最近よく聞きませんか?

「ポリヴェーガル理論」「神経系」「神経系に働きかけるセラピー」などなど。

あとは、こんな印象を持っていませんでしょうか?

そもそも「神経系」ってわかってるようで、イマイチよくわからない。

言語で説明してみようとするとなんか上手くできない。

この記事を読むことで、神経系に働きかけるセラピーのことがわかるようになります。

そして、後半は、過去のトラウマ体験を知らなくても効果的な心理セラピーを提供できるのか?

ということでお伝えしていきますね。

 

トラウマセラピーにおける神経系とは

「神経系に働きかける」

神経系というのは、交感神経、迷走神経ということです。

迷走神経は、その名の通り、体のあらゆるところと繋がっているのです。

私たちの呼吸、覚醒度合い、感情、感覚、様々な身体的なことを司っています。

そんな身体的な部分、神経的な部分に作用するように心理セラピーを行うことです。

神経系も、体の大事な一部ですよね。

ま、体験するのが一番ですよね。

簡単に神経系に働きかけれます(笑)

突然ですが質問です。

「今までで、一番嬉しかったことを思い出せますか?」

 

 

ちょっと時間をとって思い出してみませんか?

あなたはどこにいましたか?

今、目を閉じると何が見えてきますか?

どんな気持ちになりますか?

どんな体の感覚になりますか?

やってみたら、何らかの変化が起こりましたよね。

あなたの神経系に変化が起きましたよね。

呼吸が変わったり、覚醒度合いが落ち着いたり、姿勢とか、体の感じ、変わりましたよね。

1つの質問で神経系が変化したのです。

だから、言葉だけのやりとり、感情だけにフォーカスした従来のカウンセリングのやり方ではなく、

神経系という、より深い部分にアクセスしているアプローチとなります。

 

神経系は常にスキャン(ニューロセプション)

さっきのように1つの質問で、なぜ神経系は簡単にも変化するのか?

それは、無意識に常に環境をスキャンしているからです。

安全か、危険か、モニターしているのです。

常に、です。「ニューロセプション」と言います。

だから、ちょっとした環境の変化で人は影響されます。

さっきのような質問1つで、人の神経系は変化します。

言葉1つで、大人でも、こどもでも、影響を受けるのです。

神経系に働きかけるだけであれば、簡単です。

でも効率よく、トラウマ解放するには、精密にやらないと神経系は穏やかになってきません。

ただ働きかければいいのではなく、目的は神経系を穏やかにしていく、ということです。

 

 

私たちはどんなメッセージを発しているのか?

 

「神経系はバレる」

「神経系は嘘をつかない」

私たちはニューロセプションということで、

安全か危険か無意識にスキャンしてるわけです。

現場のカウンセリングで、支援者が、焦ってたり、不安になってたり、考えてばっかりだと、、、

バレます(笑)

表情に出さないようにしても、クライアントさんには、なんとなく伝わるのです。

背景に、未解消のトラウマが大量にあったり、

普段から焦って生きていると、少しの過覚醒でも相手に伝わります。

でも、大丈夫です。安心してください。

ちゃんと対策をすればいいのです。簡単なところでは、、、

 

穏やかさを伝える方法

 

1)セッション前には落ち着く時間を取りましょう

2、3分でもいいですよね。人によっては10分とか、時間をとってゆっくりしてもいいですよね。

瞑想的なことをしてもいいですよね。

 

2)自分の覚醒レベルを常にモニターしましょう

別にずっと穏やかにいなくてもいいと思っています。

覚醒度合いがある程度、上がったり下がったりするのは自然なことです。

それに、そうなっても戻せばいいだけですよね。

 

この辺は対処療法的ですよね。根本的に解決するには、、、

 

3)背景にあるトラウマを解消しましょう

心理士が心理のセッションを受けることは大事です。

研修などにいくと、ロールプレイとかも沢山しますよね。

そんなことでも、トラウマを解消していくことも可能ですよね。

セルフセラピーである程度やるのもいいですよね。

さらに、、、

 

4)ブレないありようを育てよう

日常生活で実践したり、トレーニングに参加したり、ありようを育てる環境を用意しましょう。

 

「あなたと話をするだけで、落ち着きます」

そんなふうにクライアントに言われるように、みんなで取り組んでいきましょう!

 

「神経系に働きかける」「お互いの神経系が影響しあっている」

ということをお伝えしてきました。

ではこんな疑問が出てきませんか?

過去のトラウマ体験(ストーリー)を知らなくても効果的な心理セラピーはできるのか?

その辺を掘り下げていきましょう。

 

 

過去のトラウマ体験を知る必要がない!?

 

過去のトラウマの内容を全く知らなくても、心理カウンセリングが出来るのか?

どう思いますか?

海外のソマティック系のトレーナーたちはこう言っています。

クライアントさんに過去のトラウマのことを聞かなくても、全て、今この瞬間の神経系に出ている。

 

 

私もそう思う。ある意味では。

要するに、母親に罵倒されて育った、、、体育教師に殴られた、、、みたいな内容を知らなくても、心理のセッションが提供できる。

 

神経系の変化を観察するセラピー

今この瞬間にカウンセリングオフィスで、、、zoomの前で、、、過覚醒になったり、低覚醒になったり、

そんな神経系の変化が観察できます。

ある意味、そこにアプローチするだけ。そして、年々、神経系の変化が鮮明に見えてくるようになりました。

10年とか、もっと前は、本当に、ざっくりとしか見えてませんでした。

最初の質問に戻りますね。

過去のトラウマの内容を知らなくても心理セラピーできるのか?

できると思う。でも、神経系の変化がしっかり見えている必要がある。ということです。

 

心理という支援は神経系の安定だけではない

でも、もうちょっと話が続きそうです。

見えてたらしっかり効果的なセッションができるのか?

ちょっと疑問です。確かに神経系に出ていると思います。

でも、支援者の役割は、神経系を落ち着かせるサポートをするだけではないと思います。

認知的なアプローチも必要、心理教育も必要、虐待の内容を共有することも時に必要な場合もある。

沢山のことをやりますよね。いつやるか、というタイミングは色々ありますが。

だからこう提案したい。

過去のトラウマの内容の「詳細」を知らなくても、ある程度までは心理セラピーできます。

という方がしっくりきます。事細かに知らなくてもいい。

でも何があったのか、クライアントさんがOKであれば、いつか共有頂けるとより深められる。そう思います。

あなたはどう思いますか?

 

ここからが大事なポイント

最後にまとめますね。ここからが大事です。いきますよ。

まず、クライアントの神経系をしっかり観察できるようになる。

これ、思った以上にのびしろありますよ。

これさえできればある程度、安定するくらいまではカウンセリングでやれます。

そして、何があったのか? その事実を少し知れると、、、ちょっと安定する以上のそれなりのことがもう少し出来る。

トラウマの内容の詳細をしっかり知れると、より深い効果的なワークも後半にできるようになる。ということ。

海外の先生たちが過去のトラウマ知らなくてもいい、みたいなことを連発するもんだから、なんか腑に落ちなかったんです。

でも、ふー、なんか書いていて、整理されました(笑)

 

 

 

 

 

 

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