場の大事さ|参加者みんなで作る環境が求められる

 

対人支援者になぜ場が必要なのか?

安心できる場、成長できる場には何が求められているのか?

この記事では、それらの質問を深めていきます。

対人支援者にとって、「場」「環境」を作っていくこと、体験していくことは、

自分自身にも、クライアントをサポート上でも必須なことです。

支援者が成長できる「場」を運営し続けている体験をもとに、お伝えしていきます。

 

対面セミナーで体験した、みんなで作る場の力

 

先週末、1年間の総合トレーニングの対面セミナーを開催してました。

Zoomもいいし、対面は対面の良さがある。

まず私の感想。

みんなに会えるの楽しい〜!

ご飯一緒に食べるのも〜!

おしゃべりするのも〜!

こどもかっ!(笑)

 

対面をやったからこそ、あることが浮き彫りに⋯⋯

それは⋯⋯「場」

みんなで作る「場」です。

トレーニングで1年かけて作っていく「場」でもあります。

そんな参加者が集まる対面の「場」だったのです。

 

 

場を大事にしながらの体験型、実践型の対面セミナー

 

その場を提供している主催者(トレーナー、講師)の私とれーじさん。

その主催者だけで場を作ってるのではないのです。みんなで作ってる。

そういう環境や場って私たち個人の意思を超えちゃってます。

色々な専門家が集まって、宇宙に行けちゃう私たち人類なのです。

そういう意味で、想いを持った人が集まると特別な場になるのです。

普段、対面で体験して頂くワークなどは、とても臨床の現場で役に立つものです。

そうやって準備しています。作り込んでもいます。

でも、今回のある内容のワークが私の中ではちょっとだけ自信がなかった。

もっと作りこまないと⋯⋯ まあ、軽めのものもあっていかな⋯⋯

なぜか作り込めなかったのです。

ある程度は手放して当日までに体調を整えよう。そんな流れに。

そして当日。その自信のなかったワーク、

実際やってみると、とんでもなくオモロくなった!

 

 

色々なダイナミックスが!

頂いた感想でその内容が一番よかった、みたいな(笑)

場の力が働いていたのです。みんなで作り上げる力が作用したのです。

そのワークが後半の内容にまでいい感じに波及したのです!

そういう意味ではイマイチな内容も入れておくといいのかも(笑)

ここである質問が。

 

 

みんなが成長できる場、得たい結果を得られる場、どうやって作るの?

 

簡単ではないけど、1つは、得ようとしないこと。

現実社会、資本主義の社会にいると、何が得られるのか?

そういうのに意識がいきやすいですよね。

総合トレーニングに入れば何が得られるのか?

どんな動画がついて、どんな内容が学べて⋯⋯

もちろん、そういう「得られるもの」は現実的に大事。

でも、それが先行しすぎると、もったいないです。

それはそれとしてあるけども、みんなと作りたいな。

みんなと繋がりたいな。場を共有したいな。

そういう参加者が集まるだけでいいのです。

極端に言えば集まるだけでいい。

最初は無理でもアドバンスになってきたら、

みんなで集まって今日何をして遊ぶ〜くらいになる。

まだそれは現実にやってないけど、

いつか、やれる日が来てほしい(笑)

あそびの延長でやると、思った以上のものが⋯⋯

場の力ってすごい。

 

 

場を作ることに関する、よくある誤解

 

誤解してほしくないのは、参加するあなたがすごいレベルの人でないとダメとか、

そういうことではない。

ちょっとした「想い」でいいのです。

あなたは対人支援者として、普段どんな環境に身を置いてますか?

 

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なぜ私たち対人支援者にとって「場」「環境」が大事なのか?

 

なぜ運営しているコミュニティーである総合トレーニングで、

場を超絶大事にしているのか?

で、その質問に答えるために、もう一つ質問をしてみたい。

質問に質問、なんでやね〜ん(笑)

究極の「場」ってなんだと思いますか?

クイズに正解するとハワイ旅行に!

自腹でいけます。プレゼント違うんか〜い!(笑)

究極の場。それは⋯⋯家族です。育ってきた環境。

 

 

対人支援者だって完璧な家庭で育ってない。

どっちかっていうと、この仕事を選ぶ私たちは、荒れてる「場」で育ってきてる。

怖い理不尽な頑張りを求められる毎日が修羅(笑)

いかんいかん、あんまり書くと過去のことを思い出しちゃう。

一旦スマホから目を離しましょう。戻ってきて〜!(笑)

そうだそうだ、こういう時は、お話しをしよう!

昨年夏に、我が家にやってきた「そうちゃん」(犬)

 

 

犬との関わり、家族という安心の場

 

最初、家に来た時は、ソファーの下にすぐ隠れてました。

これ、自分を守るいい戦略です。

家庭の場を観察しながら、安心だと思ってくれたのか、

どんどん遊ぶようになってきました。

 

 

今ではリビングのど真ん中で大の字になって寝てる(笑)

掃除機の時だけ、音が怖くて、ソファーの下に隠れます。

そうちゃ〜ん、ソファーの下も掃除機かけたいのですが〜(笑)

どんどん元気になってます。元気すぎるシーズー犬です。

 

安心できる「場」だから、どんどん探求します。どんどん成長します。

場が大事なのです。ラップ的には、オーイエー 🎵 場が大事 🎵 バカ大事 🎵

そうちゃんは、小さい頃、外に散歩に連れて行ってもらってなかった。

だから最初はリードをつけても全く歩かない。外が怖かった。

安心する場を提供する飼い主がいるから、少しずつ慣れていきました。

今では公園で走りまわってる(笑)

探求しまくってる。たまに落ちてるもの食べちゃう(笑)

そうちゃんとの関わりを通じて、あらためて場の大事さを実感しています。

そうちゃんが安心できて、成長していける場。

そんな場をトレーニングでも提供し続けるためにも、自分を研鑽し続けます。

 

 

最高に癒されるセラピールームの作り方

 

私たちが相談に乗る部屋のことです。

癒しが起こりやすい部屋と起こりにくい部屋がある。

セラピールームの作り方を伝授します。

まず必須になるのは⋯⋯!

好きな絵を飾って〜 ルンルン🎵

おしゃれなソファーを設置して〜 ワクワク🎵

 

 

そんなことで癒されな〜〜い!(笑)

私山口が気を取り直して再度挑戦。

臨床心理士の資格を額縁に入れて〜 あ、私資格持ってなかった!(笑)

カナダ、ブリティッシュコロンビア州の資格を額縁に〜 

あっ、ずっと前に更新してなかった〜! 無免許カウンセラー!(笑)

ていうかカウンセリングするに、免許や資格がいらない世界。

表面的なことで作れるのは、セラピールームという「場所」だけ。

でも癒しが起こる「場」は作れない。

 

 

癒しが起こるセラピールームには何が必要だと思いますか?

 

クライアントさんが癒されるセラピーの場に必要なのは⋯⋯

それは⋯⋯ なんと⋯⋯ 

あなたです! 

あなたのプレゼンス。あなたの存在感。

あなたの在りよう。あなたの穏やかな神経系。

それらが癒す場を作る。もちろん専門知識やスキル必要ですよね。

でも知識やスキルだけでは場は絶対に作れない。

あなたが場を作る。

もっと言うとクライアントと一緒にその「場」を作っていく。

そんな癒す場を作れる支援者になるためにも、場が必要。

自分を育てる場が必要。

だからトレーニングでも場を意識しているのです。提供しているのです。

自分が場を経験するから、場で体験するから、場を提供できるようになる。

人から愛されるから人を愛せる、みたいなこと。

安心する場で、まず支援者である自分が探求するから、そういう場を人に提供できる。

さあさあ、最高のセラピールームを作りましょう。

部屋に何を飾ろっかな〜

違うって!(笑)

 

 

安心できる場、成長できる環境、どうやったら作れる?

 

ここまでは、場が大事、家族という「場」セラピールームという「場」でした

突然ですが、あなたを30人のリーダーに任命します。

アマゾンの奥地で何も持たずに、30人を1年間まとめていく任務。

お金も道具もない。まさに身一つ。

リーダーとして30人をどのように守っていきますか? えっと⋯⋯

食料を確保して寝る場所を作って。まず衣食住ですね。

それをやったとして、それをどのように守っていきますか?

安全な場で30人を守るには、あることが必要なのです。

それは⋯⋯テイカーを排除することです。きゃ〜 危険〜!

 

 

大事に保管してる食べ物を勝手に盗まないやつを特定することです。

だってみんな飢えてしまう。

 

 

テイカーを特定して排除することで安全なコミュニティーができる

 

私たちのDNAは、身勝手なやつ、テイカーがいると危機を感じるのです!

攻撃されるかも! 奪われるかも!ってね。

だからテイカーを特定して、どっかに行ってもらう必要がある。

1年間の総合トレーニングという場には、テイカーはいない!奪う人はいない!

それは、そう設計してるから。そう意識してるから。

テイカーは自分勝手、自己中です。自分が良ければいい。

そんな人を、どのように見分けてるのか?

総トレに参加することを検討してる人と、私はZoomで個別に話をします。

60分とか120分とか。そこでテイカーを見抜きます!(笑)

おでこに書いてます。私はテイカーです(笑)

嘘ですが、最近は空気感で少しは特定できるように。

私はあなたはテイカーなので、お断りします!と言ったことは一度もないです。

色々質問するとテイカー気質の人は自然に去っていかれます。

 

 

テイカーを特定する質問とは?

 

私が「自分自身のことで改善したいことある?」みたいな質問を色々していくと、

答えれないので、居心地が悪くなってきます。

それで、このトレーニングは自分に合わないとか、

よくわからない理由を述べて参加を辞退されます。

それは、こちらとしてはありがたい(笑)

まあでも最近は、テイカーの人が総トレを検討もしなくなってきました。

だって、そもそも総トレは、現場で役に立つことを沢山学びますが、

それと同時に自分にも向き合いましょう、ということを強調してる。

 

 

メルマガでもありようが大事、自分に向き合うことが大事って、いつも言ってる。

うざいくらい(笑)

だから全く自分に向き合いたくない、その必要性ゼロ、という人はこないのです。

 

 

自分に向き合う場とは?何が求められるのか?

 

自分に向き合うと言っても、みんな、それぞれの状況がある。

辛い思いして頑張って生きてきた支援者だって多くいる。

ちょっとだけでも自分に向き合う気があればいいのです。

自分にも向き合うかな〜 自分の成長も大事だよね〜

そういう人が集まる環境だから特別なのです。

安心できるんです。成長できる環境なのです。

コミュニティーの質が高いのです。

これが何かのスキルを学ぶだけのグループだったら、

テイカー的な人が潜んでいます。学ぶだけだから。

参加費が無料とか安すぎると、自分勝手な人がいる。

テイカーはお金払いたいと思ってないから。

 

安全な場を作るのは並大抵のことではないと思う。色々あります。

でも、「自分を研鑽したい」そんな意識の人が集まったら、ホント、独特です。

いい感じです。調和が取れてる感じ。

テイカーを悪者みたいに書きましたが、

誰の中にもテイカー的な部分が大なり小なりある。テイカーになるにも理由がある。

まずは自分のテイカー的な部分を意識してみましょう。

これが得たい!学びたい!そういう気持ちは自然なこと。

それと同時に、みんなで作っていく場なのだ、という意識を少し持つ。

そんな、ありようが、支援者に求められる。

自分勝手な「テイカーカウンセラー」そんなの嫌だ〜(笑)