ある夏の夜に私は体験した、、、
それは、真っ暗な山道にいた時のこと。
体が瞬間にフリーズし、
なんとも言えない独特な時間が流れる、、、
コンテンツ
私のトラウマ的な恐怖体験とは?
ある夏の
暑〜い日の出来事。
その日、私は、
「恐怖」についての探求を
しようと思った。
クラインアントさんも、
セミナー、トレーニング参加者もそう。
「恐怖」が根っこにある。
トラウマ的なこともあるし、
新しい自分になるのは
みんな恐い。
そこをもっと効果的に、
何とかできないかと、
「探求したい、、、」
私は、普段、
恐いという感覚が
ほとんどない。
まあ、チャイルドは
怖がってることはありますが(笑)
色々なワークや
トレーニングのおかげもあって、
大体のことは、
何とかなる、、、と感じている。
恐怖を探求しようと
恐いことを
思い出しても、、、
こわくな〜い(笑)
どうしよ!
って困ったんです。
やっぱり生なましい
体験をすることが大事と思いました。
その時、
夜の9時くらいだったのですが、
真っ暗なところだ!
って思ったんです。
家から30秒歩けば
真っ暗な山道に入っていきます。
神戸の元町の
山側に住んでいます。
ということで、
電灯もない真っ暗な山道を
登っていきました。
真っ暗な中、
「お〜、ちょっと、こわくなってきた」
これで恐怖を探求できる!
恐怖の時、
どのような身体反応になるのか?
何か新しい気づきはないか?
みたいなことを探求しました。
やっぱり呼吸が速くなって、
浅くなる、、、
ほうほう。
こんな感じか。
まあそうなるわな。
と真っ暗闇の中
余裕ぶっこいてました(笑)
歩きはじめて、
10分くらいでしょうか。
だいぶ山道に
入ってきました。
あともうちょっと
歩けば、明かりがある、
道路に戻ってくる!
ゆっくり呼吸しながらですが、、、
だいぶ怖くなってきてました。
その時、、、
「あれッ」
「何だあれは、、、」
暗闇の中、
わずかな電灯が
その物体の輪郭を浮き上がらせていた。
な、なんと、20mくらい先に
イノシシがいる〜!!!
しかも、チョーでかい!
巨大生物に出会ってしまう!
頭からお尻まで2mはある!
いやッ、その時の体感は
3mだよ。
もののけ姫に出てきそうな、
強大なイノシシ様(笑)
突っ込んでこられたら、
死ぬ!
鋭い牙を持った
軽トラックだよ〜。
もうちょっとで
道に出れるのに、、、
やつは、薄暗い電灯の下で
こっちを見てる〜!!!
いやっ、もしかすると
見てなかったかも
しれないが、、、(笑)
記憶なんて曖昧。
おー、どうしよ。
ここは狭い1本道。
逃げ道はない。
そのまままっすぐ行けば
すぐ道に出られる!
でも、イノシシさんがいる。
もしくは引き返すか?
そしたらまた、真っ暗やみの中、
歩いて帰らないと、、、
でもその真っ暗闇に
イノシシの友達の、、、
別のイノシシがいたら、、、、
「あ”〜」どないしよ。
もうパニック状態。
仕方ない。
まっすぐは行けない。
巨大イノシシがいるし。
また戻るのか?
ハァ〜。
無我夢中で静か〜に、
チョー早歩きで去りました。
怖くて後ろも振り返れない。
心臓バクバクです。
イノシシからだいぶ離れたら
走り出しました。
心拍数、多分、250(笑)
ようやく家に着きました。
瞳孔開いて、
アドレナリン噴出だよ〜。
そして、全然落ち着かない。
ハアハアしながら、
なぜか無我夢中で
グーグルで検索している。
「イノシシ」って打ったら、
「イノシシ 襲われたら」
って出てくるし(笑)
そして動画を見た。
小さいイノシシに
襲われてるカメラマン。
倒されてる〜。
『やばいやん、やばいやん」
そんなことを頭で呟きながら。
でもあんなん小さいぞ〜、
もっと大きかったぞ、と思いながら(笑)
襲われた時の
対応法も読みました。
は〜しんど、、、
余裕ぶっこいて恐怖の探求?
本当の意味での
恐怖を「体験」できたのです(笑)
恐怖体験の最中は
呼吸をゆっくりとか
悠長なこと言ってられません。
そんなんできまへん!(笑)
サバイバルに必死。
それからもその夜
色々な反応がありました。
数日間、色々
面白いこともあった。
恐怖体験の後、私はどうなったのか?
トラウマボンドという概念と
からめてお伝えします。
まずとった行動。
イノシシをネットで検索しましたよね。
これがトラウマボンドです(笑)
「怖い」と感じた対象に
自分から検索という形で
つながりに行ってますよね。
トラウマにボンド(接着剤)のように
くっついていくということです。
トラウマボンドは
こんなものでは終わりません。
その後、落ち着かなくなって、
自転車でイノシシがいる場所に、、、
わざわざ自分から
確認しに行ってるんです!
おー、トラウマボンドやな!
って半分自分を観察しながら(笑)
そうなんです。
トラウマボンドの1つは、
ほんまかいな?
って確認したくなるんです。
「そんなわけないでしょ」ってね。
なんとそこは車も普通に通ってるし、
すぐ隣でジョギングしている人もいるし!
ちょっと離れたところから
いつでも自転車で逃げれるように、、、
確かめてるんです(笑)
テンションは高いです。
ちょっと探究心もありながら。
恐怖体験とトラウマボンド関係とは?
トラウマボンド、、、
こんなんでは終わりません。
ある程度、確認してから
その夜食事に出かけたんですね。
まあ、もとからその予定だったので(笑)
そして、帰り道、
いつもとは違う道を通って、
わざわざ、、、
イノシシさんを
確認しにいくんです(笑)
そしたらまだいるではないですか!
トラウマボンド強烈です(笑)
それでトラウマボンド
終わると思いますよね。
いやいや。
また2日とか経ってから、
確認しに行ってるし!(笑)
まあさすがに
イノシシさん、いなかったけど。
それから
3回は確認しに行ってます。
怖いものは、
ちゃんと把握しておきたくなる。
「把握したくなる」
なんかシンプルだけど、
結構奥が深いと思いませんか?
もう一つは、
「またいたらどうしよ」です。
夜遅くに帰ってくるとき、
あそこ曲がったらイノシシが、、、
家の前にイノシシが、、、
スーパーの買い物袋を持ってる時
襲われやすい、、、
みたいなことで敏感になります。
まあ、2ヶ月経った今、
ほどんどきにならないですが、、、
でも実はその間も色々あったんです。
恐怖の体験はべっとり
くっついてきますね。
恐怖体験を乗り越えれたのか?
こうやってブログに書くということも
一種の乗り越える体験ですよね。
人に話すとか。
まあ、虐待体験とかは
人に話すタイミングとか
ペースが大事になってきますが。
イノシシ遭遇後、
1ヶ月後くらいでした。
カナダ時代の
友人が自宅に遊びにきたんですね。
そして、ご飯を食べたり、
イノシシに出会った話聞いてもらったり(笑)
そして、歩いて15分くらいの所に
神戸が一望できる、
展望台みたいなところがあるんです。
そこに行くことになりました。
そして、電車の駅に向かって
帰る時になって、、、
途中まで案内したんです。
展望台から山を降りてきました。
その時、、、
無意識で、、、
イノシシに遭遇した場所を
その友人家族と通りました。
その道よりも
他の道の方がちょっと近いのに(笑)
あえて、、、
無意識に、、、
その体験を塗り替えたかったんだと
思います。
そして、この辺でさぁ〜。
みたいに話てる自分がいた。
その場所に行った時、
一瞬、呼吸が浅くなり、
何とも言えない、
不快感が少しありました。
それを友人と共に
体験できたのは
よかったと思っています。
真っ暗で、一人で体験したあの夜。
でも今回は、明るい昼間、
そして、友人もいる。
これこそが恐怖体験を塗り替える、
乗り越える作業なのかもしれませんね。
カウンセリングでの恐怖体験の書き換え
カウンセリングでも
そうですよね。
トラウマや虐待は
一人で体験することが多い。
加害者はそこにいるけど。
家に帰ってくると
一人で抱えている。
人に相談できないこともある。
自分が悪いのではないのか?
みたいなことを
孤独に抱え込む。
そんな体験を
心理カウンセラーと共に、
塗り替えていくのが、
カウンセリングの大事な1つですよね。
まあ、それからも
何度となく巨大イノシシに
遭遇しています。
近所の学生さんらしい人もいて、
めっちゃでかいのいますね〜!
って話しました。
コンビニに行こうと思って
家を出たら、
最初犬かと思ったけど、、、
イノシシなんです!
って話てました。
さらに、ある時は、
またイノシシや〜って
見つけたんですが、
その横に、、、
可愛らしい、
こどものイノシシちゃん(笑)
小型犬くらいの大きさ。
多分お腹空いてんのかなぁ〜
とか、考えてたら、、、
ふと、イノシシに
共感している自分がいました。
みなさん、
イノシシにはお気をつけて(笑)