シャットダウンと過覚醒を“ジェンガ”で理解してみる

 

対人支援の現場にいると、「頑張っているのに、どこかギリギリ」

そんな人と出会うことがありませんか?

過覚醒やシャットダウン傾向で苦労されてる。

ずっと気を張っている人。

逆に、急に動けなくなる人。

そして、支援しているこちら側も、同じような状態になっていることもある。

時々こう思うんです。

人の神経系って、少しジェンガに似ているな、と。

一本抜いて、また上に積み上げる。

崩れそうでも、さらに積む。

この記事を読むことで、過覚醒や低覚醒の対応のヒントになれば幸いです。

 

あなたはこの人生で、何を積み上げてきましたか?

 

勉強して、知識をつけてきた。

仕事して、経験を積んできた。

心や体と向き合い、自分を育ててきた。

これって、すごいことじゃん!

誇れることやん!

それと同時に

責任。人の期待。苦労。

それを背負って、頑張ってきた。

人生って、こう思うんです。

まるでジェンガみたい。

⬇︎

 

1本抜いて、上に積み上げていく。

だから高く積めば積むほど、グラグラしてくる〜(笑)

どこ抜こうかな〜?

それを考えながら、どんどん上に積み上げていく。

私たちの社会は、とても厳しい。

グラグラで頑張ってるのに、もっと高く積むことを求められる。

期待。責任。結果。

そして、高く積んでると、いい評価も受ける。

グラグラの状態でも、頑張り続けないといけない。

仕事は今日も明日も続いていく。

 

今のあなたは、どんなジェンガの状態ですか?

高く積み上がってる?

崩れないように、静かに見守ってる?

 

 

過覚醒のジェンガ状態とは?

 

「はぁ、しんど〜」って思いながら、

頑張ってませんか?

予定を入れて、仕事しまくり〜!

プライベートも、週末も、大忙しだよ〜!(笑)

忙しいけど、やり続けちゃう。

体は疲れてるのに、頭だけずっと動いてる。

 

過覚醒のジェンガ状態を、一言で表すなら⋯⋯

「崩れそうだから、 積み続けている状態」

ただ、高く積み上げている、ということでもない。

不安定で、グラグラしそう。

だから、止まれない。

止まると、何かが押し寄せてきそう。

不安。空っぽ感。無力感。

疲労。置いてきた感情。

だから、積み続けるのです。

予定を入れて、頑張り続ける。

積み続けることで、自分を保っている。

 

 

過覚醒で頑張って、作り続けてきたジェンガ

 

気がつけば、人生でいったい何個のジェンガを作ってきたのだろう?

100個。

1000個。

10000個。

⬇︎

 

崩れそうになりながらも、ずっと積み上げてきた。

倒れても。寝込んでも。

「もう無理」と思っても。

また次の日には、積み始める。

これって、「生き延びるための棒」だったのかも。

頑張り。我慢。緊張。

適応。成果。役割。

ふ〜っ、しんどい。

 

そうやって、頑張ってきた。

それって、すごいことだよ。

そんな自分を認めてあげる。

労っていく。

十分、頑張ってきたよ〜

マジで!

立派なことだよ。

私も、ジェンガ積み上げまくってきたよ〜

もっと、ねぎらいが必要だよ〜

ポムも、たくさん積み上がったジェンガを見て、

「お〜!!!」「すごいよ〜!!!」って感じで、

しっぽ振ってそう(笑)

 

 

シャットダウンのジェンガ状態とは?

 

過覚醒のジェンガ状態は、崩れそうだから、積み続ける。

止まると、色々な感情が押し寄せてきそうで、また積む。

でも、ずっと積み続けることは、できない。

どこかで、「もう無理です〜」って、電源が落ちる。

積み続けるのをやめた状態。

それが、シャットダウンジェンガ状態。

 

LINEを返す気力がない。

人に会いたくない。

仕事すると疲れる。

「やらなきゃ」って思ってるのに、身体が動かない。

ジェンガで言うと、もうグラグラ。

なんとか立ってる。

これ以上触ると、崩れそう。

だから、止まってる。

触らないことで、崩れないようにしている。

⬇︎

 

シャットダウンって、怠けとか、甘えではないのです。

「停止して、 保っている状態」なのです。

 

 

過覚醒とシャットダウンの役割は、保つ

 

大事なのが、過覚醒は、積み続けることで保つ。

シャットダウンは、止まり続けることで保つ。

どっちも、生き延びるための反応。

すごいじゃん〜

シャットダウンは、大なり小なりみんなあるのです。

誰だって、頑張った後は疲れるのです。

 

あと、シャットダウンにも、少し種類があります。

もっと慢性的なシャットダウン。

そもそも、ジェンガの棒を一本動かすだけでも、

「ハァ〜しんどい⋯⋯」

すごくエネルギーがいる。

恐る恐る生きている感じ。

人にも、あまり関わらない。

静かに、淡々と生きてるように見える。

でも、内側では、神経系が、めちゃくちゃ頑張ってる。

だから、「ゆったりしてて、いいんだよ〜」

そう自分に言ってあげる。

ちなみに、ポムは、こういう時、ジェンガの横で、丸くなって、

「今日はもう、そのままでいいよ〜」って感じで、静かに寝てそう(笑)

シャットダウンって、実は、崩壊を防いでいる。

自分を守ってる、尊い戦略なのです。

かしこい〜

 

次は、「じゃあ、どうすればいいの?」という話。

過覚醒と低覚醒に、どのように対応すればいいのか?

そこ、お伝えしますね。

 

 

過覚醒と低覚醒の臨床現場での対応方法

 

そして、ここで思う。

じゃあ、過覚醒と低覚醒どないすればいいのん?

グラグラの状態で、もっと積み上げる? もっと我慢する?

いやいや、しんどいやん。

ふと思うけど、そもそも、なんで抜かなあかんねん!

だから、発想の転換。

このジェンガというゲームのルール変えたれ!(笑)

抜かなくてもいいルールにしちゃおう!

というかジェンガのゲームを、やめちゃおう〜!

そして、支える棒差し込めばいいやん!(笑)

⬇︎

 

ジェンガ協会に怒られる〜!

ジェンガって、横から支えが入ると、安定しますよね。

どんどん棒を差し込んでいく。

土台が安定してくる。

トラウマケアでいうリソース。

その他の土台を作る色々なことです。

ただ、ここで大事なのは、無理やり差し込まないこと。

力任せに入れると、崩れる。

だから、ちゃんと構造を見る。

どこがグラついてるかを見る。

その人に合う形で、少しずつ、支えを入れていく。

今までジェンガをやってた時の棒は、「生き延びるための棒」だった。

でもジェンガをやめたら、「自分を支える棒」に変わった。

そんな棒を安全に、効果的に差し込み続けたら、どうなるでしょうか?

いい感じに土台ができて安定するじゃん(笑)

過覚醒、低覚醒が、落ち着いてくるやん。

やった〜!(笑)

ポムも差し込む棒をくわえてきて、「これ使う〜?」って顔してるよ(笑)

頼んでないのに、勝手に持ってくる。

回復って、「さらに積むこと」ではなく、

まずは「支えを増やすこと」なのです。

 

 

ポリヴェーガル理論|あなたは何を作りますか?

 

ここまで、ジェンガ心理学について
書いてきました。

崩れそうだから、積み続ける過覚醒。

止まることで、なんとか保っているシャットダウン。

そして、支える棒を
少しずつ増やしていく。

それが増えていったら「あれっ?」ってなる。

土台ができてくる。

楽になってくる。

少しずつ、もっと横に拡大してもいいかも〜

好きな形にしちゃお〜

誰かと一緒に作ってもいいかも〜

途中で壊してもいい。

家みたいにしてもいい。

船みたいなの作ってもいい。

意味不明な形でも(笑)

安定してくると自分は何を作りたいんだろう?

そんな欲求が出てくる。

 

 

腹側迷走神経的なポリウェーガルな旅になる

 

自由、探求、繋がり、そういうのが増えてくる。

とはいえ、厳しい現代社会。

積みすぎる日もある。

グラつく日もある。

動かない日もある。

でも、支える棒が増えると、戻りやすくなる。

少しずつ遊べるようになる。

 

ちなみにポムは、ジェンガで、

犬小屋作って、その中で寝てる〜(笑)

安心できる場所を作ってたのね〜

 

そして私も、いろいろ作って遊んでる。

最近は、こんなのできちゃった!(笑)

⬇︎

 

ビミョーな形だけど、なんか気に入ってる(笑)

さあ、新商品の発売です!

新しいジェンガのゲーム。

ポムジェンガ(笑)

 

ルールなし!

抜かなくていい!

積み上げなくてもいい!

ジェンガの棒、500個ついてくる。

たくさんの色。

形も色々ある。

棒がなくなったら、また送ってくれる(笑)

何を作るかは自由です。

誰にも邪魔されない。

あなたは何を作りますか?