愛着やソマティックで世界的な権威の、ダイアン ヘラー先生。
ずっと学び続けているのですが、
最近、、、「さすがやな」というのと、「えっ、違うんじゃないの?」と思ったことがあったんです。
感心と失望です(笑)
コンテンツ
Zoomやスカイプのカウンセリングセッションが普及する今だから
このご時世、Zoomでセッションをすること世界的にも増えていますよね。
カウンセリング業界もそう。
そんな中ダイアン先生が、Zoomセッションのコツや注意点を話してくれたのでした。
とても大事な視点なので、ご紹介しますね。
ダイアンプールヘラー先生のZoomやスカイプセッションに関する大事な注意点
「さすがやな」と思ったのは、、、
Zoomをやると、支援者もクライアントも、視点が1点に集中してしまう、ということ。
そうですよね。
画面の中の相手をずっと見ている。
目を1点に集中し続けると、どうなると思いますか?
先生はこう指摘されました。
1点に集中すると「恐怖の時の反応が出る」場合がある。
想像してみてください。
あなたの部屋に不審者がイキナリ入ってきたら、、、目は1点に集中しますよね。
危険な環境を把握するためです。
要するに、Zoomのような画面をずっとみていると、特にクライアントさんにそのような反応が出やすいのです。
支援者にも同じような反応が出る可能性もあります。その支援者がトラウマ的な症状を抱えていると特にです。
スマホやSNSも視線がロックされる
これはスマホでSNSをずっとやるのも同じことです。
視線がロックされています。
物事に執着しやすくもなります。
ダイアン先生は言います。Zoomでは特に、「周りをみるオリエンティングだよ」
Zoomをやっていても、ずっと相手の顔を見なくてもいいのです。
オリエンティングの大事さはわかっていましたが、Zoomでもそうなのだと再認識させられました。
私も認識が甘かった。勉強になりました。
この部分が「さすが先生!」です(笑)
ソマティックなセラピーのオリエンティングを効果的に
続いて、「先生、違うんじゃないの?」と思った部分です。
ダイアン先生は、オリエンティングという周りをみることを、、、クライアントには「いいこと」という前提になっている。
ここが違うと思ったところ。
首や目を動かして周りを見ることが、危険と感じる人もいる。
なぜ先生はそのことを言わなかったのだろう、、、知らなかったのかな? 1分2分で言えることなのに。
もしかすると、言い忘れただけかもしれないけど、とっても大事な視点です。
ちょっと偉そうに言います(笑)
世界的権威の先生方、、、みんな現場のセッションをやらなくなります。教えるばっかりで。
そうすると教える内容が頭でっかちになったり、固定されていくと思っています。
進化しないとも言えます。
もしかすると先生はオリエンティングの危険性を知らないのかもしれない。
そうだとすると現場から離れているからだと思います。
もし知っていたとしても、言い忘れるのは、やっぱり現場から離れているから。
やっぱり現場です。「事件は現場で起こっている!」です(笑)
目線を外せないクライアントとのカウンセリングセッション
最近も目線をそむけることが難しい、というテーマのクライアントさんとセッションをやりました。
人と話していると、その人だけにフォーカスしすぎてしまうという傾向が強くありました。
自分を感じれない状態ですね。人にばっかり意識がいって。
こどもの頃、加害者が怖いので、そこに意識が強烈に向けることでサバイバルされる人もいます。
そして、自分という感覚を感じなくする。それが毎日続くとどうなると思いますか?
人と関わるとき、目線をそらせない傾向になるのも自然です。
そんな時、周りをみてみましょう、というのが逆効果になります。
もちろん最終的には周りがみれるようにサポートしていくのですが、いきなり目線を外すことはできなし、促してもダメなのです。
ゆっくりやっていく必要があります。丁寧に。
そんな現場のカウンセリングを日常的にやってると、オリエンティングがいいこと、という前提がなくなります。
だから自然とオリエンティングの危険性も、しっかり伝えれるのだと思う。
Zoomやスカイプでの心理セラピーに必要なもの
まとめると、、、Zoomなどをやるとき、もっともっとオリエンティングを促しましょう。
「画面をずっとみてなくてもいいんですよ〜」って言ってあげてくださいね。
そして、「視点を固定」させてた方が落ち着く人もいることを知りましょう。
ダイアン先生のZoomなどのセミナーはいつも日本時間の朝4時とかで、、、
寝てる時間です(笑)
いつも収録されたものをみているのです。
機会があったら、今日の内容についてどう思っているのか、、、聞いてみよかな〜。
でも朝4時って、、、(笑)
次に、オンラインカウンセリングについてのオグデン先生の助言をお伝えします。
トラウマと身体で有名はなパットオグデン先生の知恵
いつも通り学びを深めていると、パットオグデン先生に言葉に感銘を受けました。
オンラインのセッションをどのようにより効果的にやるのか? そんなテーマでした。
先生は言われました。
セラピーを効果的にするには、「支援者が何をする」とか「支援者が何を言う」とかでもない。
もっと無意識的なもので、感覚的なもので、微細なもの。
これに感銘を受けました!
わかりにくいですよね?(笑)
もちろん支援者が何を言うのか? これは基本として必要です。
でないと、何でもありになってしまう(笑)
先生が言いたかったのは、オンラインのセッションにおいて、微細なもの、何となくクライアントに伝わることも大事。
ちょっとしたことの積み重ねなのです。
オンラインのセッションをどうやればより効果的にできるのか?
私自身、今まで何千回、いや何万回セッションになるだろうか、オンラインで提供してきました。
その経験を棚卸ししています。その分野を最近、学び、研究しています。
オンラインセッションの大事なポイントも、細かいポイントも、
書き出すと40個以上、ありました。
このままいくと100個くらいになるかも(笑)
微細なものがオンラインのカウンセリングで求められる
私は思う。何となくスカイプやZoomでセッションを提供するのと、、、
100個くらいの、大事なポイント、微細なポイント、を知ってやるのとでは大きく違う。
マイクやカメラもそう。声の出し方、背景の見え方、ものを使う、、、
そのような、わかりやすいものものを改善するのもある。
でも、もっと微細なものの方が沢山ある。
そのようなことは、クライアントの意識ではわからない。
でもクライアントの体レベル、無意識のレベルでは、その違いを感じているのです。
そうそうオンラインセッションのコツ、、、、
そんなコンテンツを作る時、私の中の強迫? こだわりパーツ? 暴走します。
いい意味でね(笑)
ある程度の生み出す苦しみもあるけど、、、楽しくもやっています。