見捨てられ不安のカウンセリング的な改善方法とは?

 

ぽむ
僕は、ノブキがいないと生きてけない、、、

山口のぶき
ぽむ〜。大丈夫〜! ちゃんとそばにいるよ〜。

ぽむ
見捨てないで〜! それより、メシくれ〜!

 

さあ、今日は、見捨てられ不安!

まず見捨てられ不安を理解しましょう。
そして、改善方法をお伝えします。

海外の先生の見解もご紹介。

まずは動画からご覧ください。
⬇︎

 

 

より詳しく解説した記事は以下より

⬇︎

見捨てられ不安の特徴と理解

 

見捨てられることが
とにかく恐怖なのです。

パートナーがいれば、
見捨てられないように、

めっちゃ頑張る!

見捨てられないように
激しくコントロールする。

例えば、相手の行動を束縛したり、
携帯を常にチェックしたり、、、

さらに、友人や
周りの人から見捨てられないように
必死になるのです。

周りの人に好かれるために
自分を偽って「演じる」こともあります。

 

 

演じるというのは、
本来の自分、自然体な自分でないので、
無理をしているということ。

無理をすると
とっても疲れます。

自分を見失うことにも繋がる。

 

その傾向は、
大事な人であればあるほど、
強くなる。

だって、大事な人に
見捨てられることは

「恐怖」だから。

見捨てられることは「死ぬこと、、、」
くらいの感覚な場合も。

見捨てられる前に
こっちから見捨てる
なんてこともあります。

 

 

見捨てられ不安は寂しくて、苦しくて、疲れる理由とは?

 

とにかく疲労度、半端ない!

なぜか?
そりゃそうですよね。

相手に見捨てられないように、
好かれるように、

全エネルギーを使う。
まあ、ちょっと大袈裟な言い方ですか。

全エネルギーです。

相手に気を使って、
相手をコントロールして、
自分を偽って、無理して頑張る。

その上、
見捨てられたらどうしよう!

という不安や恐怖が自分の
内側にある。

こんなんもう無理!

ってなりますよね。

 

 

想像してみてください。

内側では「強烈な恐怖」
外側では「こっちを見続けてもらう人が沢山」

これは疲れます。
でもやり続けてしまうんです。

疲れ果てていても
見捨てられる恐怖が勝つ。

長年、続けてきたことなので、
依存と似ていて、

すぐには、改善されません。

でも、少しずつ
改善することで、
このような疲労感も減ってくることが多いです。

改善法は、後半にお伝えするので
もう少しお付き合いくださいね。

 

 

見捨てられ不安の原因は親子関係における拒絶

 

なぜそんなにも
「恐怖」なんだと思いますか?

過去に、幼少期に
大事な人から見捨てられて、、、

死ぬかも、というくらい怖い体験を
されている場合が多いです。

 

例えば、お母さんが、何も言わずに
どっかに行った。

2日間どっかに行って、
帰ってこなかった、、、

訳も分からずに、
見捨てられた、、、

怖い、、、どうなるの、、、
そんな体験です。

 

 

でも2日間とかでなくても、
数時間とか1時間くらいでも
なる時もあります。

ポイントは、
「何も言われない」ということです。

ちゃんと伝えてあげる。

「時計の針がここに来たら、
戻ってくるよ」

「1時間後に戻るよ」

一言あれば、
防げることが多くなると思います。

たった一言。

言葉も分からない年齢だと、
もっと難しくなる。

親がこどもと分離する間、、、

この時間を過ごす時の
ちょっとした準備が大事。

 

もうちょっとお伝えすると、、、

1 別れる時にかける言葉、
2 別れている間に関わる大人対応、
3 再会した時の関わり。

親との分離する体験、、、

その体験は、大人からすると
そんなに恐怖と感じないこともかもしれない。

そこまで、気が回らなかったり、
自分のことで精一杯かもしれない。

でも親と分離することは
こどもにとって、

予想以上に大きなこと。

大事なことは、その体験が
こどもにとって、
どれだけ怖かったのか?

そこがポイントです。

こどもは、
あなたがいない間、
「とっても怖かった」

なんて教えてくれません。
そんなんこと言えません。

恐怖で固まっています。

 

 

家族から見捨てられたトラウマ体験

 

明らかな、誰がみてもわかる
トラウマ体験が、見捨てられ不安に
繋がることもあります。

例えば、父親が何も言わずに
5歳の頃、いなくなった。

それ以来あっていない。

そしてその説明も
聞かされていない。

こどもとしたら、
自分が悪いんだ。

自分は捨てられたんだ、、、
と思ってしまうこともありますよね。

わかりにくいトラウマもあれば
わかりやすいトラウマもある。

こどもがどのように感じたか、、、

そこが大事なポイントですね。

そこが大事というか、
そこが全てといいますか。

 

このようなトラウマ体験は、
しっかりタイミングをみて、
解放、癒していく必要もあります。

そのタイミングは、、、

早すぎず、遅すぎず、
心理セラピストの経験、
技量が問われるところですね。

どのように関わるのか?
どのようなアプローチをするのか?
というのも大事です。

もっと言うと、
クライアントさんと共同創造していく。

では、見捨てられ不安、
見捨てられ恐怖と言った方が
いいような気もしますが、、、

対応法、解決策をお伝えします。

 

 

見捨てられ不安を癒す対応方法

 

様々な対応法があります。

その1つは、、、見捨てられて
怖いと思っている「パーツさん」に
関わっていくことが、大事です。

内的家族システム療法の
リチャード シュワルツ先生が言います。

見捨てられ不安の対応法
として大事なのは、、、

「追放された人」の

世話をできるようになること。

追放された人というのは、
見捨てられたパーツということです。

その傷ついて、怖がっているパーツを
世話する必要があります。

 

それを支援者が一緒になってサポートする。

でも最終的には、
クライアントさん自身が
自分で世話をできるようになること。

何となく見捨てられた体験を癒すというより、
先生が言われる通り、

追放されたパーツという
「認識」が大事ではないでしょうか。

 

 

見捨てられ不安を克服(愛着理論の視点)

 

改善する方法、
その2進めていきましょう!

見捨てられ不安って
意識が人に向いてしまっている、
ということですよね。

相手に嫌われないように、、、
相手に見捨てられないように、、、

相手、相手、相手、
他人、他人、他人、、、

ということです。

そうだと分かれば、
解決策が自然と見えてきませんか?

 

 

相手に向いてる意識を
自分に向ける。

少しずつでいいんです。

一気に自分をとっても
大事にする、、、

そんな不自然なことないです(笑)

要するに、バウンダリーの
テーマとも言えますよね。

人との距離感。
どこで線を引くのか?

人は人、
自分は自分。

ある程度、
そこを分離出来ると
とっても精神的に楽になります。

 

自尊心や自己肯定感で乗り越える

自分というのを肯定したり、
尊重することで、

相手に意識が向きすぎていたものが
自分を確立する方法にきます。

さらに、
人との距離感がうまくなると、
「自己調整」がうまくいくようになる。

自己調整というのは、
字のごとく、

自分で自分を調整出来る力。

自分で自分自身を
落ち着かせることが出来る。

落ち着かせるのに
人が必ずしも必要ではないと気づく。

自分で自分を大事にする
みたいなことですね。

バウンダリーの記事はこちらより

 

 

心理カウンセラーとの人間関係で安全基地を作る

 

人に意識が向きすぎて、
相手をコントロールする、、、

これを関わっているカウンセラーとの
関係で見ていく必要もあります。

というのは、
カウンセラーに見捨てられたら
どうしよう、、、

その不安を、
恐怖を話すことが大事だったりもします。

なぜ大事なのか?

簡単に言うと、
見捨てられ不安で、
人をコントロールしてしまう、、、

この傾向をカウンセラーとの間で
まずは、

練習しましょうということです。

 

あ、今見捨てられないように、
こんな言い回しで、
カウンセラーに言った、とか。

相手(支援者)に意識が
どれくらい向いてるのか?

自分を少し大事に出来てる
ようになっているとか。

そのような気づきを
得ていくことで、
少しずつ変化していきます。

支援者が、今どういう傾向?
今どこに意識を向けている?

というような、
気づきを得る促しを
することも大事ですよね。

 

 

ぽむ
そ、そうか、僕は見捨てられないように、可愛い自分を演じてるんだ!

山口のぶき
えっ、演じてるの? そうなの?

ぽむ
演じてるということしとこう、、、しめしめ、だまされてる、、、(笑)