バーストラウマをカウンセリングで克服する方法

 

山口のぶき
ぽむ~、あなたと私にとって、3月21日は特別な日だね〜。

ぽむ
おう。その日は、僕の命日だね。のぶきの誕生日だし。

山口のぶき
誕生日と命日、、、奇遇だね〜。

 

バーストラウマは
心理セッションでどのように解放していくのか?

こどもの視点、
母親の視点、
支援者の視点で

お伝えしていきます。

 

私のバーストラウマ的な体験

 

バーストラウマ、、、
沢山テーマがありすぎます。

理解を深める為にも、
まずは私のバーストラウマ体験を
シェアさせてください。

私の誕生日は、3月21日。

ちなみに、その日は、
ぽむ君(愛犬)の命日。

祝うような複雑な気持ちです(笑)

生と死が交差したのかも〜。

 

私が24歳の時、
カナダに住んでたのですが、

毎年、誕生日に
母親が手紙を送ってくれていました。

24歳の時も。
その手紙の中に、24歳おめでとう、
と書いてあって、、、

「あなたを産むとき24時間かかったよ」

って書かれていました。

その時は、結構かかったんだ〜
くらいで
そこまで深く考えてませんでした。

でも、心理の仕事をするようになって
バーストラウマを扱ったりして、
色々思うところもありました。

 

私自身が過去に受けた
カウンセリングでも
バーストラウマかもしれない
反応がありました。

体がぎゅっとなって
そこに止まっていると、、、

なんとも言えない
苦しさや、悲しみが出てきました。

推測ですが、
産むのに24時間かかった
ということは、、、

母親も私も
とっても苦しかったに違いない。

 

 

保育器の中での体験

 

さらに、昔の病院は、
生まれてから
母親と離れ離れが多いですよね。

母乳をあげる時だけ
母に抱っこされる。

あとは、多分プラスチックの
保育器みたな中で
過ごしたんだと思います。

何とも悲しい現実。

愛着の観点からいくと
トラウマですよね。

 

さっき、体がキュッとなった
ということをお伝えしましたが、

生まれてくる時も
苦しかったかもしれないし、
保育器の中に一人でいて、

寂しくて、体をキュッとして
寂しさを麻痺させてたのかもしれません。

その辺のことは推測でしかない、、、

でも、寂しかったね〜、と
インナーチャイルドと言いますか、

インナーベイビーに寄り添うと
結構反応ありました。

反応というのは、
体の感覚が敏感に反応したり、

悲しみが、
じんわり、感じられました。

そして、癒された感覚に
包み込まれました。

 

その後も、自分のチャイルド、
というか、ベイビーに

たくさん寄り添って、
たくさん声かけをしてきました。

寂しかったね〜。
私がついてるから大丈夫だよ〜。

っていうように。

 

 

母親もバーストラウマになる?

 

次に、赤ちゃんを産む
「お母さん」という視点からお伝えします。

お伝えした通り、
私の母親は、私を産むのに
24時間かかった。

これは相当な苦しみですよね。

難産だったり、
手術が必要だったりする場合もあるし。

妊娠、出産、産後の子育て、、、

これは人生において
一大イベントですよね。

その「壮大なプロセス」を
医療機関をはじめ、

もっとみんなでサポートしあう
必要があります。

 

 

だって赤ちゃんもお母さんも
とっても大変です。

バーストラウマという意味は、
赤ちゃんが受けるものという
認識だと思うのですが、

日本ではわかりませんが、
海外だと母親が経験する、

「妊娠、出産、産後の子育て」に関して「も」
バーストラウマと
呼んでいる場合もありました。

さらに、産後のうつ、
それとバーストラウマが
似ている部分もあるけど、

しっかり分けた方が
いいと学んだこともありました。

出産中の大変さもあります。

さらに、産後、違和感を抱えてたり、
気分の変化、、、

この辺を周りの人、
専門家なども含め、
もっと寄り添ってあげる
必要があると思っています。

その孤独感、疎外感が、
PTSDの症状を引き起こす
こともあるようです。

支援者の皆さんは
その辺の視点も持っていてくださいね。

 

うちのかあちゃん、

「ありがとう」

そして、全ての母親に、、、

「ありがとう」

 

 

妊娠、出産、産後を赤ちゃん目線から

 

今度は、赤ちゃん目線から。

そもそも、妊娠、出産、産後、
この辺は、とっても大変だと思います。

お腹に中にいる時、
赤ちゃん(胎児)は、お母さんを通じて、

多大なる影響を受ける。

お母さんが、
不安であれば、それを感じるし。

お母さんが、
お酒飲めば、それを取り込むし。

タバコだって。
副流煙とか、昔は気にしてなかったよね。

お母さんが食べたものを
ある意味、そのまま取り込む。

 

 

夫婦喧嘩してたら、
それを感じてる、聞いてるし。

そういう意味では、
赤ちゃんは、

もろい存在です。

出産経験がある人、、、
これを読んでいたら、
完璧じゃなかったと
自分を責めないでくださいね。

完璧な人などいません。

あなたはベストを尽くされた
と思います。

 

 

バーストラウマ、促進剤、無痛分娩

 

さらに、出産の時、
陣痛促進剤とか打たれるし、

赤ちゃんは、自分でも
苦しい中、頑張ってるのに。

変な物質が体に入ってくる〜!

この辺の薬が、
ADHDや発達障害と関係している
という研究もあります。

 

生まれたら、
赤ちゃんは、とっても明るい
蛍光灯の元に、放り出される。

そして、息してなかったら、
背中をパンパン叩かれる。

今はやってるのか知らないけど。

しないとダメなのかもしれないけど。

産婦人科のみなさん、
これしか方法はないのかい〜。

 

 

バーストラウマとへその緒を切るタイミング?

 

さらに、
生命線であった、
ずっと共に生きてきた、

お母さんとのつながりである、
へその緒を一気に切られる。

欧米では、最近3分待ってから
切る方が、健康になるという
研究もあるようです。

へその緒の血液や
栄養が回るから。

鉄分欠乏症になりにくいみたいです。

じゃあ、そうした方がいい
ということもあるのですが、、、

日本人は、
黄疸になりやすいから
すぐ切るのだとか、、、

その辺の研究も
もっとして欲しいですね。

どのくらい待つと、
黄疸になるのかとか。

 

 

さらに、私の例のように、

保育器、プラスチック的な
中にひとりぼっち。

健康的に問題があって、
入るのならわかるけど、

健康でも、入ってしまう。

愛着的には最悪です。

お母さんの匂いを
嗅ぎたいだろうし、
触れ合っていたと思います。

私の妹は
2人も助産院で産みました。

聞いてみると、
そこは、本当に違いました!

こどもに寄り添い、
お母さんに寄り添う。

 

赤ちゃん目線から
書いてみました。

私は、医者でもないので、
ある意味、勝手に書きましたが、

お伝えしたいことは、
何がベストなのかは、
色々な要素が絡んできます。

でも、赤ちゃん目線で
体験すると、こうかもっていうのを
お伝えしたかっただけです。

 

 

インナーチャイルドワークをやった後に改善する?

 

セラピーのセッションで
バーストラウマを「扱う時」について。

カウンセリングのお申し込みの時

「バーストラウマを克服したい」という要望は、
とっても稀です。

でもごくたまにあったりします。

その方々は心理セラピーを
何年も受けてこられた場合が多いです。

 

ほとんどの場合は、
今の悩み、課題に焦点を
当てていきます。

そして、目指す
「明るい未来」を設定する。

ざっくりとした
セッションの流れとしては、
前半に
リソース構築や自己調整。

それがある程度出来てくると、

「後半」に過去のトラウマ。
過去のインナーチャイルドを癒したり、
トラウマ的な体験を癒したり。

その、後半の後半で
出てくることがあるのが
バーストラウマだったりします。

というような
全体像を把握するのも
大事ですよね。

 

 

バーストラウマをセラピーで解放

 

過去のトラウマ的なことを
ソマティックなレベルでやっていくと、、、

よくわからない感覚が
出てきたりします。

例えば、

「やたら息苦しい」
「からみついてる感覚」
「体をねじりたくなる」

その辺に寄り添い、
解放していく中、

あとで振り返って見ると
バーストラウマだったり
することもあります。

「多分、バーストラウマかな?」
みたいに。

 

 

要するに、お腹の中にいた時、
出産の時、

その時のエピソード記憶は
ないわけですね。

エピソード記憶というのは、
「昨日、カレー食べた」
というような記憶のことです。

でも、身体の感覚を深めていくと、
赤ちゃんは、出産時、
生まれてからしばらく、

その辺の、「身体記憶」は
ちゃんと体が覚えている。

生まれる時に苦しかった、とか
絡みついてるものは、、、
へその緒だったりする。

その辺を解放するとさらに楽に、
自然体に生きられることが多いです。

その苦しかった体験が
バーストラウマかどうかは、
推測かもしれない。

でも、身体の感覚は
解放したがってるので、
必然というか、自然なことです。

 

 

バーストラウマと帝王切開

 

バーストラウマと出産のプロセスで、
帝王切開が関係していることもあります

帝王切開だから
ダメだとかそういうことではないです。

生まれる時に
産道を通ってきてないため、
後の生き方に影響することも
あるのかもしれません。

身体的な感覚が出てきて、
セッション中に
「やれなかった体験」をすることで、
解消というのか、
解放されて楽になることがあります。

セッション中に
目の前で起こっている
体の動き….

これは本当に帝王切開で生まれた時の
やれなかった動きをしているのか?

こればっかりは
本人の感覚でしかないと言いますか、

とにかく動きが出て
それをやり遂げると楽になるので
あれば喜ばしいことです。

 

 

「生まれてきてくれて、ありがとう」

 

身体感覚という
ある意味、深いチャンネルに
アクセスするからこそ、

出会えるバーストラウマ。

自分自身の根源的な
体験に出会えることは
素晴らしいことではないでしょうか。

 

自分が生まれてきた根源的な
体験にアクセス出来ると、

思いがけない解放を
手にすることが出来ることもあります。

「自分は生まれてきてよかったんだ」

「生まれてきてくれて、ありがとう」

そのように体験を意味付けることで、
得られるものが大きいです。

 

私自身も、せっかく
この心理の世界に身を置いているし、

よりよい自分、
よりよい支援者になりたいし、

探求し続けたいと思っています。
癒し続けたいと思っています。

 

 

 

ぽむ
僕は、生まれた時のことを覚えていない、、、

 

山口のぶき
多分、ワン達は5匹とか、一度に多く生まれてくるよね〜。

 

ぽむ
もしかすると、栄養の奪いやい合戦だったのかも〜。

 

山口のぶき
もしかして、それが、いつもおやつっ、おやつっ!って言う理由!?(笑)