この記事を書いた人 

山口修喜(Nobuki Yamaguchi)

北米に17年間住み、カナダ、ブリティッシュコロンビア州の公認臨床心理カウンセラーとして7年間働く。

帰国して、海外の最新トラウマセラピーを支援者に講座で伝え続けている。

 

 

ぽむ
今日は珍しく質問コーナーだね。

 

山口のぶき
ぽむ~。嬉しい質問もらったよ〜。

 

ぽむ
僕も質問あるんだけど….

 

今回は頂いた質問にお答えします。

なぜ日本ではカウンセリングが
広まらないのでしょうか?

その改善方法は?

 

心理学系の学部を志望している受験生からの質問

 

質問をメールで頂きました。

とってもいい質問だったので
掲載許可を頂きました。

⬇︎

私はカウンセリングというものを一般的なものにしたいと思っています。
その理由としては主に2つあります。

1つ目は「心に葛藤を抱えている人が今よりもっと気楽にカウンセリングを受けようと思えるようにしたいから」

私も実際にカウンセリングを受けたことがあるのですが、
周りの人から冷ややかな目で見られることが多いように感じました。
そして、アメリカでは日本と違い、
カウンセリングは日本よりも普通の行いとも聞きます。

2つ目は、「カウンセリングを一般的なものにし、臨床家の需要を高め、仕事を増やし、
経験を積み、クライエントにより質のいいカウンセリングを提供するため」

山口さんも仰っているように、カウンセラーが臨床力を上げるためには経験が不可欠であり、
その為にお金が必要なのだが、カウンセラーの供給が需要を超えており、その為仕事がなく為貧になってしまう。

だからこそカウンセリングというものを一般的なものにし、
クライエントを増やすことによってカウンセラーの仕事が増え、
カウンセラーが沢山経験を積めるようにしたいと思っています。

そこで、質問なのですが、カナダではカウンセラーの社会的地位も日本より高く、
需要もあり、カウンセリングを受ける事は日本よりも一般的だと記事に書いておられましたが、

山口さんが感じた日本とカナダにおけるカウンセリングの在り方、
またはカウンセリングを受ける事に対してカナダではどう思われているのか、
日本ではどうなのか。という事を教えて欲しいです。

また、日本がカウンセリングというものを一般的なものにする為に必要な事、または
障害となっている壁を教えてください。

 

山口から返信させて頂きました

 

メールありがとうございます。

心理学を大学で学ぶ前に、
このような質問を考えること自体が
素晴らしいですね。

最近は、だいぶ日本でもカウンセリングが浸透してきたようにも思います。

例えば、職場で鬱ということになれば、専門家にかかった方がいいと
流れになってたりしますよね。

カウンセリングを受ける人も10年前とか、
20年前よりは増えているようにも思います。

でも海外(北米など)と比べるとまだまだです。

受ける側のカウンセリングに対する考え方も消極的というのもあるし、
提供する側が効果的なセッションを提供できないから
口コミも起こらないし、広まっていかないというのもあると思います。

なぜカウンセリングが広まらないのか?
日本と海外の違いは?
広めるために何ができるのか?

この辺をいくつかの
ポイントでまとめてみました。

⬇︎

 

カウンセリングを受けても「効果なし」

 

まだまだ傾聴中心の
言語レベルのカウンセリングが
浸透している日本では

効果的なセラピーを提供している人が
本当に少ないと思います。

ソマティックなセラピーとか
色々なアプローチがありますが、

提供する方のスキルアップが重要ですよね。

心理学の先進国(北米)とかでも
心理カウンセラーに対して
批判的な人も多いです。

あんなものに行っても
仕方がないというように。

メディアでもそう言われたり。

まあ、それだけ
心理カウンセリングって
難しいことなのだとも思います。

それと、
カウンセラーが治すわけでは
ないですよね。

クライアントと
カウンセラーが
一緒になってやっていく作業ですよね。

というのもあるけど、
効果的なセラピーを提供できない人が
多すぎる現状があるのだと思います。

 

 

カウンセリングで何を話せばいいのかわからない?

 

カウンセリングに行っても
何を話していいかわからないと
思っている人もおられると聞いたことあります。

この辺を教育するというか、
しっかりお伝えする必要が
あるのではと思います。

このようなこと話しますよって
なんとなくカウンセラーが

メルマガや
HPなどで伝えてくれてたら、

もうちょっとトライしてみやすいかもしれません。

どんなこと聞かれるのか
全く想像つかないと
飛び込めないですよね。

そうすると
カウンセリングを受ける人が
相対的に減りますよね。

占いに行く人の方が多いのは、
答えをくれるから楽なわけですよね。

私自身はメルマガや
HPで色々お伝えさせてもらっているので、
初めて受けるクライアントさんは

どんなセラピーで
何を話していいかわからない
みたいな緊張はないです。

それよりも
本当によくなるのか?
期間はどれくらいかかるのか?

実際にスカイプや対面で
会うことに緊張するというのは
よくあります。

 

 

話すことがなくなってくる!?

 

傾聴中心のカウンセリングだと
一通り話すと、話す内容が
なくなってくるというのがあります。

3回くらいのセッションで
過去のことを大体話終えると
話すことがなくなってくる。

そりゃそうですよね。

そして、効果がないとわかって
継続しない。

よくならないので
友人知人に勧めようとも思わないですよね。

人に勧めないという部分は
次にお伝えする恥の文化とも関係してそうです。

 

 

カウンセリングが広まらないのは「根深い恥の文化」

 

障害となっている壁、、、
日本の文化的なことでしょうか。

恥の文化が根強いことも関係してそうです。
恥ずかしいことは家の外に漏らすなというような。

家族の恥だから….
みたいなこともありそうです。

周りと同調して、
うまく溶け込んで、
人間関係がうまくいくということ。

そんな価値観が
まだ根強くあるから、
変わった人は受け入れられにくい。

今回、質問してくれた学生さんも
冷ややかな目でみられたと言っていましたよね。

 

 

シャットダウン系が多いから?

 

恥が強い日本などは
トラウマにあうと、
戦ったり、逃げたりするより、

シャットダウンする傾向が多いのもあるかも
しれません。

海外なんかでは
言いたいことを平気でバンバン言ったりします。

それが年上であっても。

でも日本では相対的に
嫌なことやトラウマがあった時
我慢してしまう傾向が強そうです。

感覚を麻痺させたり、
感情を抑圧したり、

人に知られたくなくて
そのような行動になったり。

もちろんシャットダウンすることは
自然な反応なので、

それ自体を悪いことだとか
言ってるのではなく、

恥の文化が強いと
そのような傾向が強いのかも
と考えてみているだけです。

 

 

カウンセリングが普及しないのは「日本の縦社会」

 

日本のように縦社会の傾向が強いと
保守的になって、
今まで通りのやり方でいく方が
無難となりますよね。

上司が言うから。
先輩が言うから。
今までの伝統とか。

この辺は、カウンセラーを教える
先生と生徒という関係でもみられます。

例えば、学生、大学院生が
ソマティックな心理学を学びたくても

大学の教授がそういうことに
抵抗があると、
学びたい、研究したいと
言えない環境があると思います。

なので教授は、自分の専門、
今までのやり方を教える人も
結構おられそうです。

例え新しいやり方が、効果的でも
それを教えることは
自分の立場が….

みたいなこともありますよね。

縦社会が強いとなかなかいい変化が起きない
のかもしれませんね。

 

質問くれた学生さんへ

最後に、学生さん、
いい質問ありがとうございます。

将来、一緒にこの心理の業界を
成長させていこう。

また何かあったら
連絡くださいね。

オフィスPomuの山口より

 

 

ぽむ
僕の質問は、聞いてくれないの?

 

山口のぶき
わかった。おやつをもっと貰うには? みたいなことでしょ(笑)

 

ぽむ
へっへっほ〜(笑)

 

山口のぶき
図星か〜(笑)

 

 

 

 


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