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トラウマから回復する方法|よくある失敗するやり方
トラウマ解放に関して山ほど語ることがあります。
まずは、やってはイケナイ方法です。
ただ傾聴することです!
いつも言ってることですが、「被害体験を聞かない!」
クライアントが話したいと言ってもです。
止めてあげるのが専門家の役割です。
例外はあります。
98%の相談者の被害体験は聞かないことです。
聞いても、一文だけです。
例「〇〇に〇〇をされた」
語ってもらっても10秒くらいにするのです。
事実だけをです。
なぜトラウマの被害体験を語ってもらうことはダメなのか?
トラウマ記憶や被害体験は「わさび」のようなもの。
そうです。あの辛いやつ。
被害体験を語らせてしまうことは、わさびをばくばく食べさせることです。
おにぎりくらいのワサビを一気に食べると⋯⋯
腹こわします(笑)
オエってなります(笑)
メディアの人々が被害者の人たちに長時間インタビューして語ってもらってますよね。
これはワサビを爆食いさせてるのと同じことです。
トラウマをもう一度体験させてることです。
キツく言えば、セカンドレイプです。
要するにレイプされてぐったりしている人をレイプする行為ですよ〜
私がメディアの人だったら、どうしても話を聞かないとダメなら1回だけにします。
そして、3分話したら休憩みたいに、もっと戦略的に安全にやっていきます。
支援者が優しい顔して、うんうん頷きながら被害体験を聞いてるのも、
セカンドレイプですよ〜
わさびというトラウマを解消するには? クイズの開始
とにかく、ワサビがたまっているのです。
それを減らしたい訳です。
だって苦しいし、フラバになるし。クイズです!
あなたは対人支援者⋯⋯
どうやってワサビを無くしますか?
ゴミ箱に捨てるのは禁止です(笑)
体内に取り込まないとダメなのです。
食べなければいけないワサビの量は、
ラーメンのどんぶり鉢に満タン。
水に溶かしますか? 砂糖入れて⋯⋯
まずそう(笑)
ちょっとずつ食べますか?
多分途中で、ワサビ恐怖症になると思う(笑)
答えはわかりますよね?
もしわからなかったら⋯⋯
まじで、読むのを止めて考えてみましょう。
答えは、ジャニーズのタレントが言ってます!
「シブがき隊」が歌ってます。
「スシ食いね〜♪♪」(笑)
好きな寿司ネタに〜
ワサビをちょこっと〜
のせるだけ〜(笑)
そうやって、お寿司を1年2年かけて食べればいい。
週に1回とか。なんということでしょう。
気づいたら、ワサビがなくなってるではないですか!
なくなっただけでなく、お寿司も美味しく食べてるし〜
本当のトラウマセラピーとは?
本来のトラウマ解放のプロセスは、楽なのです。
ぶり返しとかも、ほとんどない。
気づきが多く、いいことの発見も多い。自分の良さが育ったり。
お寿司は心理セラピーの何に当たるのか?
傾聴ですか? 違いますよね
リソースですよ!
リソースをやるやらない⋯⋯
これは流派とか心理士の好みとか、そんなことではないです。
当然のこと。
他の方法があったら教えてほしいもんですよ。
ないから。
最後に声を揃えて⋯⋯寿司くいね〜♪ ♪
恐るべし、ジャニーズ事務所。
とんでもない事件を起こしてくれたけど、
タレントたちがトラウマの回復方法を歌っていた(笑)
リソースのやり方はとても複雑で奥深いです。
でも、まずは基本的なことが知りたい人は、
⬇︎
ここまでをまとめると、トラウマから回復する方法。
トラウマはワサビみたいなもの。
一気にワサビを食べるのは危険。
だからお寿司につけて食べよう。
お寿司はリソースのこと。
お寿司を食べるだけ? トラウマからの回復は簡単なの!?
でも、こう思われたかもしれない。
な〜んだ支援者は、お寿司を提供すればいいだけか。
テキトーにネタを切って、シャリにのっける。
簡単じゃん。
クライアントも食べるだけじゃん(笑)
生ものを扱うという意味では危険です。
フグとか毒を持ってるし(笑)
専門性が問われる。
握り方、切り方一つでおいしさが大きく変わる。
でもワサビさえ、食べればいいんでしょ。
そう言われそう。確かに⋯⋯ (^_^;)
だからこんなんどうでしょう!
リベンジです!
トラウマ回復のプロセスは簡単ではない。
辛い出来事が過去にあって、
そこに準備をしてから向き合っていく。
壮大な旅なのです。
だから⋯⋯支援者は山岳ガイドなんです。
山登りには危険がつきもの。
事故や遭難。クマちゃんに出会ったり。
ある〜日 森の中〜 クマさんに出会った ♪♪
危険です。
山岳ガイドはありとあらゆる専門知識を持って、
準備することを教えてくれます。
危険なことから守ってもくれます。
そして、山の壮大さ、自然の素晴らしさ、忍耐の大事さ、
様々なことを一緒に体験してくれる。
でも登るのはクライアント本人。
山岳ガイドと一緒に山登りを楽しむのが、トラウマ回復かな。
対人支援者になるのは山岳ガイドになるようなこと
あっ、思いついた!
山登りの途中で、山岳ガイドが提供してくれるんです。
お寿司!
そして、「寿司食いね〜♪♪」って歌ってる。
いやだ〜!そんな山岳ガイド〜!
生もん危険(笑)
一般的な支援者は山岳ガイド。
トラウマセラピストはもっとガイドする時があるという意味で、
ガイドだけでなく、救助もする。山岳救助隊。
専門知識が必要で、みんなで鍛えようぜ〜
そんな長い記事を以前に公開しました。
⬇︎
https://pomupomu.info/company/pomu-research-insitution/
この記事を読んだメルマガ読者の感想。
「整理されました」
「自分がやっていることが理解できた」
「命拾いしました」
嬉しい限りです。
自分が支援者として重いトラウマを抱えた人と苦労して頑張ってきたことが、
言葉になったり、比喩で説明されると、
救われた感覚になるのでしょう。
トラウマセラピストは命がけの山岳救助隊
私は、こどもの頃からずっとスキーをやってきました。
アルペンスキー。
あの旗というのか、ゲートをくぐっていくやつ。
雪山が危険だと肌で体験してきました。
例えば、スキー場で立ち入り禁止区域があります。
そこに入りたくなるんです。
なぜだと思います?
欲望を抑えられないの〜
そこにはパウダースノーがあるから!
誰も滑ってない、ふっかふかの雪がある。
そんなところを滑ると最強に気持ちいいんです(笑)
だから禁止区域に入って、行方不明になって、
救助隊が出動する。
発見された時には帰らぬ人となっている。
そんなの何回聞いたことか。
雪山は危険です。
救助隊員には専門性と訓練が必要です。
だって自分も危険な場所にいくのだから。
トラウマ臨床が危険|他の例を紹介
他の例は、スイスやオーストリアでスキーのトレーニングをしていた時のこと。
広大なスキー場です。
ちょっとコースの脇にそれると巨大なクレバスが。
雪や氷に深い亀裂が入っているのです。
深さも何十メートル級とかあります。
覗きこんでも、底が深すぎて見えません。
真っ暗闇。ぎゃ〜(笑)
自分がいかに、ちっぽけかを感じさせられます。
大自然を相手に自分の無力さを教えられます。
僕ってちっちゃい(笑)
クレバスに落ちた人を山岳救助隊は助けに行くのです。
そりゃあ、大変だよ〜
救助に関する⋯⋯専門的な知識も問われます。
救助の道具などの準備も。
普段からの訓練も。
トラウマセラピーで問われる3つの柱
① 専門的な知識
心理教育という意味で必要です。
相談者に教えるということです。
ただ寄り添う、傾聴するだけでは無理です。
クレバスの上から、落ちた人に、
「寒いですね〜」
「怖いですね〜」
そんな共感いらん(笑)
② トラウマに入る準備
準備なしにトラウマに入ると被爆します。
事故に遭います。
トラウマを解放できません。
隊長!「道具なしに救助隊がクレバスに入りました!」
自殺行為っす(笑)
クレバスに落ちてる人のところまで行って、
「ロープ忘れた〜!」(笑)
③ 普段からの訓練
救助隊員として、日常から鍛えておく必要があります。
でないといざという時に、
「きゃー私、クレバス降りるの怖い〜」(笑)
ありようが問われますね。
特に準備というリソースが大事になる
沢山の道具たちを使いこなす必要がある。
そして、クレバスに落ちた人がどんな人なのか?
何を必要としているのか?
支援者、相談者、一緒に探っていく必要がある。
専門的な道具たちが必要という意味でも、
一緒に作っていくという意味でも、知識や経験が問われます。
トラウマセラピーの成功は、「リソース構築が8割」
そういつも言ってます。
メルマガだけで簡単に伝えれません。
でも、リソース構築がなぜ難しいのか?
そこを掘り下げていくと、
リソース構築のヒントが見つかると思っています。
以前に公開した動画と記事をどうぞ。
動画も19分と見応えあります。
多くの心理療法がトラウマセラピーに向いてない理由。
トラウマとリソースの関係?
山口をリソースフルに一瞬でする方法(クイズ)
よかったらどうぞ
⬇︎