この記事を書いた人 

山口修喜(Nobuki Yamaguchi)

北米に17年間住み、カナダ、ブリティッシュコロンビア州の公認臨床心理カウンセラーとして7年間働く。

帰国して、海外の最新トラウマセラピーを支援者に講座で伝え続けている。

 

 

ぽむ
あんしんか~ん。今日もよろしく~。

 

山口のぶき
ぽむ~。今回の大事なポイントは、「適量」だよ~。

 

安心感とは?

 

トラウマから回復するプロセスにおいて、
「安心、安全を大事にしましょう」
とよく言われますよね。

最近では、どのセラピーでも
リソースが大事という流れがあります。
でもまだまだ少ないけどね(悲)

リソースというのは強み、資源という意味。
具体的には、安心感、自信、幸福感、達成感、穏やかさ、、、

ある程度、健康度が高ければ、いきなり
「過去に安心したことを思い出してみましょう」
「安心できる人は周りにいますか?」

というように心理カウンセラー(支援者)が
聞いたりしますよね。

さらに、「安心をじっくり感じてください~」
なんて促す、、、

1分とか、3分とか充分味わってもらう。
でもね~。でもよ~。

無理無理!

トラウマ症状が強く出ていたり、
体の感覚がなかったりする場合は、

このように聞いても効果がないことが多い。
というか、体の内側の感覚に意識を
向けることが実は、

危険! だったりもします。

いい感覚に浸ると、嫌な感覚が出てくるから。
じゃあどうすればいいの?
って思うかもしれません。

最後まで読んで頂ければ、
どうすればいいか、わかります。

 

ぽむ
のぶき~、にゃんでだよ~?

 

山口のぶき
ぽむ。あなた実は猫だったの(笑)理由を説明していくね~。

 

 

なぜ効果がないのか?

 

まずこの動画を観て頂けると、
なぜ、いい感覚の後に、
嫌な感覚が出てくるのかがわかります。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

 

 

簡単に言うと、「早すぎる」ということ。

繰り返される虐待やトラウマ的な出来事で、
トラウマ症状が強い方は、、、

過覚醒状態、フラッシュバックになってたり、
このような状態では、心地よさを感じれないことが多いです。

さらに、低覚醒状態、解離状態、
離人症の状態は、感じたくない~、
ということでこの状態になっているわけ。

何かを感じることを、やめている状態。
感じないようにしてるのに、
感じましょう!って、

おなしくない(笑)

なので、穏やかな状態や安心感を、
感じている余裕はないということなのです。

 

 

感じることは危険?

感じないように、過覚醒になったり、
離人症の状態にいるわけで、、、
感じることを促すと、「いやっ」って体がなる。

なので、クライアントさんの状態をみながら、
少しずつやる必要がある。

もっと大事なことは、「準備」するということ。
安心を感じてもらう前に、
たくさんやることがあります。

クライアントさんによっては、
数セッションかかることも、、、中には、
何十セッションもかかることもあります。

 

ぽむ
にゃんの準備をするの~?

 

山口のぶき
猫モードだね今日は(笑)準備とは、、、

 

 

安心感をやる前にすることは?

 

色々準備が必要です。
どんな準備が必要だと思いますか?

ちょっと想像してみてください。
思いつきました? どうですか?

では、言いますね。

「普通の会話」をする。

えっ?

お金払ってセッション受けに来てもらって、
「ふっ、普通の会話!?」

そうなんです。
普通の会話が以外に安全にできることなのです。

友達同士で話すような内容。
最近みた映画の話。
近所の猫の話。
また猫出てきた(笑)

仕方ないから、ポムの話とか(笑)

 

ぽむ
ポムの話とか?「とか」って(怒)

 

山口のぶき
ごめんごめん。ぽむも長年、クライアントさんのお手伝いをたくさんしてくれたね~。

 

 

被害体験を話さないとダメ?

 

 

クライアントさんは、
セラピーに来ると、しんどい話をしないとダメ、

過去の被害体験を話すことが
回復につながるって思っている方は多いです。

もちろんそれも大事なこと。
もっと後の段階でね。
なので、そのように心理教育する、ということ。

被害体験は聞きません!ではなくて、
準備が必要なことをしっかり伝える。

話を戻すと、普通の会話をしたり、
その中で、クライアントさんが
支えになった人のことが出てきたり、
支えになったことを思い返したり、

楽しい、充実していることなどを
あらためて確認することが
とっても大事なんです。

まだこの時点では、
「感じる」ことはうながしてない。

話すだけ、それだけでも、
ちょっとは感じるから、、、

うながすのは、まだまだです。

これこそが、本当の効果的なセッションだと思う。

それをやっていくと、
自然と体が緩んできたりもするよね。

普通の会話が大事とわかっていてやるのと、
何となく普通の会話になってしまっている、
では大違い。

 

ぽむ
ちょっとわかってきたよ~。その後はどうするの?

 

山口のぶき
その後?今回特別だよ~。

 

 

その後は、どう進めるの?

 

その後は、少しずつ
「安心感を、、、」やっていく、、、
のではなく(笑)

体を使っていくことが多いです。

グラウンディングです。

地に足をつける感覚であったり、
自分の足の裏を感じたり、
自分の体重を大地にゆだねたり。

 

そして、丹田を意識してみたり。

何千人とやったけど、
ほとんどの人は、刺激が強すぎて無理~、
とはなりませんでした。

相撲で例えると、、、
いきなり、ぶつかり稽古します?

まずはシコを踏むことからですよね。

シコを踏むことも、グラウンディング。
どっしり重たく、大地に根っこを
はやしているようなもの。

そうすると、簡単に投げ飛ばされません!

トラウマを抱えた人もそう、
過去のフラバとか、
感覚の恐怖とかに、
投げ飛ばされないようにします。

それが、グラウンディング!!!

 

ぽむ
にゃんとなく、わかってきたよ~。

 

山口のぶき
やっぱり猫!続きいくよ~。

 

 

とうとう安心感?

 

それが出来たら、
「安心感をやっていくんですよね?」

ざ、ざんね~ん。

次なにやったらいいと思います?

シンキングターイム!

ぽむ
もったいぶりすぎだワン。

 

山口のぶき
やっぱり犬、本性をあらわしたな(笑)

 

次は、「体を少しずつほぐす」

 

 

 

ストレッチとかね。
ポイントは少しずつ。

手の先から、ある意味、指1本から。

そんなこんなで、、、ここまで来るのに、
10セッション使うこともあります。

人によってさまざまです。

意味があって体を固めているんです。
急にほぐし過ぎたら、体さんは抵抗します。

よりさらに固くなることもあります。

そして、ようやく、内側の感覚、
「感じる」ことをちょっとずつやっていく。

「安心出来る人」を思い出して感じてみたり。
それも少しずつです。

人によっては、5秒から。
状態をみながら、やっていく。

1分くらいやってもいいと思ってませんか?
まずは5秒くらいからです。

もちろん、健康度が高かったり、
今まで色々なセラピーをやっていれば
1分とかもできることもあります。

この辺のことは、
「リソース構築のオンライン講座」
で詳しく話しています。

 

ぽむ
ふっ~。長いぜ。

 

山口のぶき
ホントそう。長いぜ。でもこれが最短かも。遠回りのようで近道。

 

なので、簡単に安心感と言っても、
トラウマを抱える人のプロセスは
知識とスキルがいると思っています。

ただ、いったん解ると、
それほど余計な苦労はなくなると思います。

さぁ、あなたにとっての安心感とは?

じゃくて、普通の会話から(笑)

そして、グラウンディングと丹田。
その後、ほぐし。
最後に、安心感やここちよいことを感じる。

っていうプロセスかな。

 

 

注意点があります

 

ただ、このプロセスは目安なので、
絶対、順番にやらないとダメ
とかいうものではありません。

いきなりストレッチができる
クライアントさんもおられるだろうし。

ポイントは「クライアントさんと一緒に」

「少しずつ」

 

 

ぽむ
ふっ~。今日もいい学びだったにゃん。まっ、間違えた!いい学びだったワン。

 

山口のぶき
(笑)(笑)(笑)最後までありがとうね~。

 

 

 

リソースを効果的に、構築する方法を動画で公開しています。

こちらよりどうぞ。

 

 

 

 

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動画1 リソース構築法

動画2 フラッシュバックや過覚醒を抑える

動画3 解離、離人感の対応法

動画4 怒りとバウンダリーについて

動画5 恐怖症、強迫を手放す