セラピー犬としても頑張ってくれてた、ウチの愛犬ノームちゃん。
末期ガンが発覚。
実は、数ヶ月前に胸にガンが見つかりました。
大手術で切除できたのです。
そのまま改善していく⋯⋯そんな流れだったのです。
が、なぜか、先日の診察で⋯⋯ガンが転移。
「肺の末期ガン」「あと1〜2ヶ月」「もって3ヶ月」
ガンだけに、ショックでガーン!(笑)
ノームちゃんは若干9歳。
人間で言うとまだ40代後半とか。
なぜそんな若くしてガンになるのか?
ノームちゃんは、人間みたいに、甘いものも食べない
脂っこいもの食べない、お菓子も食べない、
運動もするし、睡眠も取るし、もちろん酒やタバコはやらない(笑)
なのに、なんで癌になるの?
そもそもノームちゃんはガンになる必要がなかった。
原因は彼女の幼少期に⋯⋯
ちょっとエグい話なので読みたい人だけどうぞ。エグい写真も出てきます。
コンテンツ
悪徳ブリーダーに虐待され続けた日々
ノームちゃんはいわゆる保護犬です。
悪徳ブリーダーのもとペットショップの犬を産まされ続けた。
しかも最強に悲惨な環境で。
狭いゲージに4匹とか入れられて。1m✖️1mに4匹だよ。まともに歩けないレベル。
人間で言うと、2畳の部屋に4人で生活。気がくるいますよ。
太陽を見ることもなく、散歩もできない。
それに、おしっこ、うんち、垂れ流し。
質の悪い食事。それを最低限だけ。水も汚い。
そんな環境でペットショップの犬(商品)をずっと産まされ続けた。
ペットショップ産業。何年か前に調べた時は、ほとんどがヤバイ。
ペットショップとか、そういうのがもう時代遅れ。禁止している国もある。
犬を飼うときは、ブリーダーや保護犬でお願いします。
犬の嗅覚は人間の何百倍。
だからノームちゃんがいた環境はもう地獄でしかない。
そんな地獄の生活を2年も3年も続いたのです。
暑い日も、寒い日も、季節が何回も変わって。
こどもなのに、遊ぶこともなく、
よしよし、してもらうこともなく(泣)
無理やり交尾させられて、
妊娠、出産を繰り返し、2年、3年です。
レスキューされた時にはノームちゃんの体重は、
通常の半分。そして、髪の毛が伸びまくってうんちとオシッコまみれ。
もう⋯⋯怒りを通り越して⋯⋯気が狂いそうになった。
今でも脳裏に焼きついています。
興味のある人は検索してみてくださいね。色々出てきます。
でも世界観が変わるので気をつけて。
ガンになったのは自分のことしか考えてない加害者のせい
加害者がいる。支配する、利益を得る、搾取する。
こどもへの虐待、動物への虐待、同じ構造。
ノームちゃんガンになる必要がなかった。加害者のせいなのです。
ペットショップ業界という構造が生んだ、無実な被害者なのです。
ノームちゃんはウチに来てからは、たくさん愛情を受けたし、
日本一の健康住宅に住んで、オーガニックの食事をとっていた。
ガンとは無縁の生活です。でも、若くしてガンになる。もう間もなく死にます。
こんな卑怯なことある? こんな無念なことある?
ガンが出来た場所が「胸」なのです!
ガンができたのは「胸」です。興味深くないですか?
無理やりこどもを産まされ続けた。
ノームちゃんは産後も少ない食事で
ほとんど出ないお乳を、こどもたちに無理やりあげ続けたのかなぁ。
想像するだけで、泣けてくる。
そのうちガンが「肺」にも転移しました。
なぜ肺に転移したか? そりゃクソ悪徳ブリーダーの元で
臭いところに閉じ込められてたから、息苦しかったんだよ。
それもあるし、ノームちゃんは神経系的には過覚醒でサバイバルしてきたんです。
呼吸を浅くして。ハアハア息をして。戦ってきたのです。
家にきて最初数年は、とても過敏だし、かなり過覚醒でした。
その後、だいぶ良くはなったけど、幼少期の体験があまりにもエグかったのです。
そういう意味では呼吸器にも負担だったのでしょう。だから肺がんなのかな。
残りたったの1ヶ月、2ヶ月、やれることはやって見送ってあげたい。
愛犬ノームちゃん、懸命に生きてます!
愛犬ノームちゃん……死にそう。
毎日懸命に生きてる。「末期の肺がんです」
あと1、2ヶ月、もって3ヶ月、そう言われてから……
6ヶ月経っても生きてます! どんだけ強いんだ!(笑)
毎日苦しいけど戦ってる。
ノームちゃんのそんな姿を見て、世話をして、考えさせられてます。
命って何? この人生で何をしたいの?
考えてるより、体験させられてる。
肺がんなので、呼吸が辛いのです。ぜぇぜぇいながら呼吸してる。
そんな姿を見て苦しくなる。でも、自分が呼吸できてることのありがたさも。
ノームちゃんが懸命に1mを歩いて、水を飲みに行ってる。
水を飲んでからその場で、崩れ落ちるんです。
もう言葉になりません。
目の前で子供が苦しんでいる、死んでいくのです
ノームちゃんは私にとっては子供みたいな存在。
その子供が目の前で苦しんでる。懸命に生きてる。死んでいく……
もう知的には、理解できない。まさに体験させて頂いてる。
一緒にいるシルフ君が見守ってくれてる様子。
⬇︎
ポムが亡くなった時も最後は病気だったので、
そのことがフラッシュバックしてくる。
犬たちは私に教えてくれる。体験させてくださってる。
命って大事なんだ。生きてることって素晴らしい。
そして想う。「自分の生きた証を残す」
心理セラピーを提供する! 心理セラピストを育てる!
そうすることで、そう生きることで、世の中が1cmでもいい方向に行ったら……
一人でも「ありがとう」そう想ってもらえたら……
自分の生きた意味があったのかと想ったりする。
「人生の意味」「自分の生きた証を残す」何となく書いてみたけど、
そんなもんに答えはないよね~
ただ 問い続けるだけ。ただ もがくだけ。
しっかり最後まで、命と向き合っていくことは覚悟してるつもりです。
ノーム今までありがとう!
最後は寝たきりの生活でした。ご飯少しだけ食べてくれたり。
呼吸が苦しそう。
とにかく生きてる。
もがいてる。必死。
そしてある時に、旅立つ日がやってきた。
最後息を引き取る瞬間まで一緒にいられた。
見送ってあげることができた。
お疲れさま。
もう十分だよ。
悲しみ、安堵、もうよくわからない感情が。
人間に酷いことをされて育ったノームちゃん。
人間嫌いでも自然だと思う。
最後は人間もいいとこもあるじゃんって
少しは思ってくれてたりするのかな⋯⋯
今までウチにいた歴代のセラピー犬たちの紹介
過去に沢山のワンちゃんたちを見送ってきました。
もう旅だった⋯⋯
ポム、トム、ノン、ソラ、ノーム
今いる、ソウル、シルフ
みんなのことを紹介した記事がサイトにあります。
そして、なぜトラウマセラピーにはドックセラピーなのか?
よかったらどうぞ
⬇︎
https://pomupomu.info/dogtherapy/