意志力は活用できるのか?|継続的に実践して成長するのに必要なものは?

 

行動し続ける人は成長しますよね。

意志力で、頑張るぞ!と気合でやっても長続きしない。

では、こだわるべきは何なのか?

一流アスリートはなぜ行動し続けて、結果を残せるのか?

私自身のスポーツの経験、

心理カウンセラーとしてカナダで働いていた経験もシェアしますね。

 

私たち対人支援者も、自分の悩みを改善したり、人として成長する

 

人が成長するのに、1番大事になるのは何だと思いますか?

人が悩みを解決するには、何らかの行動が絶対に必要。

何もしないと、ただ悩みを抱えたまま待つだけ。

何かを実践してこそ、人は変わる。

当たり前〜 当たり前体操〜🎵(笑)

 

次に大事になってくる問いが、

どうすれば行動できるようになるのか?

必要なことを日々実践できるのか? ですよね。

体重を落としたいなら、ジョギングを⋯⋯毎日⋯⋯

嫌だ〜 めんどくさい〜 3日坊主〜(笑)ですよね。

そして自分に言うんです。私は意志が弱い。

そもそも意志を強化することは、できるのでしょうか?

短期的に意志の力を発揮することはできる。

そんな根性みたいなものは、どうせ継続しない。

そもそも人間みんな意思なんて弱いのです。

 

 

一流アスリートだって意志が弱い

 

一時的な集中力はあると思う。

でも必要なのは1年間とか数年単位で、ずっと継続する力です。

そういう意味で一流アスリートも意志が弱い。

だからコーチをつけて、わざわざ海外とかまで行って合宿するのです。

そうしないと、みんなサボるから(笑)

 

 

野球の大谷選手、1人で黙々と練習してそうだけど、意志が強いからではないと思う。

周りのサポートがあってチームがある。

勝ちたい! みんなで野球やるの楽しい! なのだと思う。

だから言いたいことは、「意思ではなく環境」

気合いや根性で毎日続けるのは不可能です。

最高の環境に身を置けばいいのです。

いい意味の同調圧力を活用するのです。

社会心理学などの研究でわかっちゃってる。

 

 

人の意思って弱い! 人は周りの環境に大きく影響を受ける!

 

人は文明を築き、すんごい高いビルを作った。飛行機も作った。

1人が強い意志を持っても無理です。

一緒に作ろうぜ!とやるから可能。

ライザップで人が痩せるのも⋯⋯寄り添ってくれるトレーナーがいる。

食事とかも徹底的に管理される。甘いもんダメよってね(笑)

ダイエットに成功した話を沢山聞ける。

意思ではなく環境なのです。

 

支援者のための総合トレーニングでも、

なぜか参加者は必要な実践ができるようになる。

それは周りの人が行動してるから。

へ〜 そうなんだ〜 みんな頑張ってんだ〜 私もやろう〜 って自然となる。

そして実践したことを人にシェアして、

いいですね〜と言ってもらえる。

そんな環境で自然に、実践できるようになる。

頑張らなくても。

意思の力なんてのは、幻想だから。

悩みを変えたければ、人生を変えたければ、頑張らないことです。

意思の力なんてすぐに消耗します。

環境に身を置いて楽しむのです。

一緒に楽しみましょう〜

 

 

現場の対応力をグンと上げる方法

 

効果的にいい支援者になるには?

そのために私の高校時代の話をさせてください。

私は、大阪で生まれて大阪で育った。

小学生からスキーが大好きだった。

中学生になってアルペンスキーを本格的にやるようになった。

旗をくぐり抜けてタイムを競うやつね。

 

 

北海道とか長野県とかよく行って、地元の少年たちとスキーの練習をした。

でも、所詮は大阪出身。どれだけやっても北海道の選手には絶対に勝てない。

全く歯がたたない(笑)

山口君は大阪の高校に行った。

そこでスキー部に入った。

本当は北海道の高校とかに行きたかった。

北海道の高校に行きたい!

そんなことを主張できる山口君ではなかった(笑)

大阪の高校でスキー部でやっていても⋯⋯なんか不満だった。

毎日、雪の上で練習できないし、

部活の顧問だって、スキーど素人(笑)

とにかく練習をしよう!と言うだけ。

でも一生懸命、体力作り、限られた中でスキーの練習をした。

頑張って、大阪の大会では高校2年生の時に1位になった。

そのまま全国のインターハイに行った。

でも雪国の選手には全く勝てない。もう話にならない(笑)

だから大阪1位でも、なんも嬉しくなかった。

もっといい環境で、スキーがしたい。そう親に言った。

高校2年生の時に、高校を退学しました。そして、

 

 

アメリカの高校であるスキーアカデミーに留学した。

 

そこはちょー本格的だった。

卒業生はオリンピックに出る人も。

アメリカでトップクラスの選手たちも。

全校生徒100名。全寮制だった。

私は英語は全くだったけど、

勉強も全くついていけなかったけど、

毎日練習やトレーニングに励んだ。

スケジュールはこんな感じ。まず朝6時に起きる。

5分後にはグラウンドに集合。

そこから準備運動をして、7kmくらい走る。

ジョギングではない。競争です。全力で走るんです(笑)

その後は朝ごはん。そのまま午後2時まで授業。

午後は体力作りのトレーニング4時間。

雪がある時期は、スキーのトレーニング。

山の中を走り回ったり。ウエイトトレーニング。

小柄ながらスクワット100kgとか全然あげてた。

そして晩御飯。そのあとは、宿題を2時間する。

1時間くらい自由時間があって、10時には寝る。

こんな生活を毎日続けた。どう感じますか?

まるで軍隊じゃん(笑)

そうです。客観的にみたら、すんげー厳しいですよね。

さぞかし、努力と忍耐で苦しかったよね〜

そう思うでしょ。でもね〜

全く苦しくなかった。

スキーが好きだったし、いい選手になりたかった。

 

毎日楽しかった。最高の環境だった。

何かあったら世界トップクラスのコーチたちがいる。

元オリンピックに出た人とか。

もっと練習しなさい!みたいなこと全然言わない。

悩んでたら話しを聞いてくれる。

体調や怪我を見てくれるスポーツドクターとかもいる。

厳しいトレーニングもみんなで励まし合ってる。

山の中を走り回ってても、みんなで楽しんでる。

みんなでスキーうまくなりたいね。

試合で勝ちたいね!そう語り合ってる。

 

 

最高の人たちと最高の環境だった

 

大阪にいた時、めちゃくちゃ努力した。

その1年でスキーが上達したのが10だとする。

アメリカの最高の環境に行ったら、1年で、100くらい上達した。

同じ努力なのに10倍違う。いや、20倍くらい違う。

 

 

大阪の高校時代も、アメリカの高校時代も、同じ努力です。

なんならアメリカの時の方が楽しかった。

だから「環境」なのです。

自分の努力や意思ではないんです。

いい環境に身を置くことが大事。

 

対人支援者も同じ。

いくら努力しても、

学ぶものがズレてたら、

教える人がイマイチだったら、

環境がイマイチだったら、

努力が報われない。

私の大阪の高校時代がそうだった。

でも最高な環境だったら、努力が報われる。

努力とも感じない。

だって、毎朝6時に起きて、走り込むのが自然なことだから。

最高の環境だから充実して楽しいのです。

イマイチな大阪の高校と最高のアメリカの高校を経験したのが⋯⋯

今の役に立ってる。

対人支援者のための総合トレーニングという環境を最高のものにしたい。

そうやって、ずっとやってきました。

これからも、こだわり続けたい。

効果的で、安心安全で、人が楽しく成長できる環境を。

 

 

世界一流の人は何を大事にしているのか?

 

どのような分野でも1流の人がいる。

心理セラピストでも、アスリートでも。

世界のトップで活躍し続けた選手。

サッカーの本田圭佑選手です。

引退後も監督をやったり、実業家としても活躍してる。

本田選手が近畿大学でスピーチをしたのです。

何千名もの卒業生が真剣に聞いてる。

本田選手はこう言ったのです。

「欲望を解放しよう」

みんな本当はこれがしたい!ってあると思う。

でも、周りの人に影響を受けながら、人生を生きてくると、

これがしたい!そういう欲望が薄くなる。

だから欲望を解放して、好きなこと目指せばいい。

そして、ここからが重要。

1流で活躍し続けた本田選手が語る。

彼が一番大事にしてきたこと。

本当にやりたいことをやるためにも、

なりたい自分になるためにも、

あることにこだわれ、というのです。

とっても簡単なこと。でも意外に、やらないことです。

 

 

本田選手がこだわってること

 

本田選手はこう言います。

「環境にこだわれ!」

最適ではない環境で、みんな、めっちゃくちゃ頑張ってる。

だから結果に繋がらない。

あなたの目標や夢に近づくために、もっと最適な環境があるはず。

もっといい環境が。

努力が報われる環境が。

毎日何を見て、誰と過ごすのか。

その五感が習慣を作っていく。

 

この本田選手の語りに、とても納得です。

私もアルペンスキーの選手だったのでよくわかる。

いい環境に身を置いたら、とんでもなく成長した。

心理カウンセラーとしてもそうです。カナダ時代。

私のセラピールームの隣には、師匠のドンさんがいた。

どんなことでも相談に乗ってもらった。

大学の教授や、その道の専門が職場にはたくさんいた。

そんな人たちが何を考え、どのようなプレゼンスで臨床をやっているのか。

肌で感じる環境だったのです。

相談者を迎えたり、送り出したり、待合室でやり取りしてる時、どんな様子なのか。

定期的にあるケースの事例検討。

最高の環境だった。

この50年の社会心理学などの数々の研究でも、

環境や場が、計り知れない影響を人に与える。

それを証明した50年ですよね。

私は総合トレーニングという環境にこだわってる。

めちゃくちゃこだわってる。

7年間試行錯誤してきた。

安心安全で、効果的に人が成長できる環境。

その環境は、私がこだわり続ける。

そして、参加者みんなで作っていく。

自分に向き合いたい、自分を成長させたい、

そんな気持ちが少しでもあれば、

そういう人が集まるだけでいいのです。

影響を受け合うから。

1年に1度の募集です。

自分が楽になって、現場の対応力をつけたい人、

環境にこだわりたい人は、

チャンスをつかんでくださいね。

最後に、本田選手の動画を紹介します。

欲望を解放せよ。環境にこだわれ。

最後にもう一つ、

私が感銘を受けたことを語ってます。

 

7分バージョン

⬇︎

 

16分フルバージョン

本田選手登場

近畿大学での実際のスピーチ 

⬇︎