介します。
そんなムカつき、怒りはなぜ起こっているのか? その根っこにある原因はなんなのか?
海外のソマティックなセラピストたちの知識をお伝えします。
そして、根っこにある原因を解放する方法もご紹介しますね。
コンテンツ
「あいつ、ムカつくッ!」「あ〜、ムカムカする!」
そんな時ないですか?
それを解消したい人にカウンセリング現場で出会いませんか?
SNSなんかで、やたらと怒っているメッセージを送り続けている人も多いですよね。
もちろん理由や原因は色々ありますよね。
なぜそんなにムカつくのでしょうか? 何がそうさせているのでしょうか?
よく見落とされがちな原因があります。
なんだと思いますか?
海外の先生たちも結構、よく指摘します。それは、、、、
発表しま〜す!
タッタラ〜ン♫
さぁ〜、、、、
「はっ、はよう言わんかい!(怒)」
「ジラシやがって〜!(怒)」
す、すみません、、、
あなたが今、ムカつくのも自然です(笑)
それは解消しなくてもいい怒り。
そろそろ言いますね。
⬇︎
「ムカつく背景には、恥がある」
恥? そうなのです。

恥が引き金となって、
「あいつ、さっさと言わんかい!」ってなるのです。
言わんかい? 私に怒ってらっしゃる(笑)
話を戻しますね。
恥をしっかり解消しておかないと
突発的なイライラが出る。もしくは、慢性的な怒りがいつも、、、なんてこともあります。
恥ってとても不快なのです。
だから麻痺したくも、抑圧したくも、なるのです。
そのために登場するのが「怒り」というわけです。
繰り返される恥と怒り
そして繰り返すのです。
恥 → 怒り → 恥 → 怒り
恥が根っこにあって怒りやムカつきになる。そして、怒りを表現してところで、一旦はスッとするけど、根本的な解決にはならないのです。
恥が根っこにあるから、また怒りが出てくる。こんなことが繰り返されるのです。
これを「恥と怒りのループ」と命名することにします。
私が発見したことではないです。
海外の恥の専門家が言ってただけです。それを勝手に命名しただけ(笑)
セラピーをずっとやっても怒りがおさまらない、、、
それは根っこにある恥をしっかり扱ってない場合があります。
根っこにある恥を解放すると、怒りも落ち着いてくる場合も多いです。
さらに、このようなループがあると気づくことなのです。このようなパターンを捕まえることなのです。
パターンを捕まえるためにも、カウンセラーは、このようなパターンというのもある、ということを心理教育として伝えることも時にはひつようです。
「根っこにある恥と、そこから派生する怒り」を理解したところで、、、
次に、どのように恥にアクセスするのか? その辺をお伝えしていきますね。
恥の対応で、こんな間違いしていませんか?
恥(シェイム)は、全てのクライアントにある、というパットオグデン先生の言葉は有名です。
そんな大事な恥の対応について、こんな間違いをしていませんか?
現場で、自己批判が強いクライアント、自己否定とか、恥があるな、、、
そんな流れとかよくありますよね。
それで、聞くんです。「今その恥を体のどの辺で感じていますか?」身体志向のカウンセラーならこんな質問ありますよね。
この質問は早すぎなければ全然してもいいんです。
そして、クライアントはこう言います。
なんとなく、胸のあたりが、、、お腹のあたりが、、、みたいな。
そして心理カウンセラーが、、、「そこにとどまってみませんか?」よくある身体志向の流れ。
そこにとどまっていると、恥やその他の感情が強まることもありますよね。
そして、その辺りを深めて色々やりますよね。
その時に、これをやめましょう、というのがあるのです。なんだと思いますか?
それは、、、
「恥の原体験を探す」
説明しますね。
今抱えている自己否定のような、恥のような感覚、そこを解放するのに、原体験、もしくはトラウマ的な体験を探ることありますよね。
こんな感じで。恥の感覚にクライアントが浸りながら、心理カウンセラーが質問するのです。
「それを感じていると、過去の体験を思い出されたり、しますか〜」なんて優しく声をかける。
もしくは、ある程度クライアントの情報を持っていれば、小さい頃にお母さんに否定された時に、感じた感覚でしょうか?
なんて余計な解釈を垂れる! すいません、言葉がきついですね(笑)
でも、ほとんどの場合、恥の原体験を探しても特定できません。
そう海外のソマティックセラピストたちは言います。私の臨床体験でもそうです。
多くの場合、特定できないということ。例外はあります。特に恥は、特定できないことが多い。
他の感覚や感情に比べてということです。なんでもいいですが、怒り、とかそれなりに原体験を特定できたりします。
原体験を特定できるベネフィットもあるわけですよね。
原体験にアクセスして、解放する方法も効果的な1つのやり方です。
でも、恥を扱っている時は、過去のトラウマ体験の特定はしなくてもいい、ということです。
恥に関しては、自然とトラウマを特定するまで待つ
恥に関しては、自然と、過去のトラウマが特定される、それでいいと思います。
こう思いませんか?
なんだ、探さなくていいだけか。いやいや、これは本当に大事。
だってなかには激しく探すカウンセラーもいます。
絶対に原体験とつながっていて、そこを特定しないと解放されないと思っている場合も。
恥でこれをやると悲惨です。他の感情でもこれをやってしまうと悲惨。
それで、原体験を見つけれないと、クライアントのせいにする場合もあるのです!
なんでそんなこと知ってるのかって?
こういうこと、よくクライアントが教えてくれるんです。過去に受けたカウンセラーが悲惨だったと。
過去のトラウマにアクセスする負担
あなたはこう言われるかもしれない。私はそんな激しく原体験を探しません!
確かに。「激しく」探すのは一部のカウンセラーでしょう。まだまだ多い気はしますが。
でも、それなりに原体験を探すこともクライアントの負担になります。
だって、恥の感覚に浸りながら、過去に繋がる質問をされるんですよ。
ほとんどの場合やらなくてもいいのに。
過去のトラウマ的なことにアクセスするのは、どんな時も思った以上の負担になります。
アクセスしていいのは、それなりの解放などのメリットがあると判断した時だけです。
とりあえず、例外を除いて、恥の場合は、「原体験を探さないくていい」という話でした。
もうちょっと恥の原体験にアクセスしなくてもいい、という部分を深めさせてください。
なぜなら、どのように恥を解放するのか、という大事な部分につながっていくからです。
恥の原体験を思い出せない
悲しかった体験、ムカついた体験、寂しかった体験、この辺は比較的思い出しやすいのです。
でも、恥に関する出来事は、思い出しにくい。
なぜだと思いますか?
自分の存在を否定される感覚というは、とても不快すぎて、言葉にしにくいというのもあるのです。
こどもだったらまさにそうですよね。「悲しいな〜」という方がわかりやすい。
なかなかこどもが、「自分の存在を否定されるのは辛いな〜」なんて言葉は頭に浮かんできません。
なんとなく不快でしかたないのです。
大人になって、カウンセリングでやる時に「私は恥が強くあって、それを解放したいです」なんて誰もいいません。
なんとなく不快という無意識のレベルとも言えるし、体レベルのことが多いのです。
だからこそ、体こそが恥への入り口になるのです。
アクセスする方法がわかったところで、次に恥を解放するヒントをお伝えしますね。
身体にアクセスして恥を解放
パットオグデン先生も言っています。恥の場合、原体験と繋がらないことが多い。
だから、特に身体に刻み込まれる。身体に記憶されるのです。
過去の体験ではなく、身体と関係しているのです。身体なのです。
なんだ、身体にアプローチすればいいだけか? って、思われた方おられますよね。
意外に奥深いのです。ここからオモロくなっていきますよ〜。
でも身体にアクセスする抵抗がある
でもですよ。
恥の場合、そう身体にアクセスできないんです。
だって、恥にまつわる「身体の感覚」って、とっても不快なんです。
ちょっとズレてますが、人生で一番恥ずかしかった体験って、思い出したくもないですよね。
失敗したことなど。ゔッ〜、私も今思い出しそうに(笑)
恥の身体の感覚は不快、だけでなく、自分の「からだ」に対して恥があったりもします。
じゃあ、どないしよ、ってなりますよね。
恥の対応では〇〇という言葉は使わない?
だからこそ、ゆっくりやる必要がある。
リソースが大事。とか色々あるけど。
まず、「からだ」という言葉を使わない。
現場のカウンセリングで、「からだ」と言わずに、なんて言うの?
「ボデー」ダサく英語で言っただけ(笑)
「からだちゃん」ちゃん、つけただけやん!(笑)
ま、「からだ」よりはいいかも。
先生はこう言う。「体験」おー、漢字で書くと、「体」って入ってるけど、、、
話し言葉だとこう聞こえるわけです。「ちょっと、たいけんしてみませんか?」みたいなことですよね。さすがっス。
実はもう一つあるんです。
からだ、と言わずに、、、「動き」これもサイコー!
先生的には、Body ではなく、Experience and/or Movement ですね。
現場で試してみてくださいね!
恥は身体(ソマティック)に刻み込まれる
体への抵抗を配慮しながら、恥の場合は、体にアクセスする。
恥を抱えるような体験を、何度も繰り返したときに、確実に体にも大きく影響しているからです。
もうちょっと言うと、
体とか、体の感覚という場合もありますが、恥の体の姿勢が特に大事なのです。

体の姿勢に影響するのが恥なのです。
姿勢を司る背骨だったりするのです。
その辺を知りながらカウンセリングを提供すると、早くアクセスできるし、効果的に解放も出来ます。
さらに恥を解放する方法を学んでいきませんか?
と、いうわけで、、、この流れがどこに向かっているか、、、、わかりますよね(笑)
恥をしっかり理解して、解放する方法をこの機会に学んでみませんか?
オンライン、自宅で学べるので、
あなたのペースでやれます。
まずは恥の記事を読んでから、参加を考えてみてもいいかもです。
⬇︎
恥と自己批判を解消する方法を学ぶオンライン講座。
お申し込みページは、こちらより
⬇︎
https://www.pomua.info/shameonline/