3時間前の話⋯⋯
「葛藤について書こう!」そう思ったのでした。
いつもはスラスラ書くのに、全然書けない。
「葛藤」を書こう、そう思ったら、「葛藤」してもうた(笑)
今この瞬間も葛藤中!
ゔっ〜 葛藤について2時間も文献読んで⋯⋯
その後、1時間、ワンたちの散歩と家事。
3時間経っても、まだ決まらん(笑)
まあでも、このまま進めていきます。
葛藤しながらでも進んでいくと何か発見がある気がします。
心理学の「葛藤の世界」へ出発です。
まずは動画から
⬇︎
コンテンツ
臨床心理の歴史では葛藤は大事なテーマ
臨床心理学の世界では、葛藤ってめっちゃ大きいテーマ。
歴代の心理学者、ある意味、みんな葛藤について語ってる。
何らかの葛藤があるから、心の問題が発生するわけですよね。
言い換えれば、葛藤を解決できれば、ほとんどの問題は解決できます。
人はどのように葛藤するのか?
クルト レビィンさんに聞いてみよう。
Kurt.Lewin「カートレヴィン」なんと発音しにくい名前。でもかっこいい名前。
普通に説明してもオモロクないので、パーツ心理やソマティックを絡めていきますね。
レビィン先生による4つの葛藤パターン
レヴィン先生によると、4つの葛藤のパターンがあると言うのです。
最後の1つは他の人が発案したらしい。
では参りましょう!
① 接近ー接近
Aに近づきたい Bに近づきたい
例 EMDRも受けたい。SEも受けたい。みたいなこと。
両方やりたいんだけど、1つしかできない!
人が真ん中にいて、2つの+があるのです。
こんな感じ
+ 人 +
なんか贅沢な葛藤。
EMDRもSEも両方混ぜてやらんかい!というのは横に置いとこう(笑)
接近ー接近 これはトラウマ臨床では、そんなにないかな。
でも大事になってくるのが、接近ということ。何かに「近づく」ということ。
ここ以外に深い。あとで深めていきましょう。
次行ってみよう!
② 回避ー回避
この葛藤は、「嫌なもの」と「嫌なもの」どっちか選ぶ過程で起こるのです。
こどもの頃、「ピーマン」か「ニンジン」どっちか食べなさい!
という究極の2択。そりゃニンジンにするわ!(笑)
このような図式。
ー 人 ー
いや〜な究極の2択。
トラウマ臨床でも大事です。
この「回避」という概念。
様々なトラウマ的な刺激を回避しようとするのです。
そりゃ葛藤も起こるよ。
そして3つ目、3つ目⋯⋯
ん? なんか思いません?
3つ、4つ、5つ、7ステップ、
こういうの途中で飽きてきません?
3つ目くらいでボーッとしてきますよね(笑)
大事なことを後半にお伝えしますので、
3つ目、軽くいきますね。
③ 接近ー回避
近づきたいけど、逃げたい、という葛藤。
例「チョコレート食べたい!」でも「太っちゃう〜!」
意識と無意識の葛藤でもあります。
「幸せになりたい」でも「怖い」
ようやく心理っぽくなってきた(笑)
図で表すと⋯⋯
± 人
人がいて、1つのことにプラスとマイナスがある。
続いて4つ目。ふ〜しんど!
3つが限界なのに、4つ目ってもう無理!(笑)
あと1つです。
④ 接近ー回避 2つ
図で表すと
± 人 ±
例 田中さんとお付き合いしたい。
お金持ってるけど、性格悪いのです。
もしくは、
鈴木さんとお付き合いしたい。
お金持ってないけど、性格いいのです。
なんだこの変な例(笑)
ここまでをまとめると
+ 人 + 接近ー接近
ー 人 ー 回避ー回避
± 人 接近ー回避
± 人 ± 接近ー回避 2つ
ここからが大事なのでお付き合いください。
「近づく」「離れる」と葛藤の関係性
接近と回避、言い換えると、
近づく? 離れる? ということです。
これが日常生活で、いつも起こっているのです。
あの人にメールしよかな? やっぱり、やめとこかな? みたいな。
次に、この「近づく」と「離れる」は何に影響されてると思いますか?
欲求です。
あーしたい。こーしたくない。
心地よいものを求め、痛みを回避する、という欲求がある。
だから、ここまでをまとめると、
葛藤に関係する概念たちは⋯⋯
「近づきたい」
「離れたい」
「こうしたい」
これを掘り下げていくと、どこに辿りつきそうですか?
これって「母ちゃんとの関係」ですよね。
「お母さ〜ん、ハグして」「お母さ〜ん、ヤダヤダ」というように。
なぜ私たちは、余計な苦しみを生み出す葛藤を抱えているのか?
過去の愛着関係が影響しているのです。
過去のトラウマが影響しているのです。
生きていれば、ある程度の葛藤は自然です。
でも、強烈な葛藤、苦しすぎる葛藤、
この辺は愛着とトラウマの歪んだものからくるのです。
心理の現場で応用できること
「近づきたい」「離れたい」「こうしたい」
これらは心理の現場で大事な概念になってきます。
葛藤を抱えている相談者がいたら⋯⋯
というか全ての相談者の⋯⋯
「近づく傾向はどうか?」
「離れる傾向はどうか?」
「本当に求めているものは?」
その辺に支援者が意識を向けていきましょう。
人に対して、どのように近づいたり、離れたりしているのか?
物事に対してはどうか?
過去のトラウマに対しては?
依存的なものに対しては?
心地よいものに対しては?
支援者に対しては?
様々なことに「近づく」「離れる」があるのです。
なぜそもそも人は葛藤するのか?
人には、こうしたい! という欲求がある。
特に人間には山ほどの欲求がある。
それが原因で世界で色々起こっている⋯⋯
ということを語りたい、私の欲求は横に置いときます(笑)
心理の世界では、マズローの欲求5段階、
ヘンリー・A・マレーの欲求リストも有名ですよね。
「こうしたい!」そんなのが強いから
「近づいたり」「離れたり」毎日の生活でやってるのです。
これが葛藤。
でもここで思うんです。
葛藤の説明、これで本当にいいんだろうか?
そんな疑問が⋯⋯
葛藤が⋯⋯(笑)
葛藤の概念に革命をもたらした〇〇とは?
葛藤をもっと掘り下げれるのかも? なんかピンと来ない?
そうやってもがいていると、あることに気づきました。
〇〇こそが葛藤の概念に革命を起こしたんじゃね!?
というように。
〇〇とは⋯⋯
パーツ心理学です。
だってパーツ心理学では、こう説明するのです。
私たちの内側にはパーツさんがいる。
そのパーツさんは、ひとりの人のような存在。
パーツさん達は、名前があるし、思考もする、苦労も抱えている、
好き嫌いもある、役割も背負ってる、愛情もある。
そんなパーツさんが、まるで現実社会の人間関係のように、
いがみあったり、協力しあったり、
色々な想いを持って存在しているのです。
影響しあっているのです。
この内的なパーツさんたちの
いがみ合い⋯⋯ ネガティブな関係性⋯⋯
それこそが「葛藤」なのかもしれない。
これって従来の心理学言う葛藤とは違いますよね。
こう思う自分もいれば、あー思う自分もいる。
そこを解消しましょう、これが従来の心理学。
でもパーツ心理学は、パーツたちの対話を進めていくのです。
現実社会で人と人が対話するように。
これは革命的なアプローチですよね。
もうちょっと続けますね。
内的な緊張を対話でほどいていくのがパーツ心理学
パーツさん同士は協力しあってる時もあるけど、
関係が気まずい場合もよくあるのです。
例えば、自分の置かれている環境をコントロールしたいパーツさんがいます。
そのパーツさんは、新しい挑戦をしたくないのです。怖いから。
でも同時に、成長したい! 冒険したい!
そう思っているパーツさんも存在します。
これってお互いに対話をしないと、葛藤状態なわけです。
こういう葛藤は心理の現場で毎日のようにあります。
そんな葛藤を解消していくのがパーツ心理の役割。
あなたの内側に存在するパーツさんたち⋯⋯
調和していますか? 葛藤していますか?
支援者の皆さんが先頭に立って、
自分の内的なパーツさんを解放していきましょう。
葛藤を再構築する
もうちょっと広く定義すると、内的なパーツさんの、
生き様、存在価値、それぞれの関係性、その活動こそが
「葛藤」ではないでしょうか?
現実の世界で起こっている壮大な現象ありますよね。
人間、動物、自然、社会、美しくもあり、ドロドロもしている、
そんな世界が「内的」にも存在しているのです。
そうです。今これを読んでいるあなたの内側では、
壮大な現象が起こっているのです。
壮大な物語。その物語のタイトルが「葛藤」なのかな⋯⋯
今すぐ学べるパーツ心理学のオンライン講座
あなたの内側で広がる壮大な物語にお連れします。
登場人物の紹介です。
主役: あなた!
あなたが、た〜くさんのパーツさんに出会う冒険が始まります!
悟空みたいに、ルフィーみたいに仲間に出会っていきます。
仲間たちの紹介:
リソースのパーツ
好き嫌いのパーツ
男性性女性性のパーツ
痛みコリのパーツ
右左のパーツ
トラウマ記憶を抱えたパーツ
意識と無意識のパーツ
光と影のパーツ
人格のパーツ
ただ出会うだけでなく、
対話して、理解し合って、解放していくのです。
そうすることで、あなたが支援する人にも楽になっていただけます。
そんな冒険をしてみませんか?
船が出港しま〜す(笑)
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