日常的な選択は山ほどありますよね。
そして、人生において大事な決断もたまにありますよね。
それを失敗しない方法とは?
後悔しない選択とは?
後半に私が思うベストな方法をお伝えしますね。
コンテンツ
人生の大事な決断|前提となるもの
選択とか決断とか、その前提にあるものは何なのか? まずはここからいきましょう。
1つは、「自由」ではないでしょうか。
選択している時点で、そこには選ぶ自由がある。でも、選択しているようで、選択させられているという事実もありますよね。
だから、選択や決断において、どれくらい自由なのか? ということが1つの軸になる。
今でも覚えているのがカナダの大学にいた頃、哲学の授業で「選択」というテーマを勉強しました。
その時に、選択がどれくらい「autonomous」なのか?
つまり、どれくらい「自律な」「主体な」ものなのか? ということ。
不幸な例えですが、誰かが自死したとする。人は言う。彼の選択だったのだと。
でも、それがどれくらい自由に選んだのか? どれくらい主体的(autonomous)な選択だったのか? ということです。
そこまで追い込まれて、もうそうするしかないくらいの状態だったとすると、そこには選択肢はもはやなかったとも言えるのです。
だから、私たちの大事な決断、日常的な選択、どれくらいの自由度があるのかを意識してみることもできます。
さあ、ちょっと難しく感じたかもしれませんが、ここからは、様々な選択の方法を考えていきましょう。
直感で決断する方法
まず、よくあるのが直感で決める。
簡単な選択なら直感でもいい時もありますよね。
今日どんな服着よう? 何食べよう? みたいな。
直感で決めても問題ないですよね。というか考えすぎても無駄な時間になりそう(笑)
ただ、直感で決めるというのは、実は落とし穴があったりすると思っています。
これは大事なのですが、普段から身体感覚を研ぎ澄ます訓練? が必要です。
自分の体の感覚を聞いたり、身体のリソースを育てるということです。このブログでも何度もお伝えしていることです。
要するに、直感が歪んだものであれば、間違った選択をしてしまうリスクがありそうです。
さらに大事なのが、思考も沢山してから研ぎ澄まされた身体感覚で決めるのが本当の直感だと思います。
たくさん大事な情報をインプットして、研ぎ澄まされた感覚とか直感で「これッ!」って見えてくるのです。
心理カウンセリングでもそうです。普段からたくさん学びまくって、目の前のクライアントさんに感覚的に寄り添っていると、、、
「これだ」というような対応ができることきがあります。
とりあえず、話が膨らんでいきそうなので、次の決断方法に進めていきます(笑)
論理的に考えて決める方法
論理的に決める。
これも以外に難しくて、論理的に、ロジックに基づいて日常的に思考する習慣が必要です。
そのような習慣があって、論理的に物事を判断できる人は比較的少ないと思います。
論理的に判断することが推奨される場面もあると思います。
例えば、危機管理の場合もそうでしょう。
コロナウイルスの対策をどのように政治レベルで進めていくのか?
このようなことは、論理的に、データやファクトなどを考慮する必要があります。
ただ、人生の大事な選択を「頭だけ」で決めてもどうかと思います。なんか味気ないというか(笑)
無意識やチャイルドに聞いて決断する方法
さらには、パーツ心理的なことであれば、、、無意識の部分の想いにアクセスする。
深い部分やチャイルド的な部分に聞くと、、、大体が「怖い」「不安」みたいなことが多いです。
そうすると挑戦する決断は先送りになります。
もしくは「楽しそう」というチャイルドの部分、、、この部分だけだと、突っ走ってしまいそうです。吟味する必要もありそうです。
「楽しそう」だけで決めていい選択もそれなりにあると思います。その見極めを知ることではないでしょうか。
大人の意識の部分で決めるやり方
では意識の部分にアクセス?
この部分は生育歴とか社会的な影響を受けている自分という部分。
あれやこれやと言い訳とかも出てきそうです。
今の世の中は、、、とか。過去には〇〇だったなとか。
社会に影響を受けている部分もあるし、論理的に考える自分とも言えそうです。
意識と無意識の葛藤と解消して決めるパーツ心理学的な方法
意識と無意識のパーツ、両方に聞いてみる方法もありますよね。
心理カウンセリングの現場では、このような意識と無意識の葛藤を解放する時もよくあります。
大事な決断でも、意識と無意識の部分に耳を傾けることが大事そうです。
大人の意識の部分は「やりたい」、、、でもこども的な無意識の部分は「でも、怖い」、、、
というようなことよくあります。
無理やり大人的な部分だけで決めると、無意識のこどもちゃんが、すんごい抵抗します。
せっかくやると決めたのに、全然必要な行動ができないとか。
やると決めたのに、寝れない、食べれない、うつなどの身体の反応が出まくるとか。
だから、意識と無意識の部分の葛藤を解消するのが、「比較的」よりよい方法でもあります。
でも、もっと効果的な方法があります。それをお伝えしていきますね。
リソースフルな自分に聞いて決める方法
私も大事にしている方法なのですが、、、
「リソースフルな自分にも聞く」そうそう。言い換えれば、、、
「揺るぎない自分」「何ものにも影響を受けていない自分」というようなことです。
あとは、「中心とか、コアな自分」この辺にアクセスして、感じてみて決めるのがいいですね。
さらに大事なのはここからです。
「揺るぎない自分」だけで決断をしない
揺るぎない自分に聞くこと、、、悪くなさそうですよね。
えっ、って感じですよね。
大事なのは、揺るぎない自分で「も」決める、ということです。
簡単に言うと全てのパーツで決めるということです。
臨床的に言うと「脳内会議や〜」みたいなことです(笑)
ポイントは、さっき言った
「コアな自分」「揺るぎない自分」がリーダーシップを取ること。その会議で。
でも他のパーツさんに偉そうにしてはダメですよ(笑)
上から目線の上司みたいに。
リーダー的なパーツが全てのパーツと対話して最終決断をする
色々方法はありますが、1つは、リーダー的な自分が、、、一人一人のパーツさんと対話をするということです。
例えば、チャイルド的なパーツが不安がっているなら、「不安だね〜」ってやる。
臨床の現場でクライアントさんにはやってますよね。自分の時も同じです(笑)
あとは、どんな目的で不安になっているのか? 何が必要なのか?
みたいなことに寄り添ってあげる。
他の例は、「思考のパーツ」とか「管理者的なパーツ」とか、この辺も不安とか色々考えてると思います。
そして最後にみんなに寄り添いながら、「揺るぎない自分」がみんなと一緒に決断する流れです。
このようなパーツ心理学的な選択の方法は、冒頭にお伝えしたAutonomous(主体的)と言えるのではないでしょうか。
自分の大人の部分、こどもの部分、論理的な部分、みたいな自分の一部だけで決めるは、本当の主体性ではない気がします。
自分の全ての部分(パーツ)で決めるのは、本当の自由なのかもしれません。
後悔のない選択になる
そんなように大事な決断をすると、、、失敗しないと思います。
というか、決断したことに着々と取り組めるようになる。
後悔も少ないだろうし。
このようにパーツさんに耳を傾けることで、それぞれのパーツが抵抗しなくなるということ。
このような選択の仕方は頭でわかるのは簡単かもですね。
でも難しいのです。
だって、時間をある程度かける必要がありますよね。
日常生活を忙しくやっていると「意識」の部分が強くなるし、なんとなくの流れで決めてしますこともあると思います。
そして、何となく後回しになって、ズルズル先送りというような流れになる。
人生において大事な決断を失敗しないために
人生において大事な決断をする時は、そう何度もありませんよね。
そして、何の決断かによりますが、人生を大きく左右するものもありますよね。
恋愛、仕事、結婚、出産などなど、一度決めると、簡単にやり直しがきかないものもありますよね。
だからこそ、人生の大きな決断は、しっかり自分の中のパーツたちと時間をとって向き合ってみませんか?
最後に、補足ですが、人生の大事な決断くらい大きなことでなくても、
日常的な選択でも、このようなパーツ心理学的なアプローチは使えると思いますよ。