つい先日、いつものように、勉強というのか、情報収集していました。

これは役に立つ! そんな内容が、ある論文の中に。直面化が必須な3つの状況が書かれていました。

直面化をしなさすぎたり、激しくやりすぎたりする支援者が多い印象です。

この機会に直面化を効率よくやれるようにお伝えしていきますので、よかったら最後までお付き合いくださいね。

 

まず直面化(コンフロンテーション)を理解しよう

 

ちょっと面倒でも、ま直面化をしっかり理解しましょう。

そして、それを活用すべき3つの状況をお伝えしていきますね。

 

精神分析的なところからきた、明確化、解釈、直面化

まずは直面化って何? そこからいきましょう。

直面化って、もともと分析系の言葉です。

支援者が防衛しているクライアントに直面化させるのです。

「セッションへ遅れてくることは、あなたの無意識の防衛です」みたいなことを言うのです(笑)

直接的に向き合わすのです。

 

現代の直面化とは?

でも、現代の直面化(コンフロンテーション)は、そんなことはないです。

もっと優しくあるべきだと思っています。

さっきの例だと「最近、遅れてこられることがありますが、何かあったりとか、、、」みたいな言い方です。

優しく、ってこんな感じです。

⬇︎

 

ふと、気づきを得て頂く、そんな直面化です。

記事を読み続けていくと、優しいやり方の例も出てきます。

直面化をするのは、ただ気づきを得てほしいからですね。

直面化という意味の「コンフロンテーション」という言葉は、海外では一般の人が日常的に使うようになりました。

向き合うべき家族やパートナー、上司など、伝えることをしっかり伝えて、ドロドロした部分を見つめて、しっかり対話をしましょう、そんな意味で使われます。

 

 

よくある現場の支援者の間違い

心理カウンセラーさんは、あったかくて、優しい人が多いですよね。

だから共感、受容、優しさばかりで、クライアントさんに対して直面化が少なすぎるのです。

もしくは自分が癒されてないなどを理由に、直接的にやりすぎているのです。説教みたいな、押し付けがましいアドバイスになっていたり。

だから、ポイントは、しっかり共感もしながら、ここぞという時に、直面化をするのがオススメです。

 

直面化に関する論文

それでですよ。普段の読み物をしている時に、見つけてしまったんです。

直面化を使う3つの状況。それがわかりやすい! そう思ったのです。

これでもっと直面化を支援者の皆が使ってくれる! そう感じたのです。

Monica Salerno, Barry Farber, Leigh McCullough, Arnold Winston & Manuel Trujillo (1992)  The Effects of Confrontation and Clarification on Patient Affective and Defensive Responding, Psychotherapy Research, 2:3, 181-192

 

 

直面化を使った方がいい1つ目の状況

 

クライアントさんが話している「言葉」と「非言語」ここが不一致している時。

直面化しましょう。例をあげますね。

言葉では「そのワークやりたいです」と言いながら、身体や表情(ノンバーバル)では「それやだ〜」ってなっている状況など。

厳しく直面化してしまうと、「やりたいって言いながら、本当はやりたくないのですね。」ってなります。

ちょっと直接的すぎると思いませんか?

こんな風に言われたら、「そんなことないし!」(怒)ってなるかもですね。

 

現場のカウンセリングの例

状況や人によりけりですが、もっと微細にやりましょう。

例えば、「やりたい、と言われた時、何が起こっていましたか〜?」

もしくは、「ワークすることに何か躊躇されてたり、、、私に伝わってきた気がしたような、、、」

言い方は、何十通りとありますが、このように優しくお伝えすると、「無理やり向き合わされた!」というより、

無理にやりますって、頑張っていた私に気づいてくれて、ありがと〜、そうなる可能性もあります。

もっと痛いところに目を向けてもらう場合、より間接的に、優しく寄り添う直面化が必要です。

そもそも「直面化」そんな言葉じゃない方がいいのかもですね。

 

効率よくやるためのポイント

優しく伝えることも大事ですし、言葉と表情の不一致をトラッキングできるのか?

支援者がちゃんと気づけるか? ここがうまくやれるポイントですね。

この辺は訓練された、ソマティック セラピストは得意分野ですね。

あとは、話している「言葉」と「行動」の不一致も同じです。

これはさっきのよりはもっと簡単に観察できそうですね。

細かい微細な表情は難しくても、大きく動く行動は時に明白ですよね。

 

 

心理セラピーで直面化をオススメする状況 ②

 

こんな時に直面化しよう。第2段いきますね!

直面化すべき時は、山口さんの髪型が毎回違う時(笑)

Youtubeの動画、山口さんの髪型が毎回違う! ってツッコミましょう。

こんなのもあれば ⬇︎

こんなのもある ⬇︎

 

前回はいい感じだったのに、今回は、癖毛でクリクリ(笑)

前回と今回、違うやないですか〜!って直面化しましょう(笑)

私はこう言うでしょう。確かに違うし、苦労もある。でも、毎日髪型が違うんですよ。

だから飽きないんです〜! と、いつもの感じで、変なこと言ってしまった。

でも実は、、、

 

ここに直面化すべきヒントが、、、

髪の毛? ちゃうちゃう(笑)

毎回違う? おっ、近づいてきた。そうなんです。

直面化すべき時は、クライアントが今言っていること、それと前に言っていたこと。

ここに不一致がある時です!

聞いたら、なんやシンプルやな〜、なんて印象を持たれたかもしれません。意外にも大事です。

だって、「時に違うことを言う」「毎回違うことを言う」その背景に、色々潜んでいそうです。

 

① 支援者に合わせている

自分の思ったことを言ってなくて、支援者が聞きたいことを言うこともあります。

そこに支援者が先に気づいてあげるのです。

そして必要であれば、やさ〜しく直面化して、クライアントさんに気づいてもらう。

 

② パーツ心理学的にも大事な要素

特定の人格、パーツ、自我状態、モード、呼び方はなんでもいいのですが、

変わっている可能性があるわけですよね。

パーツ心理学やっていると、自然とこの辺は直面化してそうです。

あッ今違うモードになったかな。違う人出てきたかな、とか。

クライアントさんが気づいてないこともあるのです。

だから、どんな心理メソッドを使っているか、その辺が深く関係してきそうです。

支援者はクライアントさんの微細な変化に気づいていきたいですね。

私の動画を見るとよりわかってきますよ。

同じような髪型している動画は、同じ日に撮影したのです。

そんな時は、やさ〜しく、直面化してくださいね。

前回のと、今回の動画、いい感じに髪型違ってたりしてるのでしょうか〜てね(笑)

 

 

心理療法の現場で直面化をするべき状況 ③

 

3つ目いきましょう。

ついさっき、野菜スープ作ってたんです。

八ヶ岳から届いた無農薬無肥料の野菜たち。

その中に、紫色の水菜がありました。

それをスープに入れると、なんと、スープが紫色に!

 

 

ジャイアン スープやん(笑)中身は別もんだけど。

以前ブログの記事でジャイアンスープのことを書きました。

その印象が私の中に強くて、せっかくのスープがジャイアンスープになった!(悲)

毒々しい!というのが最初の印象です。

でも、じっくり味わってみると、サイコーに美味しい!

じっくり観察してみると、意外にも綺麗!

1つの見方は、毒々しい色のスープ。別の見方は、綺麗な色のスープ。

そうなのです、、、

 

これが直面化すべき3つ目の状況

クライアントが問題をどのように捉えてるか?

それと、支援者が問題をどのように捉えているか?

ここに不一致がある時です。

現場では様々なテーマ(悩み)を扱いますよね。

それをどう捉えるかはとても大事。クライアントと支援者で、捉え方が違って当たり前なのです。

そこをすり合わせしましょう。

よくある2つのパターンがあります。

 

(1つ目)クライアントが、否定的すぎる時

例えば、依存的な自分はダメ。

セッションの宿題をやれない自分はダメ。

体を感じれない自分がダメ。

ということであれば、支援者が優しく直面化してもいいですよね。

体を感じなくして、サバイバルしてきたことを認識してもらうこともできるでしょう。

もう一つは、、、

 

(2つ目)支援者が問題視しすぎていること。

さっきの過食や過覚醒を治療すべきものと認識していたり。

宿題をやらないのをセラピーへの抵抗だ! なんて理解したり。

ソマティック心理やパーツ心理的なアプローチがないと、

意外にもクライアントに厳しくなりすぎる傾向があります。

 

 

とにかく不一致(descrepancy)が直面化のポイント

 

3つの直面化すべき状況はに共通することは、不一致です。

クライアントの言動と行動(表情)の不一致。

クライアントの前回の言動と今回の不一致。

クライアントの問題の捉え方と支援者の問題の捉え方の不一致。

物事が一致していないって、不具合が起きても自然ですよね。

ここからもわかることが、クライアントの内側で不一致が起こっていたら、気づいた方がいい。

クライアントと支援者の間で不一致が起こっていたら、気づいて修正した方がいい。

内的な世界での不一致、関係性における不一致。

そんな不一致を修正してくれるのが、直面化なのです。

最後に、もう1点だけ大事なことをお伝えさせてください。

 

 

直面化の定義、やり方、プロセスは様々な要因によって変わる

 

今回の記事では、3つの状況で、直面化をしましょう、そうお伝えしました。

だが、世の中そんな甘くはない(笑)

心理セラピーって複雑です。

直面化をどのようにやるのか?

それにはさらに6つの要因が関係してきます。

だから直面化すべき3つの状況、関係する6つの要因。

3✖️6=18

 

6つの要因が、こちらの論文に書いてありました。とてもわかりやすかったのです。

Douglas L. Polcin (2003) Rethinking Confrontation in Alcohol and Drug Treatment: Consideration of the Clinical Context, Substance Use & Misuse, 38:2, 165-184

様々な要因によって、直面化の定義、やり方、プロセスが変わってくる、ということです。

その様々な要因とは、

① セッションをする現場の状況

② 心理療法のアプローチや哲学

③ クライアントの状態

④ クライアントと直面化をする支援者との関係性

⑤ クライアントの直面化に対する態度

⑥ 直面化をした時の感情の起伏の度合い

この辺をなんとなくでも知っておくと、頭の片隅においておくと、

どのクライアントのどう直面化するのか? その辺が明確になりやすいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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