リソースをトラウマセラピーで活用する秘訣

 

リソースは心理カウンセリングやトラウマから回復するのに必須です。

この記事では、一般的に言われているリソースを比喩を使ってわかりやすく解説します。

そして、見落としがちな、リソースを活用する1番大事なポイントを後半にお伝えします。

まず動画からどうぞ。

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リソースとは?

 

リソースとは強みや資源という意味です。心と体が心地よいこと、というようにも言えます。

一般的には、まず心の安心感や安全感をイメージされるのではないでしょうか。

でも、リソースはもっと包括的なものなのです。

 

リソースの種類

本当に沢山あるので、あげればキリがないので、カテゴリーでお伝えしますね。

行動
睡眠、食事、運動、趣味、信仰、瞑想、娯楽

感情感覚
喜び、穏やかさ、安心、幸福感、心地よさ

環境
人、もの、動物、自然、環境

能力
今まで培ってきた経験、スキル、能力


センタリング、オリエンティング、グラウンディング、体の使い方、呼吸

パーツ
パーツに寄り添うこと

 

最後の、体とパーツという部分がリソースでの肝になってきます。

 

雪山に裸で行く?

トラウマから回復するには、リソースという準備が必要なのです。

真冬の雪山を何日もかけて登るのがトラウマセラピーだとも言えます。エベレストの登山です。

サンダルで行きますか? 手袋せずに行きますか?

スニーカーで行かないですよね(笑)

ブーツ、バックパック、防寒服、手袋、ゴーグル、ロープなど様々なものが必要になります。

それがリソースなのです。

ちょっと荷物が多すぎてプロの登山家ではなさそうですが(笑) とにかく準備が必要なのです。

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さらには、登山をするために体力づくりをしますよね。

体を鍛える運動とか。体調管理の睡眠や食事もそうです。それもリソースです。

 

ほどんどが準備不足

そのような万全な準備をせず、いきなりエベレストに登るのは、自殺行為です。

あなたのクライアントはある程度の準備ができているかもしれない。

でも多くのケースは、このような「準備不足」によって、カウンセリングが効果的ではないのです。

それは、短パンにTシャツとサンダルで雪山に連れて行っているようなことです。

簡単にいうと、半分のクライアントさんは、薄着でも雪山に走っていこうとされます。

止めるのが支援者です。

 

トラウマに惹きつけられるのです。過去の被害体験を何度も話したくなるのはこの辺のことです。

嫌われても止めるしかない時もあるのです。

そのようなトラウマボンドについては別の記事でお伝えしています。

もう半分のクライアントさんは、準備不足のせいで、怖くて雪山に近づこうとされません。

手をとって優しくガイドするのが支援者です。

 

リソースとトラウマの関係

この2つの関係は、切っても切り離せないものです。

トラウマを経験したから、そこには大きなリソースがある。

そして、トラウマを解放するにもリソースが必要。

だから、この2つはコインの面裏の関係とも言えそうです。

リソースなしに、トラウマから回復することができないのです。

登山道具なしに、雪山は登れません(笑)

そんな中、もっとも大事なこと今からお伝えします!

 

 

リソースで1番大事なポイント!

 

リソースに関してもっと大事なことがあります。それは、、、

人格の解離、離人感、過覚醒、各種依存、パニック、強迫、引きこもり

これらは治すものではないのです!

じゃあ何なのでしょうか?

 

全部リソースですよ!

支援者の皆さんへ。もう一度、声を大にして言います。

「これら全部リソースですよ〜!」

 

 

過酷なトラウマを抱えてサバイバルしてきたリソースです。

強迫に苦しむ人がいたら、

「強迫的な行動をとってきたことで、今までやってこれた」そう言ってあげて欲しいです。

過覚醒の人がいたら、

「過覚醒になることで、色々達成して、今のあなたがある」そのように承認あげましょう。

だってこのような適応力やリソース、めっちゃかっこいいじゃないですか〜!

それからです。ちょっとずつその「サバイバルリソース」を緩めていくのです。

必要なものはおいといて、今不要なものは緩めていく。

「もう十分やってきたよ」って言いいながら。

 

サバイバルリソースなのです

辛い環境にいたからこそ、トラウマが激し過ぎたからこそ、そこには大きなリソースがある。

寒い雪山であったか〜いお湯がどれだけありがたいか。

日本の真夏に喉がカラカラで、飲む水がどれほど美味しいか。

体に染み渡たる〜!(笑)

言い換えれば、トラウマを経験したからこそ、培ってきたものがあるのです。

その部分をカウンセラーとクライアントで、一緒に探求しましょう。

 

 

カスタマイズする必要性

 

もう一つの大事なポイントは、カスタマイズするということです。

どのような順番でリソースを構築していって、どのように微調整していくか、ということです。

 

 

応用力

準備のためのリソースを育てるのは、簡単そうにみえて、とても難易度が高いです。

リソースに抵抗するパーツが出てきたりもします。

よくなりたいけど、よくなりたくない、というような葛藤もそうです。

あるクライアントさんにとってリソースなことでも、他の人にとっては心理的なトリガーになることもあります。

山や木など自然がリソースの人もいれば、それが不安や恐怖に繋がるという人もいますよね。

 

さらには、ソマティックなリソースであるグラウンディング、センタリングなど、

人によって微調整が必要なのです。

決まったやり方では、うまくいきません。

というより、クライアントさん1人1人にカスタマイズする、オーダーメイドするというような感覚です。

もちろんその中でも、みえてくるパターンなどもあります。

 

順番

カスタマイズするのは、リソースを実践する1つ1つなのです。

そして、どれからやっていくのか、という順番も大事になってきます。

そして、どれくらいのペースでやるのがもっとも効果的なのか? その辺が重要になります。

大事なポイントは沢山ありますが、まずはトリガーを避けること。

そして、身体的なことは、末端からやっていくことです。

体の中心部は様々な感情の貯蔵庫なので、ゆっくりやっていくのがより効果的です。

 

 

リソースを育てると副作用?

 

リソースを育てると、トラウマを乗り越えることもそうですが、それ以外の「いい副作用」があるのです。

ソマティックなリソースを中心にやっていくと、人生の様々な側面で、よいことがあります。

プレゼンがうまくなった。職場で昇進した。収入が増えた。

人間関係がよくなった。人生が豊かになった。

このようないい影響をよく報告して頂きます。

要するに、リソースを育てることは、トラウマ回復だけに必要なだけでなく、万人に必要なのです。

必要というか、大きな恩恵を受けられるのです。

雪山を登り切るために、準備をしたり、体づくりをし続けたことが、登山を成功させる。

さらには、現実の社会でもうまくいくようになる、ということです。

 

回復のプロセスをあゆむ

トラウマも克服し、さらなる恩恵を受ける作業をしっかり提供するのが、対人支援者のお仕事ですね。

トラウマ抱えた人も、対人支援者も、みんなで協力して、少しずつ進んで参りましょう!

 

 

 

 

 

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