バウンダリーの構築方法|ソマティックなアプローチで失敗しないために

 

心理カウンセリングの現場ではNoと言えない相談者と出会います。

Noと言えないと、再度被害にあったり、搾取されることになります。

心理カウンセラーのバウンダリー構築の対応が求められます。

自分の境界線をはっきりしたり、自分のパーソナルなスペースを作ったり、Noと言えるためのワークが求められます。

この記事では、バウンダリーワークで失敗しないためにも、大事なポイントをお伝えします。

そして、多くの人が知らない身体的なワークもご紹介しますね。

 

心理臨床でバウンダリー構築を失敗しないために

 

少し余談です。

1年コースに誠実で、成長意欲が高いメンバーが、続々と参加されています。

すでに16名が確定。もう少し増える予定かな。

本当に本当に嬉しいし、感謝でいっぱいです。

そんな来期のメンバーも確定しつつ、今期の総トレも先週末に開催しました。

その時の内容は⋯⋯

体の疲労、コリ、痛み、病気に介入する方法。

ボディーマッピングという身体地図を書き換えるワークの下半身編。

バウンダリーを構築する方法などなど⋯⋯動画でもリアルでもたくさんお伝えしました。

その辺からもお伝えしていきますね。

 

バウンダリーの構築方法は心理セラピーの現場ではとても大事

 

その理由は、カウンセリングを受ける人、ほとんどの人にバウンダリーのテーマがあります。

だから現場では対応力が求められます。

バウンダリーを構築する現場での介入方法は、たくさんあります。

20個!? 細かく言えばもっとです。

とりあえず20個とします。支援者は、まず20個の引き出しを持つことが必要になります。

 

 

引き出しは多ければ多いほどいいですよね。

ここからが大事です!

 

バウンダリー構築は回復ステージの全てでやれる

特にバウンダリーの構築は⋯⋯全ての回復のステージでやれるのです。

もちろんやってはいけない人もいますが⋯⋯簡単に言うと、3つのステージです

1 リソースを構築する時も

2 神経系にアプローチする時も

3 トラウマを解放する時も

さっきバウンダリー構築の方法は20個と言いましたね。

だから20個 ✖️ 3ステージで、「60」みたいな話です。

厳密に言うと、トラウマセラピーは3ステージではなく、実は、9ステージあるのです。

20個 ✖️ 9で、「180」となります。数字苦手な人すいません(笑)

バウンダリー構築は180パターンある、ということです。

 

誤解のないようにお伝えすると⋯⋯

厳密にはバウンダリー構築に180個の方法がある!そう言ってるのではないのです。

最初に言った20個とか30個です。

でも、その20個のアプローチが、9つのステージによってやり方が変わってくるのです。

たくさんの引き出しを増やすことも大事です。

それと同時に。どんなタイミングで、どのようにやるのかを知る必要があります。

そんな全体像が見えていると、迷わなくなるでしょう。

初めてカナダに行くなら⋯⋯カナダの地図、ブリティッシュコロンビア州の地図、バンクーバー市の地図、

それらを持ってると迷わないですよね。

あかんあかん。山口さんオススメの美味しいレストランのマップ! それもいる!(笑)

ま、私は健康であれば、なんでもいいので、グルメではないですが⋯⋯(笑)

私が皆さんとバンクーバーを旅するなら⋯⋯

観光スポット、大自然、そして闇の部分、ヤバイところ、レアなところ、そんな所にお連れしたいです(笑)

 

 

あまり知られてないソマティックなバウンダリーのワーク

 

1つ紹介しますね。

よくある身体志向のバウンダリーのワークは⋯⋯手を使って、自分の胸の前のスペースを感じたり、押したりしますよね。

その空間を探求していくと、破れていたり、詰まっていたり、違和感があるのです。

そんな部分を修復したり、広げたりしていきます。

 

 

ソマティックなアプローチを学んだ人は体験したことありますよね。

でもですよ。

 

性的トラウマとバウンダリー

長年ずっと性的トラウマの被害にあった人を対象に臨床をやってきました。

そんな中、気づいたことがあります。10年以上も前のことです。

相談者たちに教えてもらったのです。

「足の感覚がない」「足あたりが怖い」と言うのです。

なぜそうなのか? 説明すると生々しくなるし、フラバを起こす人もいるので、割愛します。

足が怖い、という流れから⋯⋯

足もバウンダリーのワーク⋯⋯した方がいいんじゃね?(笑)

って思うように。マジで盲点でした。

 

足のバウンダリー構築

だから足でも手と同じように、ワークをしていくのです。イメージわきますでしょうか?

 

 

まず立って、膝をまげて空間を蹴るみたいなことです。

優しく蹴ったり早く蹴ったり。現場でも試してみてくださいね〜。

これは性的トラウマの場合だけではないですよ。

対人支援者も、カウンセリングにくる人も、みんなに必要です。

だから今やってみるのもいいかも〜

えっ? 立つの面倒くさい? だよね〜(笑)

やらなくていいんです。だって、今日も頑張って仕事したり、家事したり。十分ですよ。

みんなでゴロゴロしよう! ゴロゴロのワーク! なんてね(笑)

 

バウンダリー構築に関しての盲点は1つではなかった!?

最初は手のバウンダリーだけでした。

次に、足のバウンダリーの盲点に気づき。

実はまだまだ盲点があったのです!

だからこそバウンダリーの構築に関して、

知ってほしい、体験してほしい、山ほどのワークがあります。

そんな現場の対応力を身につけるには⋯⋯

 

1年コースの総合トレーニングへお越しくださいね!