トラウマセラピーにおける心理的抵抗の対応法を解説

 

「心理的抵抗」について語っていきます。

ふと振り返ると、心理療法で起こってくる「心理的抵抗」

これについて、しっかり伝えてなかったですね。

これは大問題です(笑)

こんな大事な内容、なぜお伝えしてなかったのだろう? 

当たり前だと、思い込んでいたから? 

もしかして、私が抵抗を語ることに、抵抗していたのかも!?(笑)

もしくは、抵抗を語らなかったのは、あまりにも膨大なテーマだったから? 

だって、「心理的抵抗と心理療法」そんな本が1冊できそうです。

さあ張り切っていきましょう!

 

セラピーにおける心理的抵抗に対応する

 

あなたの目の前の相談者が、

提案したワークをやりたくない」「セッションにも意欲的でない」

そんな場合、どう対応しますか? 

質問して突っ込みますか? 

もしくは、「そんな時もあるよね」「仕方ないよね」とただ寄り添いますか?

相談者が「抵抗」を表現されると、

支援者は「否定された」「感情を向けられた」と反応しやすいのです。

でも理想は、自然に受け止めることです。心の底から。

 

 

相談者にこう言われてもです。

「あんたの提案するワーク、やりとうないわ!」

「そんなもんで、よくなるわけな〜い!」

とムカつく顔で言われてもです(笑)

赤いリンゴもあれば、金色のリンゴもあるのです。

えっ、なんで金色!? ではないのです。

クライアントが金色のリンゴと言えば、金色なのです。

ただ自然に「金色なんですね〜」と言うんです。

承認するのです。

オフィスPomuのサイトの記事は、おもろい時もあれば⋯⋯

役に立つ時もあるのです。

ん!? おもろい時と役に立つ時しかないみたい(笑)

まずは支援者のあなたが、心理的抵抗にどのような態度になっているのか?

その辺を観察してみませんか?

 

 

心理的抵抗の対応法(海外のソマティックセラピスト編)

 

提案したワークに意欲的でない⋯⋯

やりたくない⋯⋯

これは、「やりたくない」ということを表現しているのです。

表現という行動です。

反対の意味の「やりたい」はどうでしょうか?

これも「やりたい」という表現です。行動です。

同じなのです!

海外のソマティックセラピストも、ひと昔に言っていました。

誰だったか、ど忘れ(笑)

たぶんリヴァイン先生だったような。

とにかく先生は言うんです。

「やりたくない」もエネルギー。表現であり、行動です。

同じように。

「やりたい」もエネルギー。表現であり、行動です。

 

 

「やりたい」「やりたくない」同じエネルギー

 

心理的な抵抗を自然に承認したり、受け止めるのはとても大事です。

でも、これって難しいのです。

だからこそ「やりたい」「やりたくない」

これらは同じエネルギーという視点を持ってみるのです。

別の視点を提案します。

「やりたい」は +10

「やりたくない」は −10

プラスとマイナスの方向は違うけど、それぞれ10進んでますよね。

なんか昔、ありませんでした?

数学で、マイナスもプラスになる、みたいなの。

なんだっけ? まあいいや(笑)

プラスとかマイナスがややこしかったら、

「やりたい」は西に33歩

「やりたくない」は東に33歩

とかどうでしょう(笑)

 

 

同じように行動しているのです。

そういう意味では、思った以上にクライアントは表現してくれてるのです。

 

 

ソマティック心理学は効果的でもあり危険でもある!?

 

現場でソマティックなアプローチを実践されてる人も多いでしょう。

少しずつ取り入れてる人、がっつり取り入れてる人、おられますよね。

やっていてどうですか?

相談者の体の「内的な感覚」に意識を向けてもらったりしますよね。

でも、そういうのに抵抗がある相談者も多いのも事実。

ソマティックなアプローチは効果的です。

でも、こう考えたことありますか?

危険なアプローチだと。

やり方によっては、深い部分にアクセスできます。

アクセスしちゃえるから危険でもあるのです。

思考
⬇︎
感情
⬇︎

深さを表すと、こうですよね。

だから身体志向はリスクもあるのです!

というか抵抗が強く出やすいのです。

 

 

ソマティック心理における体を感じる抵抗

 

抵抗って言っても色々あります。

1つは体を感じる」という抵抗です。

重いトラウマや虐待を受けた相談者さんは特に。

だって多くの人は感じないことで、サバイバルしてこられてる。

そんな状況で生き抜いてきた人に、

さあ、ソマティックですよ〜 体の感覚ですよ〜

なんて言われても感じたくないのです。

怖くて仕方がないのです。

抵抗の裏にある感情は「恐怖」です。怖いから抵抗するのです。

ソマティックなセラピーだからこそ、気をつける点ですね。

かなり効果的だからこそ、気をつける点なのです。

 

 

心理的抵抗への対応はパーツへのアプローチ

 

ソマティックなアプローチをより効果的にするためには、

総合的に色々やる必要があります。

その一つがパーツへのアプローチです。

感じたくないパーツさんがいる、みたいなこともあるのです。

この辺がソマティックだけでは、うまくいかなかった海外のセラピストたちが、

パーツを取り入れた理由なのですね。

ソマティックとパーツ心理の相性がいいのです。

体への抵抗は、パーツ心理を応用してみてくださいね〜

特定のパーツさんは体を感じることはOKでも、

他のパーツさんが感じることを、いいものだと思っていないのです。

頭をフルに回転してサバイバルしているパーツさんはどうでしょうか?

もちろん「体で感じる」ことは猛反対です。

 

 

子供の頃、ふとした時に安心していたパーツさんはどうでしょうか?

体を感じたい、そういう部分もあるでしょう。

だから心理セラピストとして、どのパーツさんに語りかけているのか?

そこを意識することが問われてくるのです

 

 

なぜ心理的な抵抗をしっかり扱わないと大損するのか?

 

心理の現場でどんな時に「抵抗」が強く出てきそうですか?

イメージすると、傷ついたチャイルドにアクセス⋯⋯ 過去のトラウマに近づく⋯⋯

そんな時に最も強く出てきそうですよね。

もちろん、その辺は「抵抗」も出てくるでしょう。でもですよ。

効果的なトラウマセラピーを最初からずっと提供できてれば、そこまででもないんです。

ちゃんとした手順に乗っ取ってやってれば。

準備不足でトラウマに入っていくから抵抗が強く出てしまうのです。

心理的抵抗をしっかりやらないと大損するタイミングはどんな時だと思いますか?

それは、リソース構築の段階です。

えっ!? あの心地よいリソースを感じる時に最も抵抗が出るのですか?

そうです! 心の健康度が高めの人もそれなりにです。

支援者のあなたも、なぜ悩みを抱えているのですか?

多少の生きづらさもあるのですか?

 

 

リソースを構築することに抵抗があるから

 

リソースがあればスルスル悩みが解決されていきます。

トラウマや虐待を受けた人ならなおさらそうです。

クライアントさんは、なぜ生きづらさを抱えているのでしょうか?

自分でスムーズに抵抗なくリソースを構築できれば、

そもそも自分でトラウマから回復できるのです。

なぜ何年も、何十年もトラウマの後遺症で生きづらいのでしょうか?

それはリソースを構築するには、ものすんごい抵抗が出てくるからです。

ものすんご〜くです。支援者が思っている以上にです!

例えばこう言うことです。

丹田を意識してみましょう。安心感を感じてみましょう。

リソース構築では

そんな感じでやっていきますよね。そうするとどうなりますか?

その辺にべっとりと嫌な感覚がくっついているのです。

周辺にまとわりついてるのです。背後霊みたいに(笑)

 

 

その嫌な感覚を感じないように適応されてきたのです。

丹田!? 安心感!? 身体の感覚のソマティック心理!?(怒)

怖すぎるのです。

「背後霊出てくるやんけ〜!」状態です(笑)

ある程度心地よさを感じれる人でも同じです。

なぜある程度しか感じれないのか?

その周辺にはオバケが⋯⋯もうやめておきます(笑)

 

 

ずっとトラウマ臨床やってきて思うこと

 

トラウマにアクセス? コアなビリーフを変える?

この辺は簡単、かんた〜ん!

最も難しいのはリソース構築の段階です。初期の段階です。

最も道具が求められ、経験が問われ、ありようが大事なのは⋯⋯

リソースの段階です

ある程度リソースを構築できてる支援者もおられるでしょう

もっと効果的に構築できるとしたら⋯⋯

一人もこぼすことなく構築できるとしたら⋯⋯

クライアントはもっと時間、お金、苦痛をセーブできます。

苦労してきたからこそ、総合的に少しでも効果的なものを提供できると思っています。

なんか熱く語ってしまった(笑)

最後の部分は特に言い切って書いています。

わかりやすく書いてるからこうなったけど。

真実はもっと奥深いです。

〇〇は〇〇とか、簡単簡単とか、そんな単純なことではないですよね。