最新のメタ分析研究|オンラインカウンセリングの効果は?

 

このご時世、Zoomやスカイプのオンライン カウセリングが、主流となりました。

Zoomセッションは対面のセッションと比べて効果のほどはどうなのか?

その研究の結果を鵜呑みにしない方がいい、という部分もあります。

ソマティックな体の感覚を重視したセラピーをZoomでやるには、効果が半減するのでは?

そのために効果を高める方法もお伝えしますね。

 

Zoomやスカイプなどでのオンラインセッションは効果的か?

 

ちょー最近のメタ分析の結果では、、、

メタ分析というのは何十という研究をレビューしたもので、一番信憑性があるものです。

57もの研究を、レビューして、まとめると、、、な、な、なんと、、、オンラインセッションは対面セッションと同じくらいの効果がある。

という思った通りの結果(笑)

 

 

今回のメタ分析だけでなく、それ以前のものも同じような内容です。

これを聞いてどう思いますか? ある意味、希望を感じませんか?

だって、対面より半分の効果しかない! なんてことになったら、大変です(笑)

だから自信を持ってやっていきましょう。私の体験的な感想も同じです。対面と同じくらいの効果がある印象です。

1年間の総合トレーニングに参加している対人支援者さんも、同じことを言っておられます。

私の心理士の仲間もそう言っています。たぶん世界中の支援者も(笑)

うん。だから大丈夫なのです。

 

 

対面の心理カウンセリングのセッションがうまく出来るという前提

 

でも、見落としがちなのは、「対面と同じくらい」という部分。

対面で効果的なセッションを出来ている、という前提です。

対面でうまく出来ないものはオンラインでも、うまく出来ませんよね。

ていうか、出来たら、怖いけど(笑)

あとは、対面とオンライン、それぞれのメリットやデメリットも把握しておきたいですよね。

 

 

でも、メタ分析の効果測定は鵜呑みにすると、、、

 

さっきは、効果があるから安心してくださいとお伝えしましたが、、、

それには、注意も必要なのです。

メタ分析の研究結果でも鵜呑みにしない方がいいと思っています。

例えば、昨今は、欧米でコロナの状況半端ないですよね。

ほとんどのセッションはオンラインに変化せざるをえなかった。

 

 

そんな時に、オンラインのセッションは効果がない、そんな研究結果をガンガン論文にしないですよね。

要するに、論文の内容とか研究結果とか、ある程度バイアスがかかっているものだと思う方がいい。

製薬会社やスポンサーや「お偉いさん」の力で、どんな結果も出せる部分があります。

ま、コロナ以前にも行われた研究もそれなりにあって、オンラインカウンセリングは効果がある、という結果だから、そうなのでしょう(笑)

 

 

オンラインの心理セラピーのセッションは効果が半減する!?

 

効果が半減?

えッ? さっきメタ分析で、対面と比べてもオンラインセッションも効果があるって、言うたやん? ですよね。

私も最初はそう思ったんです、、、

ところがどっこい、、、どっこい?(笑) それはさておき、、、こう思ったんです。

メタ分析の結果って、言語レベルのセッションではないのか?

はッ!? 気づいてしまった。なんか違和感があったのです。

大事な質問は、、、「ソマティックなセッションではどうなのか?」

私の知る限り、、、研究は存在しない、、、おー、まい、がッ(笑)

 

 

ソマティックなセッションは工夫が必要

 

ソマティックなセッションは、ある意味独特です。

姿勢も大事だし、お腹から下の体の反応も大事になってくるし、、、

立ってセッションもやるし、、、

だからソマティックなセッションは、Zoomでも工夫しないと、、、効果が半減すると思っています。

お腹から下の反応はクライアントさんに言葉にしてもらうとして、、、ある程度は解決できますよね。

 

そして、支援者の方は「立ってセッションをやれる環境」を作ってみましょう。

椅子のすぐ後ろが壁だったら部屋の模様替えも必要かもです。

やったことなかったら、カメラのテストをしてみましょう。

そして、セッションでは、まずはグラウンディングとかやってみてもいいですよね。

 

 

クライアントさんにも立ってもらえる環境を作ってもらったりも必要です。

「大きく空間を使う」それが1つのキーワード。

そんな臨床ライフを送ってみてくださいね。新たな発見があるかもです。