池見先生の無料動画あり。
フォーカシングって
どんなセラピーなのか?
イメージしやすい
ことを目的にお伝えしますね。
フォーカシングに向いている人
そうでない人、
トラウマ症状がある人は
要注意です。
コンテンツ
池見陽先生のインタビュー動画(無料)
第一人者である
池見先生にインタビューを
させて頂く機会を頂きました。
池見先生の印象は、
話をしていると、
どんどん知的な好奇心が湧いてきます。
斬新で、独創的な
ことを語られます。
その他、2名の第一人者の
心理療法家と共に、
インタビュー、対談を
動画にさせて頂きました。
こちらより今すぐ視聴できます。
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フォーカシングは自分の内側の感覚に寄り添う
フォーカシングは、
体の感覚にアクセスする心理療法でもあります。
身体志向という意味で
ソマティックなセラピーとも言えます。
日常の生活で、
抱え込んでいるストレス。
何かを我慢したり、
強張らせたり、
感情を押さえ込んだり、
体はこのような感覚を
常に感じているのです。
ただ、日常生活では
色々言わなければいけなかったり、
行動することを求められます。
そして、その時に
感じていた感覚を見逃すことがほとんです。
最近のこともそうですが、
過去の傷つき体験なども
体に感覚として残っています。
その深い部分に
アクセスする方法が
ソマティックなセラピーです。
その1つがフォーカシングということです。
フォーカシングを実践する方法
実践する方法として、
一人でゆったりと座って、
瞑想するように体に意識を
向けてみることもできます。
ただ、フォーカシングや
セラピーのいい部分がこれでは
反映されません。
というのは、
カウンセラーがガイドすることで
より深く、楽に感覚にアクセスできます。
例えば、
ヨガでも一人で
何となくやるのと、
ヨガの先生に
ガイドしてもらいながら
やる方が、しっかり出来ますよね。
なぜフォーカシングをすると精神的に苦しい、難しいと感じるのか?
フォーカシングなどの
セッションをすると、
体を感じることが苦手な人は、
難しい、苦しいと感じることがあると思います。
現代人は、忙しい毎日仕事しながら
体の感覚を感じることがとても難しいです。
過去に傷つき体験や
トラウマ体験があると、
体を固めて、
ある意味、強迫的に
行動したりすることで
そのような「嫌な体験」を
感じないようにしているのです。
だから、感じれないことは
悪いことでも、いいことでもないのです。
意味があってそのような状態になっている。
体の上半身、胸、お腹あたりに
意識を向けても
何も感じないことが多いです。
繰り返しやれば
感じれるようになる場合も
ありますが、
まずオススメなので、
ゆっくり歩いて、
足の裏を感じてみる。
もしくは、手をグーパーと
握ったり、開いたりすること。
さらには、ゆったりと
体を感じながら
ストレッチをする。
この辺をやっていくと、
ある程度、感覚に意識を
向けやすくなります。
原理原則は、
足とか手とか、
末端から感じていく。
そして、少しずつ
内側に意識を向けていく、
ということです。
フォーカシングとマインドフルネスの違いは?
この2つの違いを
学術的に語るつもりはありません。
ただ、両方とも同じようなものです。
言い換えれば、
マインドフルネスを
取り入れた心理療法がたくさんあります。
その中の一つが
フォーカシングということ。
マインドフルネス志向の〇〇セラピー。
こういうのが最近
どんどん増えてきています。
それは、日常会話のように
ペラペラ喋るようなセラピーが
あまり効果がないことが
わかってきたからではないでしょうか。
静かで、深い部分(体)に
アクセスするからこそ、
深い部分を変容できる。
日常の様々な問題は、
深い部分が原因になっていることが
ほとんどですよね。
大事なのは、
その深い部分に
マインドフルネス的に
ガイドしてもらうことなのです。
フォーカシングの原理と技法
原理や技法は
沢山あるのですが、
基本となるものを
いくつかご紹介します。
技法の定義というよりは、
フォーカシングって
どういうものというのが
伝わればという想いでお伝えしますね。
フェルトセンス
簡単に言うと、体の感覚のこと。
内側に意識を向けていると
例えば、
「胸のあたりがモヤモヤする」
「お腹のあたりがぐるぐるしている」
みたいなことです。
フェルトシフト
その胸のモヤモヤに
意識を向けていると、
シフトしてくることが多い。
変化してくるということ。
その変化した感覚に
意識を向けていくと
さらに変化することもあります。
ハンドル表現
その感覚に名前をつける
ことをハンドル表現と言います。
「ゲジゲジ」
「圧迫感」
というように。
そのようにしてると、
段々と紐解けてくることがあります。
例えば、
何となく落ち着かない
感じがあるとします。
セラピストにガイドしてもらい、
体に意識を向けていると
お腹のあたりに違和感がある。
そこに意識を向けていると
今度は、胸の方に移っていく。
そこに意識を向け続けると、
胸が詰まっている感覚がある。
そこに名前を付けると、
「重圧」
そうこうしてくと、
この重圧が、
上司からの期待の高さで
あることに気づく。
気づいて
セラピストと色々話していると
胸の重みがそっと軽くなった。
まあ、ちょっと単純化しすぎた
例ではありますが、
伝われば幸いです。
クリアリング ア スペース
日常生活、
忙しい毎日に頭がごちゃごちゃしますよね。
それを整理するための
技法でもあり、
これをすることで
日常的なことを整理して
より深い所にアクセスできる
ということもあると思っています。
内側にただ意識を向けると
色々出てきます。
感覚やイメージなどです。
それを、例えば、
簡単に絵に書いていく。
そして次に出てきたものを
また絵に書いていく。
もしくは、出てきたものを
どこかの空間に置いてみるなど。
家の空間、
今いる場所の空間。
地球のどこか。
そうしていくと
どんどん落ち着いてくる自分に
気づいたり、
新たな発見があったります。
創造性を発揮して
やると興味深いです。
他にも沢山の技法が
ありますが、
本1冊になりそうなので、
この辺で(笑)
他の技法については
ここからは、
フォーカシングの提唱者や
どんな人に向いているのか?
をお伝えしますね。
ユージン・ジェンドリン(Eugene Gendlin)が生み出した心理療法
この辺の情報は
ググれば沢山出てくるので、
さらっといきます。
フォーカシングは、
ユージン・ジェンドリンが
提唱した心理療法です。
哲学者でありながら、
人間性心理学の来談者中心療法の
カール・ロジャーズに学ぶ。
池見先生も
おっしゃってたのですが、
フォーカシングは
大学で教えている人たちを
中心に広まった傾向があります。
日本でも大学の先生が
フォーカシングを教える。
そうすると
学生、院生も
フォーカシングを研究したり
のちに教えたりするようになる。
ソマティックなセラピーの
中でも、その傾向が強いです。
ジェンドリンが
哲学者、大学に身を置いて
いたからというのもあるのかもですね。
フォーカシングは効果があるのか? 建設的批判
効果があるのか?
まあ、いい効果は色々ありそうです。
ただ気をつけてほしいのは、
重いトラウマ、
離人感、解離、過覚醒が
強い場合は、
内側の感覚に意識を向けるのは
避けた方がいいです。
ある程度、
そのような状態が落ち着いてから
やることをオススメします。
だから、ある程度
心の健康度が高めの人に
向いていると思います。
残念なのは、
重いトラウマがあったり、
体を感じるのが苦手な人が、
せっかく興味を持ったのに、
フォーカシングをはじめ、
ソマティックなセラピーを
体験したり、
学ぶことを、
断念されることがあることです。
これは非常にもったいないです。
少しずつ
固まった体をほぐしていくように
感覚にアクセスできるように
促してくれる人がいれば、
受ける恩恵は
たくさんあると思います。
お伝えした、
グラウンディング、
手のグーパー、
軽いストレッチ
みたいなことが
やってみてくださいね。
そして、
体の感覚の探求をどんどんやっていくと、
自然体で
楽になっていくことを感じれると思いますよ。
うつ、不安、過緊張、強迫、トラウマ
さっきもお伝えした通り、
このような状態にある人は、
まずその症状を
落ち着かせましょうということです。
例えて言うなら、
サッカーをうまくなりたいとします。
トラウマ症状があるというのは、
足を捻挫している状態と言えるかもしれません。
フォーカシングや
その他の内側の感覚に意識を
向けるソマティックなセラピーは
捻挫した状態で
走ることをするようなものです。
そりゃ、
苦しいし、
痛いわけです。
そのようなことを
わかっているカウンセラーが
もっと増えてほしいと思ってます。
捻挫をある程度、
改善すれば、
どんどん走れますよね(笑)
最後に、無料で
第一人者の池見先生の
インタビュー動画で観れます。
今回の記事をベースに
視聴すると、
より新たな気づきがあると思います。
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