多くの支援者をはじめ、
多くの人は、
トラウマの影響をわかっていない
というのがあります。
実は影響しているのに
みえてないのは問題だと思っています。
誰でも過去に我慢しすぎたり、
体が固まったり、
ショックな出来事あったのではないですか?
コンテンツ
(質問)トラウマセラピーをやりません
まずは、メルマガ読者さんから
頂いた質問を切り口に進めていきますね。
心理カウンセラーの方
からの質問です。
Q 「私はトラウマセラピーをやりませんが、
山口さんが言うトラウマセラピーって必要ですか?」
というような質問を頂きました。
まず、「私はトラウマセラピーをやりません。」
この点について、、、
では何セラピーを
やっているのでしょうか?(笑)
トラウマを扱わないのであれば、
何を扱うのでしょうか?
ちょっと皮肉っぽく
感じるかもしれません。
心理カウンセラーの方であれば、
トラウマという部分も理解して、
解放する必要がありまよね。
いきなりトラウマを
扱いましょうという意味ではなく。
質問した方にダメ出ししたいとかではなく、
この質問をキッカケに
色々お伝えしたいということです。
ご了承ください(笑)
ご質問とても感謝しております。
トラウマ症状が今出ている人のカウンセリング
ただ、、、もうちょっと
掘り下げていくと、
トラウマ症状が今まさに出ていますよ、
っていう方、おられますよね。
トラウマ症状というのは、
過覚醒、低覚醒、
フラッシュバック、離人感、、、
その状態をまず
落ち着かせていくことが、
大事になってきます。
「ある程度」落ち着いた状態にしていく。
この部分がトラウマセラピー
とも言えますよね。
ちょっと整理すると、、、
日常的なトラウマ症状が
強くあれば、あるほど、
特殊な関わりが必要になってくる。
だって、心と体が心地よいという
リソースとか安心感を
やっても抵抗でたり、うまくいかないことが多い。
体を感じてもらうような
セラピーはすぐにできないし。
ある意味、順番とか、スキルとか、
経験とかが大事になってくる。
そして、ある程度、
落ち着いてきたら、
〇〇セラピー的なアプローチができる。
でも実は多くの方が
トラウマ的な影響を受けているのです!
心の健康度が高い人が相手でもトラウマのアプローチは必要
あなたの関わるクライアントさんが
健康度が高くても、
高そうにみえても(笑)
トラウマやPTSDという視点やアプローチが
「必ず」必要だと思います。
今の自分は、
トラウマ症状がなくても、
チャイルドに関わったり、
体のこわばり、痛み、深い信念、
それらは、こわい!
トラウマ!って思っているから。
そもそも、
ちょー、健康度が高い人は
心理セラピーの門を
くぐってこないですよね。
要するに、多くの人が
トラウマ的なことを抱えているのだけれど、
それに気づいてないという事実がある。
体を固めたり、何かに依存してたり、
麻痺させてたり、
感じないようしてるから
トラウマ的な影響がないと思いこんでいる。
どんな人だって、
ショックなことあっただろうし、
嫌なこと言われたり、
大事な人をなくしたり、
親が支配的だったり、
友達が変なやつだったり、
自転車でコケたり、
軽い交通事故でも、
体には大きく影響しているんです。
ただ気づいてないだけで。
コーチングをする人もトラウマを扱う必要がある
健康度が比較的高い人を
ゴールへ導くような
コーチングをしている人も多いですよね。
そのようなコーチ、
トラウマを扱えない人がほとんどです。
そして、胸を張っていいます。
「私はコーチなので、トラウマを扱いません」
でも、これは大きな勘違いだと思っていて、
目標を達成するのに、
ブロックになっているもの、
妨げになってくること、
この辺は過去のトラウマ的な
ことと関係している人が多いですよね。
その部分を扱わずに
現在と未来の枠組みだけで、
本当に効率よくサポートできるのでしょうか?
一部の人は
そのような現在と未来の枠で
やれると思います。
でも、その人たちも含めて
過去の枠組みを入れたり、
トラウマセラピーのエッセンスを入れると、
もっと楽に、
もっと自然体で
成功すると確信しています。
施術をしているボディーセラピストもトラウマを癒すスキルが必要
アロマセラピスト、
鍼灸、カイロ、
マッサージという、
ボディーセラピストさんたちも
トラウマを扱う必要がある。
多くのセラピストと関わる中で、
皆さん言われます。
「施術をしていると、どうしてもトラウマ的なことが出てくる」
深い施術といいますか、
ただマッサージしているだけだと
出てきにくいかもですが、
しっかり施術をすると
その人の深い感情や過去からの感覚が
出てきて、困ると言う。
それで山口さんの所に
学びにきました。
と言われる方が多いです。
慢性的なこりとか
体を固めている裏には
強烈に我慢したこと、
ショックだったこと、
トラウマ的な傷つきがある。
要するに、心と体は繋がっているので、
体だけやっててもうまくいかない
ということだと思います。
個人起業家や企業でのコンサルテーションでも必要
普段、支援者のコンサルや
トレーニングをしていますが、
コーチング的な関わりもありますが、
現在、未来、過去の枠で
やる方が効率的です。
要するに、トラウマセラピー的な
関わりをすると
断然早く、成長されたり
目標達成されます。
体にアプローチした
ソマティックな関わりをすることで、
体に溜まった余計なエネルギーを
解放するようなことが大事。
そうしていくと
結果が出やすいです。
これは企業のコンサルとかを
やっている人も同じだと思います。
ただ単なる経営的なアドバイスをしても
結局、経営者や社員が
楽に自然体で、心が解放されてないと
変化、成長に抵抗します。
そうすると、結局変わらない、
もとに戻るという現状もあります。
そのような場所だからこそ、
トラウマセラピーからのエッセンスを
応用して、ソマティックな
アプローチも必要ですよね。
グーグルや大企業が
マインドフルネスとか
色々柔軟に取り入れるのも
その辺がわかっているから
だと考えます。
トラウマに興味がないカウンセラーが多すぎる
日本の心理学の世界。
心理カウンセリングの世界。
このブログを読んでいるみなさんは、
違うと思いますが、
トラウマセラピーとか、
PTSDとか、トラウマ症状をどうするか?
この辺に、関心を持ってない
心理カウンセラーが多いです。
コーチや対人支援をする人も
含めるともっと多いです。
ホントびっくりなのですが、、、
多くの〇〇学会に参加している人々から、
心理カウンセラーの9割は興味を持ってない
って聞いたこともあります。
たぶん、トラウマって文字をみるだけで、
拒否反応が起こるから、
かもしれません。
ソマティックとか
体とか、
トラウマなどのことは
抵抗が起こるのでしょう。
ただ、トラウマの分野の研究は
歴史的にみても
まだまだ浅いのだと思います。
まあ、その分
進化するポテンシャルが
あるとも言えます。
さあ、みなさんで、
トラウマ的なアプローチを
活用して、
よりよい社会を作っていきましょう。