この記事を書いた人 

山口修喜(Nobuki Yamaguchi)

北米に17年間住み、カナダ、ブリティッシュコロンビア州の公認臨床心理カウンセラーとして7年間働く。

帰国して、海外の最新トラウマセラピーを支援者に講座で伝え続けている。

 

ぽむ
おしえてほしい~! むずかしい?

 

山口のぶき
ぽむ~。学ぶ気まんまんだね(笑) 細かいことまで説明すれば、複雑。でも大事なポイントをわかりやすく伝えるね~。

 

ぽむ
Nobuki~ たのんだよ~。

 

ポリヴェーガル理論とは?

 

聞いたことありますか?
最近は、日本でも検索すれば、
少しずつこの理論について
書かれたページが出始めてきていますが、

まぁ、とっても難しく書かれています(笑)

山口は、この理論を学んで、
実践して、研究して、10年以上になります。

ほぼ毎日の臨床で、
この理論が頭の中にある状態です。

なので、わかりやすく、
実践的にお伝えできたらな、と思いま~す。

 

この理論は、トラウマセラピーを
するにあたって、欠かせない理論です。

欠かせない。ホントに。
業界で革命を起こした理論です。

トラウマを扱う支援者であれば
知らいないと、やばいです。

カテーテルって何?って言ってる
外科医がいたとしたら、
逃げた方がいい(笑)

包丁を使えない料理人だったら、、、
切れてな~い(笑)

ということに。古!(笑)
とにかく大事なのです。

 

誰が多重迷走神経理論を提唱?

 

英語では、polyvagal theory。
polyとは複数、 vagalは迷走神経のこと。

多重迷走神経理論とも言われています。

提唱した人は、Steven Porges博士。
このおっちゃん ↓ 失礼(笑) この博士。

 

おっちゃん、と言ってしまいましたが、
本当は、めっちゃ尊敬しています。

この人を中心に、
展開してきたポリヴェーガル理論や
ソマティック心理学がなかったら、
効果的なセラピーはできなかった。

本当に感謝しています。

博士は、もともとトラウマ業界に貢献したい
と思っていたわけではないと思います。

研究をしていくことで
この理論にたどり着いたようです。

最近では、博士はよく、
海外のオンラインセミナーで見かけます。
もうトラウマセラピストの仲間入りです。

 

覚醒レベルなのです

 

難しそうと思うかもしれませんが、
簡単に言うと、
日常生活で私たちの覚醒レベルは
変化している、ということ。

朝起きてボーっとしていて、
朝ご飯を食べるとちょっと
覚醒レベルがあがります。

家を出て、会社に出勤するために
満員電車に乗ると、

さらに覚醒レベルはあがりますよね。

 

 

会社で上司に嫌なことを言われて、
イライラしたらさらに上がる。

お昼ご飯を食べた後は眠くなって
覚醒レベルは下がってきます。

というように、、、

覚醒レベルを一定で保っている時もありますが、
1日において変化し続けていますよね。

この覚醒レベルがトラウマ回復のカギとなる、
というようになってきました。

一般的にカウンセリングでは、
感情によりそいますよね。
怒りとか、イライラとか、悲しみとか、

それも大事だけど、ここでは、
覚醒レベルによりそう。
ということをまず理解してみましょう。

 

無料オンラインセミナーへの参加はこちらより

 

ぽむ
かっ、かくせいレベル?僕もハアハアする時あるよ~。ねむい時も(笑)そういうこと?

 

山口のぶき
ぽむ~。そうそう。誰でも覚醒レベルが上がったり、下がったりするよね。これをトラウマにも当てはめていくよ~。かんたん、かんたん~!

 

 

多重迷走神経の3つのシステムとは

 

1、過覚醒(闘争、逃走)

2、人との関わり(落ち着き、リラックス)

3、解離(離人感、シャットダウン)

 

ポリヴェーガル理論では、
3つの神経システムがあると理解します。
わかりやすいのでストーリーを。

 

バンクーバーで起こった事件

 

ポムは普段はリラックスしてます。
のんびり寝たり、うろうろしたり。
2番の「人との関わり」システム
起動している状態ですね。

 

 

のぶきとポムは、バンクーバーの
ダウンタウンに住んでいて、
よく海岸まで散歩にいってました。

いつもと同じように、
その日もビーチにつきました。
散歩してるとちょっとは
覚醒レベルがあがりますよね。

ビーチでうろうろしてると、急に遠くから、
大きなボクサー犬が走ってきて、、、

ポムの上にのって、
押さえつけてるではないですか!?

えっ!
やばっ!!!!

放し飼いにできる場所だったので、
私は、ちょっとぽむから離れていました。

ぽむは上にのられて、押さえつけられて、
あばれていました(悲)
この時、ぽむの覚醒レベルは、
跳ね上がっています。

1番の闘争逃走システムが起動!
戦うか逃げるかです。

 

 

数秒暴れたポムは、そのあと
降参したようで、静かになりました。

3つ目のシステム、
解離(シャットダウン)し始めます。

脳内にはオピオイド系の鎮痛剤が出て、
ボーっとし始めます。

トラウマが起こった時に、
この3つが関係してきます。

なので、回復するプロセスも、
この3つがとっても大事なんです。

山口が駆け寄った時は、暴れて、
静かになったぐらいの時でした。
急いで犬を押しのけて、ポムを抱き上げました。

 

 

ボクサーの飼い主が近寄ってきて、
少し悪そうに、、、
「家にあるぬいぐるみと間違えたのかも」

はぁ?

私「いやいや、それは関係ないから!」
「子犬を襲うんやったら、放し飼いにするな!」
「それかちゃんとトレーニングして!」

英語でね 「Don’t fu**ing ….」的に(笑)

ちょっとキレてました。
完全に相手がルール違反です。

「ぽむ~。あの時はごめんよ~」

数日は、何となくポムは調子が悪そうでした。

しばらくすると、いつもの元気な
ポムに戻ってホッとしました。
私の覚醒レベルもかなり上がったよね(笑)

 

ぽむ
ちょっとつかれてきたよ~。今日のおやつは、3つにしてよ~(笑)

 

山口のぶき
ぽむには、ちょっとしんどい話やったね。おやつはもうちょっと待って。

 

 

ポリヴェーガル理論をセッション使う方法(動画)

 

この3つのシステムをわかりやすくするには、
数字を使うんです!

 

 

ちょっと補足説明。
要するに、クライアントさんが、
「今75です」
と言ってもらえば、一瞬にして、あっ、
今75だと、共通理解できるということ。

このようにモニターするクセをつけると、
客観的に自分の状態を観察できる。

「今80だな」と気づけば、
何かをして、
下げようとすることもありますよね。

今20だったとしたら、
ちょっと上げようかな、というように。

この数字をモニターするだけで、
過覚醒、フラッシュバック、離人症、
解離が改善されることがよくあります。

トラウマ回復の、まず大事な1歩です。

 

ポリヴェーガル理論を簡単に言うと、、、

 

覚醒レベル! 以上(笑)

それをしっかりモニターすることかな。

 

 

ぽむ
わかったよ~。ぽりべーがる。そろそろ、お、や、つ! お、や、つぅ!

 

山口のぶき
ぽむ~。おつかれ~。おやつ食べよう。そして、散歩へLet’s go!

 

ぽむ
さっ、さんぽ! 今日はボクサー犬、いないだろうな(焦)

 

山口のぶき
大丈夫だよ~。リードもついてるから。

 

 

さらに動画で学ぶには、、、

 

トラウマ症状である、過覚醒、フラッシュバック、離人感、解離を

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動画1 リソース構築法

動画2 フラッシュバックや過覚醒を抑える

動画3 解離、離人感の対応法

動画4 怒りとバウンダリーについて

動画5 恐怖症、強迫を手放す