この記事を書いた人 

山口修喜(Nobuki Yamaguchi)

北米に17年間住み、カナダ、ブリティッシュコロンビア州の公認臨床心理カウンセラーとして7年間働く。

帰国して、海外の最新トラウマセラピーを支援者に講座で伝え続けている。

 

 

ぽむ
僕の脳みそ、ちっちゃそうだよ〜。

 

山口のぶき
ぽむ~。小さくても大丈夫! 健康かどうか、だから。

 

ぽむ
それは謎だ〜!

 

 

トラウマや虐待にあうと
脳がどのなるのか?

脳を知ることで
臨床力がアップします。

脳科学という、1つの地図を
手にすることができます。

わかりやすく
お伝えしますが、
内容を何となくでも
つかみ取ってみましょう。

 

脳とトラウマ 3層構造

 

まずMcleanの
脳の「三層構造のモデル」
からやっていきましょう。

脳が物事をプロセスするには
三つのレベルがある。

聞いたことがある方は
復習になると幸いです。

 

(1)言語、認知レベル

もっとも人間的な部分。
大脳新皮質と関係しています。

脳の外側の部分。
論理的に物事を考えること。

例えば、
AだからB、BだからCというように。

余計ややこしいかな(笑)

言語の部分ってことです。

 

(2)感情、情緒レベル

哺乳類脳とも言われ、
大脳辺縁系と関係している。

脳の中心の部分ですね。

感情が動くと
この部分が活発になる。

心地よい、心地悪いとか。
好き、嫌いとか。

そんな所の部分。

 

(3)身体のレベル

脳幹の部分。

呼吸、生命維持などを
管理しています。

体の感覚なども。
脳幹は、脳の根幹の部分。

とっても大事な部分ですね。

 

まあ3つありますが、上から、
言語のレベル
感情のレベル
体のレベル

ってだけわかればいいと思います。

 

 

ぽむ
僕は、外側の「しんひしつ」ないじゃんか〜!

 

山口のぶき
その分、他の機能が発達してるよね〜。嗅覚とか、感じる能力とか。

 

ぽむ
し、しんひしつ、あれへん〜! ショック!

 

 

脳とカウンセリング

 

カウンセリングをするにあたり、
今臨床で起こっていること
やっていることが
どの部分に働きかけてるのか?

これを把握しておきたいですよね。

言語なのか
感情なのか
体なのか

もちろん3つとも、
とかもあるわけですよね。

そういう視野を持って
接するということが大事です。

例えば、身体感覚は
苦手だな、とか。

でも言語レベルのことは
しっかりできるな、とか。

この3つのレベルのどれに
チャンネルが合いやすいかを探る。

 

もちろん最終的には
ボトムアップのプロセスが
大事になってくるので、

身体感覚

育てていくことも
とっても大事です。

多くのトラウマサバイバーは
身体感覚を解離してきた
傾向が強いですよね。

まずは言語レベルからはじめたり、
クライアントとの共同作業で
ゆっくりすすめたいですよね。

どのレベルにおいても
トラウマ的なことを扱う前に、
ポジティブなものを扱うこと。

楽しかったこと。
安心を感じたこと。
何かを達成できたこと。

効果的なトラウマセラピーだからこそ
まずトラウマではないことからはじめる。

 

ではトラウマ的なことに遭うと
脳はどうなってしまうのか?

五人に登場してもらって
お伝えしていきます。

 

 

一人目 アラーム屋

 

危険を感じると
扁桃核(へんとうかく)が
危険だというアラームを
脳全体に鳴らします。

危険だ! 危険だ!

う〜って感じで。

 

 

闘争、逃走システムが稼動して、
サバイバルモードで
パニックや過覚醒になる。

その時は前頭葉にある
「考える」は停止しています。

もうパニクってるわけですよ。

トラウマや虐待にあってから
何年、何十年経ってても
アラームが鳴ります。

危険だ〜! ってね。

今現在は安全な所にいるのに。

安全なのに、
このアラーム屋が誤作動で
「危険だ」と叫び続けるんです。

トラウマセラピーの目的は
このアラーム屋さんに

落ち着いてもらうこと。

それを一緒にやっていく作業。

 

 

二人目 運び屋

 

視床(thalamus)が
情報を運びます。

視床の役割は、運び屋。

走り屋みたい(笑)

トラウマにあうと
この部分の機能が
低下すると言われています。

「視床」の目的の1つに
脳幹から上がってきた
身体感覚を辺縁系に
伝える働きがあります。

まさに運び屋なわけです。

 

 

実はもう一人運び屋がいます。

まあこの辺は、
興味のある人だけ読んでね。

眼窩前頭皮質 (orbitofrontal cortex)

まあ、難しそうな名前(笑)

脳の前の部分でいいかな。

情報をさらに辺縁系から
新皮質に運ぶ働きがある。

トラウマを受けたりすると
この運び屋が、、、

もう運びません!

ってなるわけ。

だから、フラッシュバック、
「耐え難い感覚」が起こってる時でも
過去の記憶と繋がってないこともあります。

頭で理解できないけど、
とにかく嫌な感覚だけある。

「この嫌な感覚は5才の時の性被害の時の感覚だな」

みたいなことに
ならないことがあります。

それは、運び屋が
言語を司る所まで、
運んでくれてないから。

言い換えれば、
身体の感覚の中継をできない状態。

よくフラッシュバックに襲われて、
訳が分からない状態というのは
このこと。

だからこそカウンセリングの
目的は、身体感覚にアクセスして、
運び屋に元気になってもらうこと
でもあります。

 

まとめると、

トラウマセラピーでは

アラーム屋に落ち着いてもらう。
運び屋を元気にする。

あなたならできるよ〜って。

 

 

三人目 今ここ屋

 

前頭葉の特に
medial prefrontal cortex!

日本語がもうわからん。

内側の?
前頭前野皮質?

まあいいやもう。

脳の前〜の方(笑)

マインドフルネスや
「今ここ」という
ことに関係している。

身体感覚を育てることは
「今ここ」という感覚を
育てることでもあります。

 

 

今ここ屋が、
トラウマによって条件付けられた
恐怖などを落ち着かせてくれる。

アラーム屋の暴走を止めるのも

このパーツ。

アラーム鳴らさなくても
大丈夫だよ〜ってね。

マインドフルネスというただ
観察することがサバイバーに
必要な理由は、

安全な場所に居ても
「危険だ」という
過覚醒になってるわけですよね。

それを抑えてくれたりします。

火災報知器が頭の中で
「ビィー!」
鳴り響いてるのに、

急に、今の感覚とか言われも
無理ってなりますよね。

だから、今ここ屋さんと
マインドフルの訓練をしていくと、

ちょっとずつ、
本当にちょっとずつですが

落ち着くことが出来てきます。

 

 

四人目 記憶屋

 

海馬(hipocampus)
が記憶屋。

虐待などのトラウマが繰り返されると
ストレス物質のコルチゾールなどで
海馬が縮む。

 

 

トラウマの記憶はあいまいになり、
その記憶そのものも
無意識に放りこまれてしまう。

だから回復の当初に認知的に
トラウマ記憶を整理することに

あまり意味がない。

記憶を無理に思い出させるようなことも
同じで意味がない。

よくあるヒプノ、、、
その中でも特に
無理やり引き出すやつね。

避けた方がいいです。

身体的なトラウマの記憶を
解放していきながらこそ、

認知的なトラウマの記憶の
整理が始めて出来ていきます。

まあ、「トラウマと記憶」
というテーマは
とっ〜ても深いので、
ほどほどにしておきます。

 

 

五人目 直感屋

 

島皮質(insula)

またややこしい名前が(笑)

この部分は
ガットフィーリングと関係している。

余計にややこしくなってきたし(笑)

ガットとは腹。
何かを決断する時に「腹を決める」
という感覚。

「何か嫌な感じ」

などの直感です。
直感屋さんです。

そのままやな(笑)

 

 

トラウマにあうと
この直感屋さんが
鈍くなったりします。

えっ、危険なの?
えっ、大丈夫なの?

このような直感が
よくわからなくなったりもする。

 

 

脳とトラウマ 全員集合!

 

8時だよ全員集合! 古!(笑)

でも懐かしい。
よく見てた、土曜の8時に。

アラーム屋
運び屋
今ここ屋
記憶屋
直感屋

お〜!
全員集合!
こっちも五人やし(笑)

わからない、若い世代の人、
軽く流してね〜。

 

トラウマに遭い続けると、
その過度のストレスによって
脳のパーツたち(この五人ね)
が働かなくなって不便が生じる。

記憶があいまいになり、
直感もよくわからんくなって、
体のメッセージも伝わらん。

何が起こっているのか、わからん。

アラームが脳内で鳴り響き、
過去や未来に引っ張られる。

嫌な感覚や感情がフラッシュバック
という形で勃発する。

脳内のパーツたちが機能しないため、
混乱がおこる。

言い換えれば、

効果的なトラウマセラピーは

この五人たちを
健康にしていくんです。

「アラーム屋」を落ち着かせる。
「運び屋」を元気にする。
「直感屋」の勘を取り戻す。
「記憶屋」を癒してあげる。
「今ここ屋」を育てる。

みたいな感じです。

 

それには、以下が必要になる。

まず最初に話した、
3層構造ね。

言語のプロセス
感情のプロセス
体のプロセス

全てが必要。

さらには、

マインドフルネスで観察すること
体の感覚を育てること
トラウマを癒すこと
リソースを構築すること

などが必要になってきますよね。

 

ちょっといいな!
って思ったらSNSでシェアとか
してくれたら、

こどもみたいに喜びます!

 

 

ぽむ
全員集合! みんな大事だね。

 

山口のぶき
それぞれが大事な役割を担っている。

 

ぽむ
僕も大事な役割を果たしている。おやつっ、も大事な役割だ〜!

 

山口のぶき
さっき、おやつっ、食べたやん。つそろそろご飯にしようかね。

 

 

 

その無料オンラインセミナーとは、、、

 

トラウマ症状である、過覚醒、
フラッシュバック、離人感、解離を
減らす方法の動画はこちらより、

登録すると無料でみれます。

 

 

 

 

無料オンライン講座


無料で動画をゲットする

5つの動画でトラウマから回復する効果的な方法が理解できます。

動画1 リソース構築法

動画2 フラッシュバックや過覚醒を抑える

動画3 解離、離人感の対応法

動画4 怒りとバウンダリーについて

動画5 恐怖症、強迫を手放す