「これは伝えたい。」
そう思った論文がありました。
2026年に発表された、トラウマ臨床に関する最新論文です。
読んでいて、思わずつぶやいていました。
「ああ、ここまで来てたんだ。」
現場で頑張っている対人支援者に、どうしても届けたい内容です。
難しい内容ですが、できるだけわかりやすく、少し笑えるようにお届けします。
愛犬ポムも登場します。
コンテンツ
2026年の論文、これは伝えたい!
最近、「これは伝えたい!」そう思った論文がありました。
それが、トラウマ臨床に関する2026年の論文。
論文と聞くと眠くなりますよね(笑)
大丈夫です。ちょーわかりやすく、おもしろく伝えます。
昔は、一つのトラウマ、という意味で、PTSD。
その後、繰り返されるトラウマ、という意味で、複雑性PTSD。
それが、2026年の論文でさらに深まってました。
改めて強調されていたものは、何だと思いますか?
それが、DSO(Disturbances in Self-Organization)
「 ………….。 」
なんやねん。難しすぎるやろ〜(笑)
日本語では、自己組織化の障害。
「 ………….。 」余計わからんやんけ〜(笑)
そこで、私なりに意訳すると……
DSO=どうしても、そうなっちゃう(笑)
例えば、どうしても、怒っちゃう。
どうしても、自分を責めちゃう。
どうしても、人が怖くなっちゃう。
研究では、DSOを、3つに分けています。
「感情がまとまらなくなる」
「自分を否定してしまう」
「人との距離感が難しくなる」
支援の現場ではあるあるですよね。
ポムにもDSOがある|どうしてもそうなっちゃう
実は、この「どうしてもそうなっちゃう」ポムにもあります(笑)
おやつの袋を開ける音がすると……もうダメ。
「待って。」と言われても、目は、おやつから離れません。
匂いがすると、スーッと近づいてくる。
ポムからしたら、「だって、おやつなんだもん。」なんです(笑)
意志の力ではないんです。頑張りでもないんです。
どうしても、そうなっちゃう。
私たち人間も、まったく同じ。
では、「どうしても、そうなっちゃう。」という反応に、
対人支援者は、どう向き合えばいいのか?
「どうしても」の奥にあるもの(2026年論文)
2026年論文の注目すべき概念がDSO「どうしても、そうなっちゃう。」でしたね。
そんな相談者の生きづらさに、どう対応すればいいのか?
この論文は「知識や技法だけでは変わらない。」と強調しています。
どうしても、怒っちゃう。
どうしても、自分を責めちゃう。
どうしても、人が怖くなっちゃう。
これらに、支援者はどうすればいいのか?
まず「変えよう」「改善しよう」とする前に、大切なことがあります。
それは⋯⋯その反応には、理由がある、ということです。
その人が頑張って生き抜いてきた結果なのです。
それらを見ると関わり方が変わります。
でも、「背景を見よう」と思っても、実際には、なかなか難しい。
目の前の反応に、つい引っ張られてしまう。
だからこそ、具体的な関わり方が必要なのです。
実は、ポムにも、「どうしても、そうなっちゃう。」があります。
おやつを見ると……一直線(笑)
実はポムは、クッシングという病気があって、食欲が強く出ちゃう。
だから、おやつを見ると、自分でも止められない。
そんな姿を見て、「治さなきゃ」とは思わない。
「止めるの大変だよ〜」「ポム苦しくないかなぁ」って思う。
そんなふうにポムと関わってきたから、人のことも違って見えてきたのかも。
怒りっぽい。自信がない。人付き合いが苦手。
それらは表面的な「行動レベル」の話。
でも、その反応の奥には、その人が生き抜いてきた歴史がある。
2026年の論文を読みながら、改めてそんなことを感じていました。
では、DSOという生きづらさに、私たちはどう対応すればいいのか?
実は、2026年論文が具体的に教えてくれています。
そこ、お伝えしていきますね。
生きづらさを改善する方法(2026年論文)
生きづらさの奥には、その人が生き抜いてきた歴史がある、ということでしたね。
では、私たちは、どう関わればいいのでしょうか?
2026年の論文で、強調されたことがあります。
① Safety ② Therapeutic Alliance ③ Flexibility
「…………. 」
また英語か〜い(笑)
相談者が、自然と、こう感じられる関わりです。
① この人、安心できる〜
② この人なら、話せる〜
③ この人、柔軟やわ〜
論文では、こうしたことが、強調されてました。
トラウマ解放や技法より、まず土台。そこを強調していたのです。
まずは、リソース構築なのです。
そして、安心できる〜 柔軟やわ〜 そう思ってもらえる支援者になっていく。
知識やスキルというより、そういうありようを身につける、ということです。
支援の臨床現場でも、どんなことでも土台なのです
私たちは、家を建てるとき、まず土台をつくります。
しかも、コンクリートは、適当に流し込めばいいわけではありません。
水の量。材料の配合。鉄筋の入れ方。強度の計算。
細かく設計して、ようやく、家を支える土台になります。
テキトーにやると、家が傾いちゃう〜(笑)
人も同じ。土台づくりも同じ。
丁寧な関わりを重ねて作っていくのです。
実は、ポムとの毎日が、土台づくりを教えてくれた。
雨の日も、風の日も、一緒に散歩する。健康なご飯を用意する。
疲れた日は、一緒にお昼寝。
そんな毎日の積み重ねで、ポムは安心して、すくすく育っていったのです。
そして、その安心があるから、ポムは自分のペースで生きていられる。
土台って、こういう時間の積み重ね。
でも、土台を作るだけでは終わらない。
2026年の論文には、あと2つ大事なことあったのです。
2026年論文で、さらに大事な2つの概念とは?
その人が生きてきた歴史に関心を持つ。
相談者の土台を作ることを大事にしていく。という内容でしたね。
2026年の論文で、さらに2つの大事な概念があります。
1つ目が⋯⋯ Rupture and Repair
また英語か〜い(笑)
英語はカッコええけど、難しいな〜
「すれ違い」と「修復」って感じかな。
支援者と相談者、すれ違って当たり前。
だから、そのたびに修復しながら、一緒にやっていく。
「間違えないこと」ではないのです。
ズレたときに修復していくプロセスこそが、本当の安心を作っていくのです。
2つ目が⋯⋯ Phase-based Treatment
また英語やし(笑)
「段階的なアプローチ」「段階的な治療」という意味です。
土台の部分を丁寧に積み上げていこう〜 ってことです。
1の次は、2なのです。
で、3、4、5⋯⋯ って、続いていく。
その人に合った順番で少しずつ積み上げていこう、ってことです。
全員に当てはまる完全なテンプレートは存在しないのです。
2026年論文にある「修復」と「段階的治療」
ここまでをまとめると、
相談者と一緒に試行錯誤しながら、安心できる土台を、少しずつ作っていく。
ポムも、そうでした。
ポムは言葉を使わないから何が必要なのかが分からない。
ぐったりしてても、お腹痛いのか、疲れてるのか、眠いのか、分からないんです。
だから、思いを馳せたり、ポムをじっと観察したり、そういうことの繰り返しだった。
そうやって少しずつ、ポムに合った対応ができるようになってきた。
苦労も多かったけど、一緒に成長してきたな〜って思います。
対人支援も同じ。
症状だけを見れば、変えたくなる。
でも、その反応の奥には、その人が生き抜いてきた歴史がある。
そして、どうしても、そうなっちゃう、という部分を無理に変えるのではなく、
その人が、もう一度、育っていける土台を、一緒につくっていく。
人は、安心できる場所で、もう一度、育っていける。
2026年の論文を読んで、今までのやり方で良かったんだと、改めて思いました。
これからも、「一緒に育てる」そんな関わりを、大切にしていきます。
支援者みんなで、ゆっくりやっていきましょう〜









