心理系、医療系、福祉系、教育系、ボディー系の対人支援者へ。
私たちも過覚醒で忙しい社会を生きてますよね。
そんな中、どのように大事な身体の一部である目と付き合っていけばいいのか?
対人支援をする時に、効果的な目の使い方もあるので、お伝えしますね。
コンテンツ
現代人は目を酷使しすぎだよ〜!!!
朝起きて、夜寝るまで、
画面を見てる時間が多すぎる。
私はスマホの使用時間は1日1分。
1日1回連絡があるか確認するだけ(笑)
ほとんど連絡ない。
でもパソコン画面は、かなり見る。テレビ画面も。
仕事の時も、学ぶ時も、映画を見る時も、ずっと目を酷使してる。
今もパソコン画面を見ながら、これを書いてる(笑)

もちろん目を休めたり、家事をしたり、犬の散歩したり、
サウナや銭湯に行ってぼーっとしたり、画面を見ない時間も大事にしてる。
でも、昔の人に比べたら、何してんねん!って突っ込まれる。
目さんが喋れたら⋯⋯朝から晩まで、酷使しやがって!
ブラック企業かっ! って怒られる。
朝から晩までスマホだと、ちょーブラック企業(笑)訴えられる。
目を物のように扱ってる私たち
目の寿命は酷使すると60年とか聞いたことある。
目は剥き出しの臓器でもある。
大事に大事にケアしてあげたいと思う。
みんなで画面外し運動! どうでしょう?
20分に1回は画面から目を離す。
まずは5秒でもいいじゃん。10秒でも。
目を閉じるのも。
部屋の周りを見るのも。
オリエンティングだよね〜
さあ、今やってみましょう。
ちょっとだけ目を閉じてみる。
目さんは普段から頑張ってくれてる。
少しだけでも目を休めるという、寄り添う行動をすると、
許してくれる気がする。
喜んでくれる気がする。
メルマガ読者さんの感想
目をいたわるには、どんなペースで仕事をするかという根本的なテーマもからみますね。どんどんやりたいパーツさんが、負荷にさらされるパーツさんとどう折り合いをつけていくのか、ということでもあるような。旅行に行くにしても、あちこち行きたい元気な人と、疲れ気味な人が含まれるメンバーで、どう予定を組むか、みたいな。
私は小学校時代から、うつ病だったと思っているので、元気な人たちや、それどころかテンションが高い人たちが幅を占める世の中で、誰にも知られないまま苦しんできたと言えます。考えてみたら、活動性の高いパーツさんと、そうはいかないパーツさんというテーマは、身につまされる話だなあと思いました。
50年前は、パソコンもなければ夜中はテレビは砂嵐だし、夜更かしする人はラジオを聴いていた時代でした。24時間営業の店もありませんでした。とくだん意識しなくても、まだしも神経のリズムが乱されにくい環境だったのでしょう。
今や社会全体が常に活動していて覚醒度を高める環境なので、自力で覚醒度の調節をしなくては心身に不調をきたしてしまうという、おかしな事態になってますね。そういう自覚を持つこと自体が大切で、現代人に必要な心理教育と言えそうです。
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この頂いた感想をもうちょっと解説しますね。
目を酷使したり、頑張りを緩めるのは、楽に支援者をやる上で、とても大事
酷使せずに、頑張りを緩めるのは、めっちゃ難しい。
そんな中、総合トレーニングに参加中のメンバーが、いいアイディアをくれた。
目を酷使したり頑張るのを緩めるには⋯⋯「パーツ心理学」
「頑張りたいパーツ」と「緩みたいパーツ」この2つに寄り添うこと。

おー! まさに〜!
わかってるようで、わかってない、見落としやすいポイント。
こういうことです。
目を酷使するのを減らそう〜
頑張り過ぎるのを緩めよう〜
そう意識することは大事だけど、それだけでは緩まない〜
そんな簡単なことだったら、すでに緩んでる〜!(笑)
「頑張りたいパーツ」と「緩みたいパーツ」
両極のパーツです。
一人は外に遊びに行きたい!
もう一人は、家にいたい!
どうする?
体、1つしかないのよ〜!(笑)
頑張るパーツが強かったりするから、
緩みたいパーツが、イヤイヤ外に連れて行かれる(笑)
支援者さん達、と〜っても頑張り屋さん。
緩んでない(笑)
だから、楽になる秘訣は、
頑張りたいパーツと対話するのです。
パーツさん〜 ずっと頑張ってきたよね〜 頑張って何を達成したいの〜
みたいに問いかけて待ってみる。
そして、労っていく。
緩みたいパーツにも声をかけてみる。
そんなことを色々やり続けると⋯⋯
自然と頑張る時は楽に頑張り、休む時に緩めれる。時もある(笑)
すんげー過覚醒だったり、低覚醒だったりすると、もっと色々やることがある。
でも、頑張りたいパーツと緩みたいパーツ
寄り添ってみると新たな発見があるかも〜
葛藤の心理学
こちらの記事もオススメです。
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メルマガ読者さんの感想
両極を含めていろんなパーツがあることを認める、お互いを尊重する、それは今の社会が迫られているテーマと同じですね。
これまでマイノリティの立場だったり存在を認識されてこなかった立場の人も含めて(例えば犯罪加害者の家族)、多様性に気づきお互いを認めて尊重する、ということですよね。社会はいろんな人で構成されている、という常識的な話です。
それにしても、世の中、もっと活動量を減らしたらいいのに、とつくづく思います。京都はこのクソ暑い中、相変わらず外国人観光客がたくさんです。どうなってるの。こんなにも活動したい人が多くて、莫大なエネルギーを使って、どうなんだろうと思います。
地球が沸騰化しているのになお拡大的・躁的な活動をしているみたいなもので、いずれなんらかの形で地球規模で活動が落ちるフェイズに移るのでは、と思います。
エネルギー低い私のような人の思いは届かず、エネルギー高い活動的な人たちの影響力がどこまでも大きいですね。ばらばらのパーツさん状態で、対話になっていないとも言えます。
セッション中、相談者と話してる時、どのように目を使っていますか?
効果的な目の使い方を、お伝えします。
そのためにも今から実験しましょう。
読むだけじゃなく(笑)
あなたがいる今の空間で、何か1つ物を選びましょう。
机の上にある物、部屋にある物、何でもOK。
それを、しっかり見てみましょう。
めんどくさい人は、今これを読んでる、スマホでも、パソコン画面でもOK。
しっかり、集中して見る!

そうすると体はどうなりますか?
まず目に力が入るし、首がロックされる。
呼吸が止まる。全身に力が入る。
これって、すごくない〜!
だって、集中して見ただけだよ!
たった数センチの目だよ。
それが全身に影響を及ぼす。
もう一つ、目の使い方の実験
もう一度、同じ物を見る。
今度は、目を柔らか〜く、
ふんわり、その物を見る⋯⋯
ボ〜ッと見る。
1点に集中するのではなく、その物の周辺にも意識を向ける。
ふんわ〜り。
そうすると、なんということでしょう!
目の力が抜けて呼吸がゆっくり。
体にも力が入らない。

これこれ!
対人支援をする時、セッション中は、
こんな感じで、ずっと見る〜 ぼんやり見る〜
そうすると自分も楽〜! 相手も楽〜!
もちろん目だけでなく、体の色々な部位の使い方、意識の向け方、あるよね〜
でも、まずは、目から始める。
セッション中だけでなく、普段から、ぼんやり見てみよう〜
そうすると、しっかり観察できないと思うでしょ。
実は、ぼんやり目で、見ると⋯⋯
練習すれば、めっちゃ細かいことを観察できるんです!
しっかり見るよりも。
不思議〜!(笑)
ぜひ安全な場所で、試してみてね〜
運転中に試すのは、だめよ〜(笑)